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2015年4月21日 (火)

段ボールや厚紙の高度な商品パッケージと、野菜のパッケージング

以前からもときどきは遭遇していましたが、最近は、対象商品が精密機器でなくとも、ほとほと感心するような段ボールや厚紙の商品パッケージに出合うことが多いようです。釘(くぎ)一本使わない木造建築というのがありますが、それに近い。商品の保護機能、衝撃吸収能力など機能性が高いパッケージですが、機能性の高いものはたいていは美しい。

これを商品開発力や生産技術力の高さだけに帰していいのかどうか分かりません。確かなことは、高度な工業用の折り紙細工とでも呼べる技術力と美しさが備わっているということです。商品を取り出した後、手だけで、ぱたぱたと、留めてある箇所をはずし折りたたんでいくと、平たくて捨てやすい厚紙の可燃ゴミになります。あるいは、持ち運びやすくて積み重ねやすい段ボールのかたまりになります。余分な接着用のテープや一昔前はあたりまえだった発砲スチロールなどとは無縁のパッケージです。

メーカーの中には、パッケージの中の商品の機能が良くて商品パッケージも感心するような両方が見事なメーカーと、ハードウェアはそれなりにいい製品なのだがパッケージはお粗末(たとえば、いまだに発砲スチロールを使っている)というメーカーがあります。後者の商品は、パッケージングが理由で、それ以降は買わないことになります。

一方、それとはタイプの異なるのが野菜のパッケージングで、美学教科書の中の参考例にはなれないけれど、こちらともおつきあいしなくてはいけません。

土のついた大根、ニンジン、長ネギが、玉ねぎや小松菜、ルッコラやインゲンやアスパラなどといっしょに、大きめの段ボール箱に入って、地元の有機農産物の生産組合などから、宅急便で、通常は土曜日の午前中に届きます。ニンジンや長ネギなどは、この季節は北海道産は無理なので、提携している鹿児島や宮崎の有機栽培農家で生産されたものです。これは常識にしたがって、重い土付きの根菜類は下に、軽い傷みやすい葉菜類は上にという具合に配置されています。

土曜の午前中なので、荷物の解体はぼくの仕事です。段ボール箱の中の土くずを丁寧に取り除き、あとでゴミ捨て場に持っていくために、丁寧に平たく折りたたみます。土くずを取り除く作業が面倒ですが、これはしかたない。

対象が野菜だけの場合は、高度な商品パッケージング技術は必要はありません。しかし、野菜以外に紙パック容器に入った平飼い卵などが加わってくると、包装の仕方や箱の中での卵容器の固定の仕方に担当者の能力と気遣いの差が出ます。しかし、有機野菜や平飼い卵に関しては「パッケージングが理由で、それ以降は買わないことになります」とはならない。

電話でフィードバックを何度か繰り返すと、パッケージングの仕方がだんだんと美しい方に統一されてきました。

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