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2014年8月 7日 (木)

世界のCO2排出量と地球の平均気温との相関、あるいは無関係

資源エネルギー庁からこの(2014年)6月に「平成25年度エネルギー白書 概要」が発表されました。グラフが多くてわかりやすい資料です。その中に<IEA「World Energy Outlook 2013」を基に作成>とコメントされたグラフがあり、この20年で経済活動や産業活動による世界のCO2排出量は大幅に増加したことがわかります。

赤の点線で囲われているのは、中国やインドなどのいわゆる「非OECD諸国」です。

Co2__h26

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第5次報告書「政策決定者のための要約」の主張(あるいは、政治メッセージ)を数行にまとめると、以下のようになります。

地上でも大気中でも海洋でも地球の温暖化が進行しており、このことには疑いの余地がない。人類の経済活動・産業活動によるCO2の排出が、1950年代以降の、この地球温暖化の主要原因であることは非常に高い確率(extremely likely: 95-100%)で確かである。

もしその通りなら、1990年から2011年にかけての世界の平均気温は、世界のCO2排出量の着実な増加にともない、きれいな上昇トレンドを描いているに違いない。

しかし、事実はどうもこの十数年くらいは世界の平均気温は上昇していないみたいなので、気象庁のホームページからデータをお借りして、その様子を折れ線グラフにしてみます。

19972013


信頼できるであろうこの二つのソースのデータを見較べると、ぼくの目には、世界のCO2排出量(この20年で1.5倍)と地球の平均気温(この十数年はほぼフラット)との間にとくに相関関係はない、両者はほとんど無関係のように映ります。

にもかかわらず、消費税の5%増税以上のCO2対策費用が使われ、火力発電のコスト試算にもその費用が組み込まれています。

関連記事は「地球温暖化対策の税金と改定ガス料金; 地球の気温とCO2排出量」、「IPCCの第5次報告書(政策決定者向けの要約)に関する雑感」、「原子力発電の好きな方が語った、原子力発電や火力発電の発電コスト」。

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