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2014年12月 3日 (水)

「さっぽろさんぽ」と「札幌市エネルギービジョン」について、雑感

札幌市役所で所用を済ませた後、二階の一画に向かいました。札幌市関係の資料が閲覧できる簡易図書館のようなコーナーです。そこに札幌市が発行しているお持ち帰り自由な観光案内パンフレットや政策ビジョンをまとめた冊子などがずらっと並んだ棚があるので、そこから「さっぽろさんぽ 市内めぐりMAP 2014」と「札幌市エネルギービジョン(2014年度~2022年度)」をいただいて帰りました。

「さっぽろさんぽ」というイベント案内つき折り畳み地図の編集は広報課、「札幌市エネルギービジョン」(2014年10月発行)というA4版70ページの大判冊子の企画・編集は市長政策室政策企画部です。この二つに共通しているのは、文章や表現のわかりやすさです。「エネルギービジョン」の方は、4文字英語用語(たとえば、HEMSやBEMS)や英語用語のカタカナ表記(たとえば、デマンドレスポンスやウォームシェア・クールシェア、スマートコミュニティ)もいくぶん目立つのですが、そういうのはすべて平易な用語解説が同じ見開きページにあるので、よしとします。

「さっぽろさんぽ」は札幌をよく知らない知人にでも送ってあげたいような素敵な内容です。ぼくが気に入ったのは「札幌の四季」という1ページ。

『春 桜も梅もタンポポも、一斉に咲きます。』
『夏 ビアガーデンが夏を連れてきます。』
『秋 豊平川にサケが帰ってきます。』
『冬 まちじゅうが、ウインターワンダーランド。』

「エネルギービジョン」と「さっぽろさんぽ」に共通するわかりやすさはいったいどこから来たのか。北海道の現在の行政責任者の議会答弁やインタビューなどをテレビやその他の媒体で拝見すると、この方はとても官僚言葉・官僚表現がお好きなようです。「持続可能な社会をめざして」などという発言は無難なのだけれど、文脈によっては聞いている方はよくわからない。一方、札幌市の現在の行政責任者はご自分の語彙を軸に話されるのがお好きなようです。そういう影響が、間接的に、こういう二種類の紙媒体の文章にも現れているのでしょう。勝手にそう思っています。

「エネルギービジョン」の基本理念は「エネルギーを創造する環境首都・札幌 ~低炭素社会・脱原発依存社会を目指して~」。低炭素社会については違和感がありますが、ここでは深入りしません。

「エネルギービジョン」の文章表現というか用語選択に関して「ないものねだり」風のお願いを一つさせていただくとすると、「札幌市エネルギービジョンの策定にあたって」という最初のページに二度顔を出す英文和訳紋切型の表現をもっと別のものに替えてほしい。

紋切型の表現とは「原子力発電に依存しない持続可能な社会の実現を目指し」(下線は「高いお米、安いご飯」)のことです。持続可能な、あるいは sustainable といわれてもよくわからない。「原子力発電に依存せずに、私たちの国民資源を、過去の世代や次世代、将来の世代のために引き継いでいけるような社会の実現」となっていれば、ぼくにはわかりやすい。持続可能な、とはそもそもそういう意味だ、と云われたらそれまでですが、むつかしいですか?

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