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2014年7月31日 (木)

北海道で作っている、もともとは暑い場所・暖かい地域の農産物

もともとは寒い北海道での栽培に向いていない農産物の代表はお米でした。寒さに強い品種の開発・改良で生産が可能になり、その点はご同慶の至りなのですが、当時の北海道産米は「猫跨ぎ(またぎ)」と云われたらしい。まずいので猫も跨いで通り過ぎる、という意味です。

その後「きらら397」が開発され、都市圏の業務用市場を席巻しました。現在は「ゆめぴりか」や「ななつぼし」がマーケティング活動にも支えられて地元の北海道と首都圏の消費者市場に浸透しています。

マンゴーは、以前の経験では、台湾から東南アジアにかけて幅広く栽培されてはいるが、とくにおいしいとは感じられない果物だと思っていました。しかし、宮崎で格別においしい種類が開発されブランド商品になり、果物売り場の一番いい位置に鎮座しています。最近は宮崎とはずいぶんと気候のちがう北海道でも、高級マンゴーが温室栽培され始めています。

北海道は各地で高級メロン・おいしいメロンの生産と流通のノウハウがあるので、高級マンゴーと聞いても驚きませんが、そういう高級マンゴーに高いお金を払いたいとは思わない。

サツマイモは薩摩イモで、リュウキュウ(琉球)イモとも呼ばれます。北海道でもそういう生まれ(DNA)のサツマイモが作られています。しかし、北海道のマンゴーを口にしたいと思わないように(これはお金が理由)、北海道産のサツマイモをわざわざ食べたいとも思わない(こちらは、実際は食べたことがないのでいい加減な話になりますが、味が理由)。

話は夏野菜のオクラに飛びます。ハイビスカスというアオイ科の花をご存知ですか。すぐにハワイや熱帯・亜熱帯地方を連想する、あのハイビスカスです。オクラが実はアオイ科の植物で、つまりハイビスカスの仲間です。だからオクラの花には南国の雰囲気が漂っています。

日本でのオクラの主要産地は、鹿児島、高知、沖縄、宮崎、徳島といった暖かいところです。その他の地域でもそれぞれにいくぶんかは生産していて、北海道でもわずかな量を栽培しています(夏でもハウス栽培です)。写真は、撮影のためにお皿に並べてあるけれども、料理前の北海道(札幌近郊)産)のオクラです。北海道産のマンゴーもサツマイモも食べませんが、我が家ではオクラを含め北海道産の夏野菜には目がありません。

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ある植物が他の植物の仲間であるかどうかは、たいていは花を見るとわかります。オクラとハイビスカスの写真が手元にないので別のものを援用すると、たとえば下の二つの花は左の黄色いのがトマトで、右側の紫色はナス。お互いにナス科です。花の雰囲気がよく似ているのがお分かりいただけると思います。

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