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2015年1月15日 (木)

若い人の野菜摂取量が増えているらしい

以下は「日本経済新聞」の記事から引用したグラフです。10代から20代の若い人たちの野菜摂取量が増えているそうです。野菜といってもどんな形態の野菜なのか、つまり調理を前提とした丸もの野菜(たとえば、白菜1個や1/2個、キャベツ1個、ニンジン複数個)なのか、それとも各種の野菜を食べやすく袋詰めしたカット野菜なのか、そのあたりは記事では正確にはわかりませんが、若い人が丸もの野菜よりもカット野菜を選択する比率が高いだろうとは想像できます。

「キューピーによると、14年のサラダ用カット野菜の市場規模は13年比13.5%増の1090億円と過去最高」(日本経済新聞 2015年1月14日)。

同じ記事によれば、ほぼ毎食(朝ごはんは無理だがお昼と夜は必ず野菜を食べる、など)、あるいは、ほぼ毎日(毎日1回は、たとえば昼食時に、野菜の入った弁当を食べるようにしている、など)野菜を摂取している10代~20代の人たちの割合は、二つを合計すると、前年比11.2%増の49.7%になったそうです(下線部分は「高いお米、安いご飯」が追加)。

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5か月ほど前には「サラダ用カット野菜の市場は膨らんでいる。最大手のキユーピーによると2013年は前年比5割増の960億円。今年は1000億円の大台を超える見通しだ。」(日本経済新聞 2014年8月13日)となっていたので、カット野菜に関しては、市場の拡大に若い人たちが貢献しているようです。

似たような野菜消費に関する調査は以前にもあって、その調査グラフ(以前のブログ記事「カット野菜と「姥(うば)捨て山年齢・症候群」(2014年版)でも参照したグラフで、以下に引用)を見ると、調査対象は同じ野菜なのですが、調査内容はもっと狭くて「サラダ用カット野菜の年代別購入頻度」。対象が生鮮カット野菜なのでその購入頻度の多さと野菜一般の摂取量は、正の相関をしているようなしていないような、実際のところはよくわからない。年寄りは少しずつ何回も買う。一方、相対的に若い世代は面倒だし時間がないので週に1回から2回のまとめ買いをして冷蔵庫に保管しておく、したがって購入頻度の低い割には野菜摂取量は多いのか、それとも、野菜が好きではないので結果として購入頻度が低くなっているのか、そのあたりはどうもよくはわからない。

しかし、数年前よりは若い人たちの野菜を食べる量が増えてきたということだけは確かなようです。

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若い人たちの野菜摂取量が増加してきたのは、カット野菜の製造会社・流通会社にとってもご同慶の至りなのですが、2015年1月14日の記事で興味深かった数字があります。10代~20代の若い人たちが野菜購入時にいちばん気にかけるのは「販売単価が安い」ことだそうです(64.4%)が、まあ、それは当たり前だとしても、野菜売り場への要望のなかで最も割合が多かったのが「産地のことを紹介してほしい」(32.7%)。

これは少し意外でした。調査データ以上に、若い人たちは、本当に野菜摂取量を増やしているのかもしれません。

野菜摂取量が増えると、摂取野菜の種類も増え、通常は「野菜のこと」が気になってきます。この野菜は、おいしいのか?安全なのか?産地はどこか?旬の野菜か?カット野菜の場合、丸のも野菜と違って「加工品」なので、どこのどんな野菜を混ぜ合わせてあるのか、旬の野菜を使っているか、そういうことが気になります。そういう気がかりのひとつとして「産地のことを紹介してほしい」という項目が選択されたのなら、結構なことで、つまり、質の高い消費者セグメントが育ちつつあるということです。

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