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2014年9月26日 (金)

北海道の「特用作物」

北海道・中央農業試験場のウェブサイトに「消えた(北海道の)特用作物」というページがあります。「特用作物」とは聞きなれない用語ですが、繊維や油、染料など工業原料となる「工芸作物」と、薬などの原料になる「薬用作物」の総称です。北海道の「特用作物」には以下のようなものがありました。時制はおおむね過去形です。

・亜麻(あま、用途:繊維、亜麻仁油)
 【註:麻(あさ)の一種、フラックス Flax、フラックスという草が布になるとリネン Linen、だから、亜麻(Flax)の種子を圧搾して得た油は亜麻仁油・フラックス油とは云うが、リネン油とは云わない】

・除虫菊(用途:蚊取り線香)

・菜種(なたね、用途:菜種油)

・薄荷(はっか、用途:はっか油、メンソール)

・ラベンダー(用途:ラベンダー精油)

・大麻(たいま、用途:繊維)
 【註】麻(あさ)の一種、ヘンプ Hemp。大麻は現在は妙な理由で、麻の国であるところの日本で栽培禁止になっている。麻は日本の文化なので日本に麻のつく地名、寺社名や人名は多い。奈良の當麻寺(たいまでら)、東京の麻布(あざぶ)、札幌の麻生(あさぶ)や大麻(おおあさ)、人の名字の麻生(あそう)など。

・苧麻(ちょま、用途:繊維)
 【註:麻(あさ)の一種、ラミー Ramie】

・いぐさ(用途:畳表)

・こりやなぎ(用途:籐製品)

・煙草(用途:タバコ)

・藍(あい、用途:染料)
 【註】札幌には「あい(藍)の里」という地名とJRの駅がある

・桑(用途:養蚕)
 【註】札幌に「桑園」という地域名とJR「桑園」駅がある

・みぶよもぎ(用途:回虫駆除薬)

・ホップ(用途:ビール)
 【註】現在はビール会社との契約栽培のみ

明治から昭和二十年代くらいまでは上述の「特用作物」は大規模に栽培されていたようですが、同一用途の化学合成品の出現、安価な輸入品との競合、需要そのものの減少、労働力不足などさまざまな理由で、昭和40年代以降は作付けがなくなるか、あったとしても非常に少なくなっています。

菜種、薄荷(はっか)や亜麻、ホップやラベンダーは現在でも商用目的や観光目的で細々と生産されています。それ以外には、「ひまわり」。「ひまわり」は日本各地で栽培されていますが、北海道の新しい「特用作物」として「ひまわり」を付け加えておきます。

この記事を書きながら気がついたのですが、「特用作物」であるところの植物に関するブログ記事がこの数か月間でいくつかありました。

・ 高オレイン酸タイプの「ひまわり油」のことなど
・ ラベンダー雑感
・ 北海道の亜麻仁油(あまにゆ)
・ 札幌の、繭(まゆ)と生糸と桑畑

我が家で栽培している植物は、青紫蘇・赤紫蘇・バジル・ルッコラ・ペパーミント・ミニトマト・サヤインゲンなど食べられる種類が多いのですが、食べられないラベンダーの鉢も花の観賞目的でいくつか並んでいます。ホップも夏の日除けとして育てたことがある。配偶者は何を思ったか、まもなく除虫菊と薄荷(Japanese Mint)をそれぞれ一鉢分ずつ栽培しようとしています。亜麻仁油は納豆と一緒に朝ごはんで食べているし、なんとなく北海道の「特用作物」と縁があるのかもしれません。

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