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2014年8月15日 (金)

カット野菜と「姥(うば)捨て山年齢・症候群」(2014年版)

二年ほど前(2012年12月)の「カット野菜と『姥(うば)捨て山年齢・症候群』」という記事で「カット野菜の売れ行きが好調で、売上金額は年に450億円。これは小売りチャネル経由の野菜売り上げの2~3%分。これからの成長余地もある。」という趣旨のことを書きましたが、カット野菜市場はその後順調に拡大しているようです。

「サラダ用カット野菜の市場は膨らんでいる。最大手のキユーピーによると2013年は前年比5割増の960億円。今年は1000億円の大台を超える見通しだ。」(日本経済新聞 2014年8月13日)

加熱調理用カット野菜とサラダ用カット野菜の違いにこだわらず消費者向けカット野菜としておおざっぱにまとめてみると、2011年のカット野菜の売上高が450億円、2012年は640億円、そして2013年は2012年の5割増しで960億円。たしかにこのニッチ市場は膨張しています。

カット野菜の主な購入層は、購入頻度で見ると(正確には、一週間に3回以上購入する人たちの年代別の割合で見ると)、圧倒的にシニア層が多い。毎日のように、あるいは二日に一度はカット野菜を買っている「カット野菜の固定客シニア層」、あるいは「前期熟年層の固定客」がいらっしゃるようです。

Kit Oisix

201408

「姥捨て山年齢・症候群」といういささかおどろおどろしい用語についてですが、毎日の野菜やおかずやご飯が、カット野菜や市販の総菜、あるいは宅配弁当などの出来合いに相当な程度で依存するような状態になることを「姥捨て山年齢・症候群」とぼくが勝手に呼んでいるだけです。実年齢と直接の関係はありません。

キャベツを一玉買っても食べ切れない、調理が面倒くさいし腐らせてしまう、ニンジンなどといっしょに切り刻まれたひとり分単位の袋詰めを買って食べる方が仮に加熱調理をする場合でも便利だ・合理的だと考えるのが「姥捨て山年齢・症候群」の特徴です。

それと反対なのが、キャベツはまるごと購入、5日間で片づけるとして、今日はサラダ、明日は蒸しキャベツを楽しんで、明後日は煮物、その次の日は他の野菜と一緒に野菜炒め、あるいは焼きそばの具、一部は浅漬けでいただくというスタイル。そのスタイルの人たちは、実際の年齢が何歳にせよ、「姥捨て山年齢・症候群」とは縁がない。

関連記事は、『聡明な女は料理がうまい』

サラダ用カット野菜に使う野菜は、おそらくは植物工場やハウス水耕栽培の葉物野菜(水菜・ホウレンソウ・ルッコラ・レタス・からし菜などのベビーリーフ)や発芽大豆、そしてミニトマトなどでしょう。無農薬栽培だし、栽培方法も工業製品の生産に近いので安全・安心ではあります。もっとも、露地栽培の旬の野菜がお好きな向きには歓迎されませんが。

露地栽培の旬の野菜だけを食べていた頃から、食べる野菜の主流がだんだんと通年栽培・ハウス栽培のものへと移行していくにしたがって、その栄養素がどう変化してきたか。「日本食品標準成分表」の簡単な時系列データをご参考まで。

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