夏の湿気と北海道仕様の体と野菜
体が北海道仕様になってきたと気づく時があります。
冬のマイナス5℃やマイナス六6℃では驚かなくなる。明け方にマイナス2桁まで冷えると、道路がアイスバーン状態になりますが、それにも慣れてきて、カバンを片手に凍った歩道を一定速度で歩いていけます。
しかし、そういうのはどちらかというとたいしたことがなくて、体が札幌に相当に順応してしまったと感じるのは、たまに経験する夏の湿気に耐えられなくなっていることを自覚するときです。
気温が30℃を何度か超えてもとくに暑いとは感じない。湿度が低いからです。樹や建物の影に入り、そこを柔らかい風が通り抜けると、ほとんどカリフォルニアの心地よさです。
だが、まれに湿度の高い日がある。湿度の高さだけは耐えられない。湿度に対する耐性がなくなっています。冬は雪だらけだけれど風に舞う小麦粉のようなパウダースノーなので、カラッとしています。だから、冬に湿度の高さで悩まされることはほとんどありません。
昨日は、前の夜から朝まで激しく降り続いた雨のせいか、ほとんど東京の梅雨の一日でした。空気が淀みべたっと体に貼りついてくる。(なお、今朝は、カラッと晴れています。朝のひんやりとした風が心地よい。北海道の朝です。)
そういうべたっとした日に、例えば東京からゴルフを楽しみに札幌近郊にやってきた人は、自分の不運を恨むことになります。僕も、以前、西日本からゴルフツアーにやって来て暑さと湿気のゴルフ場でうんざりした経験のある方に、面と向かって文句を言われたことがあります。「北海道って白樺がいっぱいあって涼しいんじゃないの?北海道に来た意味がないね。北海道では二度とゴルフをしないと決めた。」
しかし、このべったとした暑さと湿度は、家庭菜園の野菜にとっては歓迎すべき状態です。だから、毎晩、青紫蘇・赤紫蘇・バジル・ルッコラ・サヤインゲンの組み合わせに、切り口が楕円形の赤や黄色のミニトマト(ミニトマトはお店で買ってくる)を加えたサラダを楽しむことができます。
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