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2014年4月21日 (月)

平成25年産米の産地別契約・販売状況

平成25年度産米産米の産地別契約・販売状況(うるち米、平成26年2月末現在)」が平成26年(2014年)3月28日(訂正版が4月7日)に、農林水産省から発表されました。従来から公表されていた、いわゆる「米の相対取引情報」の詳細版に当たります。

報告対象業者は、「全農、道県経済連、県単一農協、道県出荷団体(年間の玄米仕入数量が5,000トン以上)、出荷業者(年間の直接販売数量が5,000トン以上)」なので、相対取引が米の流通の大部分を占めているとはいえ、消費者や料理屋などが農家から直接に買い付ける「直販流通分」は含まれていません。特定産地の味の良い銘柄米や、安全が計測保証されているような種類の米は、農家とエンド消費者・料理店などとの間で流通経路が確立されています。

僕の知る範囲では、直販ルートに乗っている北海道の米は非常に少ない。一方、新潟各地の「コシヒカリ」を直接に購入している人は多いし、山形の「つや姫」も、たとえば北海道の「ゆめぴりか」とは流通チャネル戦略が違うので、ここに現れる数字だけでは焦点を絞った競合分析はできません。

しかし、この資料は貴重で、たとえてみたら、特定分野におけるすべてのメーカーの家電や電子機器の仕入れ・販売・在庫状況を、主要な一次卸店全部に報告させて、それを一覧表にまとめて公開しているのとほぼ同じだからです。

いくつかのお米の状況を眺めてみます。

◇北海道「ゆめぴりか」
・集荷数量: 54,700トン
・契約比率(契約数量/集荷数量): 88%
・販売比率(販売数量/集荷数量): 45%

◇秋田「あきたこまち」
・集荷数量: 236,100トン
・契約比率(契約数量/集荷数量): 75%
・販売比率(販売数量/集荷数量): 33%

◇山形「つや姫」
・集荷数量: 31,000トン
・契約比率(契約数量/集荷数量): 74%
・販売比率(販売数量/集荷数量): 48%

◇新潟(コシヒカリ魚沼)
・集荷数量: 23,500トン
・契約比率(契約数量/集荷数量): 72%
・販売比率(販売数量/集荷数量): 54%

かつての松阪牛ではありませんが、市場に出回っているある銘柄米の合計が、この表の集荷数量や販売数量を相当に上回っているなどという変な状況も、見つけ易くなるかもしれません。

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