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2014年12月17日 (水)

電子レンジ雑感

「関西地方に住む20代の会社員女性が先月、購入したばかりの電子レンジでジャガイモを加熱していたところ、電子レンジ内から発煙、火災報知機が鳴り消防車数台が駆けつける騒ぎとなった。火災は免れたものの、ジャガイモは炭化し、耐熱皿が割れた。」(産経新聞、12月16日)というニュースが目に留まりました。ジャガイモを電子レンジで長時間加熱しすぎたそうです。もともとカレーを作っていた時の臨時プロセスとしてのジャガイモ加熱らしいので、料理を始めたばかりの自炊系女子の方かもしれません。

我が家の火の元は、もっぱら火力の強いガスレンジとガスオーブンで、電子レンジもあるにはあるのですが使用回数は年に数回以下。電子レンジの親類のIHクッキング・ヒーターにも縁がない。そういう輩が電子レンジに関して講釈を垂れるのは僭越至極なのですが、そこはお許しをいただいて。

テレビの内部構造を知らなくてもテレビ放送は楽しめるし、OSというものについてほとんど知らなくてもパソコンやスマートフォンをそれなりに使いこなすことはできます。自動車も同じです。しかし、自動車は操作が難しいし路上で他者への凶器となるので、教習所で運転や交通規則を一定期間習い免許証を取得することになっている。

使い方によっては凶器となるところの手工用や料理用の庖丁も、作業中に数回程度自分の指を切って血を流せば、徐々に使い方に習熟してきます。包丁研ぎも、上手の指導があった方がいいとは思いますが、見よう見まねでやり方を覚えることもできる。

火事の原因になることもある天ぷら油とガスレンジに使用許可証が要らないように、電子レンジにも使用許可証は求められません。電子レンジが食材を加熱する原理を知らなくても電子レンジでチンはできる。しかし、油の入った鍋やフライパンを火のついたレンジにかけっぱなしにしておくとヤバいように、容器に入った食材を電子レンジで長時間加熱し続けるとヤバそうだということは、電子レンジ加熱の簡単な理屈(マイクロウェーブには水分子を激しくふるわせる性質があり、それを水分を含む食品に当てると食品中の分子がお互いにぶつかりあって摩擦熱を出し熱くなる)を分っていた方が納得できる。加熱しすぎて食材から水分がなくなるとどうなるか。

日本語訳が電子レンジであるところのこの器具は、英語では Microwave Oven と呼ばれているので、この点に関しては英語圏の消費者の方が理屈や仕組みを直感的に理解しやすい。

同じニュースによれば「女性は、カレーを調理していた際、まだ堅かったジャガイモだけを取り出して耐熱皿に入れ、『肉ジャガ』の自動調理の設定で加熱していたところ、発煙した。」そうなので、このようなタイプの女性を揶揄するつもりは決してないのですが、まず「聡明な女は料理がうまい」(桐島洋子著)でもお読みになった方がいいかもしれません。書籍代と通読時間は、長い目で見て無駄にならないと思います。

関連記事は「『聡明な女は料理がうまい』」。

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