リラ冷え
桜の時期は花冷えですが、札幌だとリラ冷えです。先週の金曜日(16日)からライラック祭りが始まりましたが、その途端にリラ冷えです。急に寒くなり、外は薄いコートがないと歩けない。
なぜはわかりませんが、リラ冷えというがライラック冷えとは云わない。ライラック祭りというが、リラ祭りとは云わないようです。ライラックは札幌市の市の木。市の花はスズラン。
リラはフランスでのこの木の呼び名で、その英語名がライラックです。フランスで「リラの咲くころ」と云うのはいちばん気候の良い時期のことだそうですが、緯度の比較的高い、湿気のない札幌だとその気持ちが手に取るように実感できます。札幌ではライラックは、桜のように、遊歩道や舗道や公園になんとなく勝手に(と見えるような雰囲気で)植えられており、この時期から紫や濃淡の様々なピンクや白の花を咲かせます。
朝一番の集荷に十分に間に合うように先週の土曜の早朝に郵便物を近所のポストに投函しに行った帰りの、柔らかくて冷たい雨の中の近所のライラック(リラ)です。写真のリラは花が早い方ですが、まだ蕾も見えないのが何十本もあったので、桜と同じで早咲きから遅咲きまで比較的長い間楽しめます。
VOR(ヴォイス・オブ・ロシア)日本語版ウェブサイトを斜め読みしていたら、写真記事のコーナーに「ロシア ライラック満開の季節到来!」というのがありました。ロシアは東西南北にとても広いのでロシアのどのあたりでライラックが満開なのかわかりませんが、イギリス、フランス、札幌、それにロシア(のどこか)でこの季節にライラックの色と香りを愛でている人たちが大勢いるらしいことはわかりました。
花の雰囲気の比較のために、VORの5枚組の写真 (photo: VOR/ Daria Gribanovskaya) の中の1枚を勝手に借用させていただきます。
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