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2015年6月

2015年6月30日 (火)

ホップのアーチ

ビールのホップの風味が好きでも、ホップそのものをご覧になった方はそれほど多くないかもしれません。札幌の大通公園に行けば、夏の間はホップのアーチが見られます。

先週の土曜日の午後、フラワーフェスティバルが大通り公園であったので配偶者のお供で立ち寄ってみました。適当な夏の花を買うのが目的です。深い鉢植えのなかでますます前後左右に広がっていく真っ白なアリッサムと色の組み合わせがいいピンクと紫の日日草を一鉢ずつ買いました。花の催し物会場はホップのアーチの近くにあります。

以前、夏の陽除けを兼ねた観賞用グリーンとして大きなプランターや鉢植えでホップを育てていたことがあります。日除けにはあまり役に立たなかったので、それに自家製ビールを醸造するわけでもないので、二回の夏でホップの栽培は中止しましたが、ホップの花やホップの実を身近に楽しむことができました。

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                 ホップのアーチ(公園)      

                    B_20120907
                                      ホップの実(9月上旬、自宅)

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2015年6月29日 (月)

料理教室でもらったプロモーション用の月刊誌をパラパラ

とくには関心がないものはそれが視界に入っていても見ていない、覚えていないというのは、ぼくたちが日常生活でときどきは経験することです。ガラス張りの料理教室のすぐそばの地下通路をこの2か月くらいで数度は歩いたはずなのに、先週までその存在に気づきませんでした。

ある夜の会合が終わり駅ビルに向かって地下通路を歩いていると、左側にガラス張りの明るく広い空間が広がっています。とても大きな料理教室でした。多くの調理用テーブルとエプロン姿の若い女性の姿が目に入ります。その様子を立ち止まってしばらく眺めたあと、入り口付近に歩いて行くと、案内パンフレットやプロモーション用の月刊誌のようなものが置いてあったので、月刊誌(6月6日号)を一冊、いただいてきました。

たとえば木曜や金曜の夜に、包丁の切れ味が悪くなったと配偶者が云ったら、土曜の早朝に包丁を研ぐことになっています。で、先週の土曜の朝にその作業を済ませ、新聞をざっと眺め、それから、料理教室でもらってきた月刊誌に目を通しました。

パラパラと頁をめくって、クラス別に掲載されている料理の写真を順に見ていきます。料理は和風、洋風、エスニックといろいろですが、写真の撮り方がそういう方向を意識しているのか、すべての料理が可愛らしく写っています。

教室で教える料理とは別にヘルシーレシピの紹介ページがあり、そのひとつとして「豆鯵(まめあじ)の南蛮漬け」が取り上げられていました。豆鯵を二度揚げしたのは丸かじりすると骨までおいしいのでぜひその南蛮漬けを食べてみたいと思いますが、札幌だと豆鯵などまず手に入らない。札幌の生徒からはそういう質問は出ないのかしらん。それから、南蛮漬けにスダチの輪切りを添えてあるのですが、スダチの露地物が手に入るのは8月下旬以降のはずなので、6月6日号には早すぎる、大丈夫かしらんなどと勝手なことを思い浮かべながらページを繰っていきます。

基礎クラスのメニューにはきんぴらゴボウもあって、そういう授業があるのはとてもいいと思うのですが、土のついたゴボウを亀の子タワシで洗うところから始めるのかしらん。と、余計なことに気が回ります。包丁の簡単な研ぎ方などというのも授業の一部にあるのかしらん、と包丁を研ぎ終わったばかりのぼくは考えます。

手もとのプロモーション用月刊誌ではその手のことはわからないので、その料理教室のホームページにアクセスしてみましたが、ざっと見た限りではそういうことには触れられていないようです。土曜の早朝の、ちょっと楽しいひと時でした。

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2015年6月26日 (金)

家庭で楽しむ北海道の初夏の贅沢は「塩水ウニ」

エゾバフンウニの「塩水ウニ」のウニ丼です。こういうのは対面販売の魚売り場でおまけしてもらったのを、自宅でゆっくりと楽しむに限ります。

殻から取り出した「ウニ」を、海水と同じ濃度の塩水に漬けてあるのが「塩水ウニ」。「塩水ウニ」ではなく「塩水生ウニ」というラベルが貼り付けられている場合もある。透明な四角い密閉容器に海水と一緒に詰められて、たいていは100g単位でお店に並んでいます。ミョウバンは使っていません。ぼくの配偶者は、塩水ウニを食べて初めてウニが好きになった。ウニとはこれほど自然でおいしいものか。

ミョウバンを使い、板(いた)の上に色合いや大きさを整えてきれいに並べてあるのが、「板ウニ」。北海道以外の寿司屋や立食パーティーの寿司桶でよく見かけるタイプです。ミョウバンが気になる人にとっては、「ウニ」は値段が高いだけで魅力のない寿司ネタのようです。

そういう人が、たとえば初夏の積丹(しゃこたん)半島を旅行中に立ち寄った地元の食堂で「塩水ウニ」の素朴なウニ丼を口にすると、ウニの世界が変わります。

下のウニ丼の青紫蘇(大葉)は、自宅で栽培したもの。

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2015年6月25日 (木)

モンシロチョウと、「ななかまど」と「シンジュ」

モンシロチョウを見つけると、夏が近づいてきているという実感がわきます。昼間の原っぱを多くが飛び交っているのもいい光景ですが、早朝、二~三匹のモンシロチョウが樹木の上や樹木がつくる空間の中をふわふわしているのを目にするとほのかに幸せな気分になります。

白い点のように写っている彼らの周りにあるのは、街路樹の「ななかまど」や「シンジュ」です。シンジュは薄緑の花(雄花)を咲かせています。花の蜜を探し、うまく探しあてたところで味わっているのでしょう。

以前もモンシロチョウに比べて数は少なかったのですが、最近はモンキチョウは全く見かけなくなりました。理由は不明。

蝶々は、白にしろ黄色にしろ、すぐそばではなく離れたところから、ひらひら、ふわふわしているのを眺めるのがいいみたいです。関連記事は(内容にとくに関連はないのですが、喋々が出てくるという意味で)「ちょうちょ(蝶々)とお葬式」。

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           蝶々が二匹

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      こちらは一匹

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2015年6月24日 (水)

大本営発表に関する雑感

大本営(だいほんえい)とは、辞書的に云えば、「戦時または事変の際に設置された、天皇直属の最高統帥機関」という意味です。明治26年に制定され、第二次世界大戦後廃止されました。

大本営が、国民に向け、新聞社などを通していろいろな発表を行ったのですが、とくに大本営発表(だいほんえいはっぴょう)と云った場合には、太平洋戦争中に、大本営の陸軍部及び海軍部が行った、戦況などに関する公式発表をさします。公式発表だからといって内容の正確さが保証されているわけではありません。大本営に都合のいいように嘘を吐く。攻撃面をより華美に、損害を実際よりも相当に矮小化して発表するという意味で最初に有名になったのが、おそらく、以下の「ミッドウェー海戦に関する大本営発表」です。

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政府の一方的な、政府にとって何らかの意味で都合の良い発表を大本営発表だとすると、ぼくたちの健康に関する最近の大本営発表には愉快なものがいくつかありました。ひとつは正常な血圧の上限に関するもの、もうひとつは食べ物とコレステロールの関係についてのものです。

血圧の上限は、少し前までは、「収縮期血圧は129以下、拡張期は84以下」とされていて、結構な割合の日本人が病人だったのですが、その数値が「収縮期は147以下、拡張期は94以下」と変更され、急に血圧健常者が増えました。以前は、健康診断などでも、収縮期血圧が130代の後半だと、医者のこわそうな視線を浴びたものです。食べ物と体内コレステロール量の関係も、「関係あり」から「関係なし」へと変化しました。そういえば、以前は WEBブラウザーに「ウソっ、血圧130もある!」といった広告メッセージが頻繁に現れたものですが、最近は見かけなくなりました。

憲法論議が盛んです。違憲論議が盛んと云った方がいいかもしれません。憲法に関して、今でもよく覚えていることがあります。正確な時期の記憶は曖昧ですが、違和感だけはよく記憶しています。

おそらく高校生のころの英語の授業で、英語では憲法のことを Constitution というということを知り、両者の意味の違いにわけのわからなさを感じたことがあります。とりあえず、憲法は Constitution、 Constitution は憲法と覚えたのですが、違和感は消えません。なぜなら「憲」も「法」の規則という意味です。だから、同じクラスに「憲雄(のりお)」などという名前の同級生がいると、窮屈な名前を持ったものだと同情していたからです。しかし、 Constitutionはそういう風ではない

どうせなら楽しく英語の単語を覚えたいと思い、英語の語源や語根や接頭辞・接尾辞に興味を持っていたので、constituition は con + stitute、con は一緒に (together) という意味、それから stitute は set upという意味だと云うことは辞書やその頃はやっていたその手の新書版参考書を見ればわかります。だから con-stituteはいっしょに作る、in-stituteは中に作る。

しかし、そういう stituteの感じ、すなわち、con-stituteであれば「いっしょに作る」、con-stitution であれば、「いっしょに作り上げたその構造や内容」と、「憲法」すなわち「規則・規則」がうまくつながりません。

後年、聖徳太子の「十七条の憲法」に目を通した時に、これはまさに規則という意味での憲法だと思ったものでした。「十七条の憲法」は有体に云えば官僚の行動規範・倫理規範で、官僚は朝早くから夜遅くまで一生懸命働くように、といったことが書かれています。だから「憲法」すなわち「規則また規則」というわけです。

「いっしょに作り上げた構造や内容」は作った人たちが活動の場面でその内容に準拠する、行為に際してその内容を守るという意味では「規則」的な側面も持ちますが、それは本質的な側面ではありません。Constitutionには「構成」や「体格」「体質」という意味もあります。「いっしょに」「作る」というニュアンスが良く反映されています。

ぼくにとって現代の憲法とは、「政府が守るべきことを定め、政府の行動を制限した法律」のことです。政府は気に入らないからと云って好き勝手なことをしてはいけない。言論統制をしてはいけない、集会の自由を邪魔してはいけない。勝手に戦争をしてはいけない。「日本国憲法」の実際の起草者が誰であったかは別にして、そういう構造と内容を持ったものを、ぼくたちは、「日本国憲法」として、第二次世界大戦後にいっしょに (con) 作った (stitute) わけです。

以下の最近の大本営発表(時事通信 2015年6月12日)も「攻撃面をより華美に、損害を実際よりも相当に矮小化して発表する」という意味ではミッドウェー海戦発表によく似ているかもしれません。

 「政府は12日、東京電力福島第1原発の廃炉作業について関係閣僚会議を開き、1~3号機の使用済み燃料プールに保管されている核燃料の取り出し開始時期を、最大で3年遅らせることを決めた。福島原発事故の廃炉工程表で、使用済み燃料の取り出し開始時期を遅らせるのは初めて。廃炉完了まで30~40年とする従来の目標は維持する。

 これまで2015年度上半期としていた3号機プールの燃料取り出し開始は17年度に、17年度下半期だった1、2号機プールの燃料取り出し開始は20年度に遅らせる。

 水素爆発で原子炉建屋が大破した3号機は、プールに落ちた燃料交換機などのがれき撤去が難航。放射線量も想定通りに下がらず、15年度上半期の取り出し開始は事実上不可能になっていた。

 1号機も建屋カバーの解体に伴う放射性物質の飛散防止対策に時間がかかっている上、作業に使うクレーンの不具合などトラブルが発生。大幅な遅れは避けられない見通しになっていた。2号機は使用済み燃料の取り出し計画が確定していない。

 1~3号機の原子炉内部で溶け落ちた燃料(デブリ)の取り出し開始時期は、最も早い場合で21年中とする目標を維持した。政府と東電は13年6月、1、2号機のデブリ取り出し開始時期を1年半早めて20年度上半期とする計画を示していたが、今回の見直しでは触れていない。」

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2015年6月23日 (火)

「ななかまど」は札幌の街路樹

アカシアは夏至の街路樹」の関連記事です。

『アカシア』(ニセアカシア)が札幌では街路樹であるように、「ななかまど」も札幌の街路樹として活躍しています。普段の街の風景を思い浮かべると、活躍本数は「ななかまど」の方が『アカシア』よりも圧倒的に多い。

「ななかまど」とは不思議な名前ですが、竈(かまど)の中で七日間燃え続けるので「ななかまど」という説明がぼくには一番腑に落ちます。要は、簡単には燃え尽きてしまわない、燃えにくい樹だという意味です。だから街路樹に向いている。街が火事になった時に、「ななかまど」が、延焼を食い止めるからです。

ぼくは、樫(かし)の樹の一種である「姥目樫(うばめがし)」を使った備長炭しか知りませんが、備長炭の極上品は「ななかまど」を使ったものだそうです。火力が強く、火持ちがよい。わかる気がします。

太平洋戦争末期に東京が焼夷弾で焼き尽くされた時に、なにもない空地や広場のような場所に逃げた人たちと、樹木の多い公園に逃げ込んだ人たちがいましたが、その人たちの運命は逃げ場所によって大きく違ってしまいました。さえぎるもののない広場では炎というか吹き抜ける熱風で人々は焼き尽くされ、樹木の多い公園では、樹木が人々を熱風から守りました。

札幌ではいつごろから「ななかまど」が街路樹として植えられ始めたのか調べてはいませんが、人々の昔の火事の記憶が自然とそうさせたのだと勝手に思っています。

写真は近所の「ななかまど」。背の高いバラ科の落葉広葉樹です。秋には赤い実がなります。札幌は「ななかまど」に限らず、落葉広葉樹の多い街です。

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2015年6月22日 (月)

アカシアは夏至の街路樹

こういう種類の正確さに意味があるかどうかは別にして、正確には、アカシアではなくニセアカシアです。しかし、ここでは『アカシア』で通します。

ニセアカシアはpeudo-acacia の直訳語だそうです。pseudo- は「偽りの、にせの、もどき」というような意味なので、先日の「タンポポ」に対する「タンポポもどき」と同じです(「在来種のタンポポを空地で発見し、転居させたつもりだったが・・・」)。アカシアに似て非なるもの。

『アカシア』の用途は街路樹や公園樹。札幌では6月中旬から下旬にかけて白い花を咲かせます。夏至の花です。下の写真は、街路樹としての『アカシア』。街路樹としてはまだまだ若いですが、白い花がきれいです。配偶者とぼくのいくつかの散歩コースのなかでは優先順位の高くない通りの歩道側の植え込みに、南北に列を作って並んでいます。その長さは1.5~2キロメートルくらい。

札幌の街路樹でいちばん多いのが「ななかまど」だと思います。ぼくの勝手な記憶の中では、南北に延びる道路の樹が『アカシア』なら、東西に延びる広い道路の街路樹には「ななかまど」ということになっています。

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     まだ若い街路樹のアカシアと白い花

「アカシアの雨がやむとき」という歌がかつてありました。このアカシアは、その歌詞から判断すると街路樹にちがいないので、歌の光景の舞台が日本の都会ならニセアカシアだということになります。でも「ニセアカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい」では歌にならない。

日本で生産されるハチミツのポピュラーな蜜源には菩提樹(シナノキ)やアカシア、レンゲなどがあります。しかし、「アカシアの雨がやむとき」と一緒で、このアカシアも『アカシア』にちがいない。その味は、あっさりとして上品、クセがありません。色も透明に近い。

『アカシア』からはそういうハチミツが生まれるし、6月には白いきれいな花を咲かせるので、pseudo- などという変な接頭辞がついていようと、気にすることはありません。接頭辞なしで済ませましょう。

下は、上とは別の場所で、街路樹のひとつとして成長した『アカシア』とその白い花です。

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2015年6月19日 (金)

ルッコラは夏に三期作

家庭菜園の葉物野菜とハーブ」の続きです。

二期作(にきさく)は、同じ耕地から年に二回同じ作物を栽培し収穫することで、その対象作物は一般的には稲(コメ)ということになっています。だから、ルッコラのような栽培の簡単な夏の野菜に二期作や三期作という用語を使うのはおおげさですなのですが、複数回栽培や連続栽培という表現よりはぼくにとっては好ましいので、そのまま使います。

ルッコラは、夏の間に、三期作です。

写真は二期作目のルッコラで、種を播いて4日目の早朝の様子です。3日目の朝には双葉を出し始めました。指で引いた溝に、種を指でつまんで播くので、それなりに気を遣ったつもりでも、双葉がきれいな間隔には並ばない。しかし、食べごろに成長したときに間引きをすれば、混み合い状態は解消されます。

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ぼくはルッコラに関しては種を播きすぎる傾向があるので、今回は控えめにしてみましたが、美しい線を出すのはむつかしい。

写真のような素焼きのプランターを2個用意し、それぞれの種蒔き時期を少しずらしてややって三期作を行えば、途中に「端境期(はざかいき)」は発生しますが、夏の間はだいたい毎日、サラダの具材のひとつとしてルッコラを味わえます。短い札幌の夏を「高いお米、安いご飯」風に楽しむには、こういう作業も役立ちます。

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2015年6月18日 (木)

夏至のころがいちばん嬉しい

札幌という緯度が高く夏の短い土地に住んでいると、夏至というものが特別なものになってきます。気温の高さよりも、日照時間の長いこと、昼間が長いことがいちばん嬉しいと思うようになります。

昼のいちばん長い日が6月下旬の夏至で、今年(2015年)の夏至は6月22日。といっても札幌でも6月上旬は雨模様や曇りが多く、昼の長さがすなわち天気の良さというわけではありません。しかし、中旬を過ぎるころになると、渡る風が一年でもっとも心地よい。June Brideという言葉が生まれた土地の6月の気候とはこんなものだったのかもしれないと思います。

夏の短い北欧などでは夏至を祝うお祭りがあります。夏至祭りでは、たき火や薬草や花が重要な要素のようです。踊りが必須というわけではありません。国や地域によってちがいます。

6月の札幌では、「よさこいソーラン祭り」という自然発生的ではないところの、不思議な催し物があります。興味がないし、かわった衣装を身にまとったオニーサンとオネーサンが、ぼくにとってはうんざりするような種類の踊り(だと思う)を踊るので、その期間は騒々しい大通り公園付近には近づかないようにしています。

しかし、今年だと6月10日から14日まで開催されたそのイベントを、主催者や参加者がそう意識しているかどうかは全く関係なく、夏至の到来をその10日ほど前に、飛んだり跳ねたりして祝うお祭りだと考えると、騒々しさも我慢できそうです。コンテストなどやらなければ、もっと素朴な地域の夏至祭りになるかもしれないのですが。

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2015年6月17日 (水)

二年物の自家製梅干し。きれいな赤です。

赤梅酢から取り出して天日干し、また赤梅酢に戻して翌朝天日干し、という作業を三度繰り返します。その三度の天日干しの後、さらに色合いをよくするために、赤紫蘇を掛蒲団(かけぶとん)にして常滑焼の甕に寝かせはじめたのが2013年の8月14日なので、ほぼ二年経過した状態の梅干しです。そろそろ二年物としての食べ頃です。

甕から取り出して、白いお皿に三個並べてみました。色と香りと風情を記憶し、写真としても記録します。この二年物の梅干しの二年前の関連記事のひとつが「『竹編みの平かご』と、土用干し(2013年)の最終日」。

自分で云うのもなんですが、赤紫蘇の深みのあるきれいな赤です。日の丸弁当にも向いています。我が家の梅干しは塩分が18%の伝統的な作りなので、二年でも三年でも寝かせ続けられます。こういうのに慣れると、市販のものは高級品でも味がかすんでしまいます。

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今年も、梅干し作りの季節です。

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2015年6月16日 (火)

梅干し用の龍神梅(りゅうじんうめ)が到着、作業の開始です。

龍神梅(りゅうじんうめ)が15㎏、5㎏詰めの段ボール3箱で和歌山県田辺市から到着しました。今年の梅干し用の生梅です。これから最初の工程にとりかかります。配偶者との共同作業です。ちょっと忙しい。

梅は、軽く追熟させたのを水洗いし、ヘタを取り、水分をよく拭き取り、強い焼酎で行水させた後、塩でサンドイッチにするように焼酎で消毒したホーロー容器に隙間なく敷き詰めていきます。

重石をかけると、やがて梅酢が上がってきます。白梅酢です。その後の工程に必要な量以外の白梅酢はここでガラス瓶などに保存します。白梅酢は貴重な調味料です。梅は、重石の下で天日干しまでしばらく寝かせておきます。

現在は、梅酢が上がるのをじっと待っているところです。待つだけですが、結構気を遣う工程です。

天日干しはお天気次第ですが、8月上旬の予定です。

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                 15㎏の龍神梅

例年、梅干しつくりには「日の丸弁当」の赤を求めて多量の赤紫蘇を使うのですが、赤紫蘇をきちんと準備しようとすると相当な労力が必要です。今年はその時間的な余裕がないので、赤紫蘇は自宅で栽培している少量で済ませようと思っています。いい赤にはなりませんが、致し方ない。

下の写真は去年(2014年)使った赤紫蘇。茎から葉をとりはずす作業にとりかかる前の、結構なボリュームの赤紫蘇です。平籠(ひらかご)に積み重ねてあります。

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去年の最初の工程の関連記事は「今年(2014年)の梅干し:最初の工程」。

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2015年6月15日 (月)

在来種のタンポポを空地で発見し、転居させたつもりだったが・・・

歩道にタンポポがいっぱい」の続きです。(実際には「続き」になっていませんが、それはさておき。最後までお読みください。)

以前、確か、趣のあるレンガ造りの倉庫があった場所が更地になっており、雑草が茂っていました。その更地(なつかしく原っぱとでも言い換えましょうか)の道路にすぐ近いあたりに、雑草に混じって、背の高い黄色いタンポポが群れることなく2メートルおきくらいに黄色い花を咲かせていました。花が終わり加減のと、つぼみが多くてこれからというのといろいろです。

歩道にタンポポがいっぱい」という記事を書いたときに「白いタンポポは、白いというそのことによって在来種です。黄色いタンポポは「総苞(そうほう)、細かくは総苞外片(そうほうがいへん)」が上向きだと在来種。「総苞外片(そうほうがいへん)」が大きく反り返って下向きになっていると外来種のセイヨウタンポポ」であるという知識や実際の違いを島根県のホームページ(「タンポポを探しに出かけよう」)などで仕入れたので、その背の高い美人が在来種か外来種かをそばによって確かめてみると、そこで優雅に揺れているのはすべてが「総苞(そうほう)」が上向きでした。

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【註】上は「タンポポを探しに出かけよう」からお借りした写真に注釈をつけたものです。

在来種と云うと、おそらくは白いタンポポの記憶の影響で、背丈が低くで可憐なものという先入主があります。しかし、この在来種は、美人ではあるのですが可憐という形容詞が似合う風情ではない。どちらかというと強靭な印象です。だから、外来種に負けずに生き残ったのだと思います。今回出会ったのが背が高いのも、背丈の高い雑草の中で生き残るための知恵かもしれません。

強靭そうであっても在来種はやはり珍しいので、空地の雑草にはとくに係争の原因となるような所有権問題は発生しないと云うことにして、気に入ったひとつを根ごと引き抜いて、持って帰ることにしました。所用先からの徒歩での帰り道です。手提げに運よくポリ袋があったので、根に土をわずかにつけた状態で包みました。根からは茎が7本ほど出ていて、花やつぼみの総数は24~25くらいです。家にはとりあえず余っている鉢植えがあるので、その鉢植えが忙しくなるまでそのタンポポにそこで過ごしてもらうことにしました。強引な転居の勧めです。

面白いなと思ったのは、今まで開いていた黄色い花が、ぼくといっしょに自宅に到着する頃には、つぼみ状態に戻ってしまったことです。根から抜かれてしまったので水分の蒸発を極力少なくするためなのか、それともなにかの野生の自己防衛行動なのか。あるいは、単に、夕方が近づいてきたので眠くなって丸まってしまったのか。植物も外的強制力によって急な居住地移動をすると、新しい環境が古い環境よりも断然によくても、落ち着くまでいくぶんの時間がかかることはわかっているので、水をたっぷりと遣り、翌朝を待つことにしました。夕方になったので寝てしまうというのは、強靭な美人の取る行動ではないようにも思えます。

朝になると花は徐々に開き始めました。夕方からはどうも就寝時間だったようです。おそらく昼には、元通りに満開です。

写真を2枚。上が近所で咲いていた西洋タンポポ(外来種)。総苞(そうほう)が反り返って下向きになっています。下が今回の背の高い美人。総苞は上向きです。朝になったので、雨模様の空ですが、わずかに開き始めています。

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近所の西洋タンポポ。総苞(そうほう)が反り返って下向き。

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今回の背の高い、強靭そうな美人。総苞(そうほう)は上向き。

◇ ◇ ◇

配偶者からクレームがつきました。花は何となく似ているが、タンポポの茎がこんなに長いはずはないし、そもそも茎の感じがまったく違う、それにタンポポらしいかわいらしさがない、わたしはタンポポとの付き合いは長いの、これはブタ草とかなんとか、ブタという名前のついたタンポポに似た雑草があるらしいけれど、それじゃないかな?

調べてみました。この背の高いのは「タンポポもどき」あるいは「ブタナ(豚菜)」という植物のようです。

「日本で1933年に札幌市で初めて発見された際はタンポポモドキと命名されたのだが、翌年の1934年に兵庫県六甲山で見つかった同種の植物にはブタナと名付けられ、現在はブタナのほうの名称が主流となっている(Wikipedia)」などと云う記述を読み、インターネット上の「ブタナ」の写真を「強靭そうな黄色の美人」と比べると、これが「ブタナ」あるいは「タンポポもどき」であることは間違いなさそうです。

美人とは週末のたった1日の短い付き合いでした(事実の発覚後、背の高い黄色は配偶者によりきれいに処分されてしまったので)。小学校の夏休みの理科自由研究を思い出します。花びらが散ったあとはタンポポと同じような、しかしタンポポよりは硬い、タンポポよりは大きい綿毛になるそうです。

下は、近所の西洋タンポポの綿毛。とても柔らかい。ご参考まで。

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2015年6月13日 (土)

福島第一原子力発電所のOut of Control な状態に関する個人的な備忘録

引用した番組や記事のデータソースは誰でも見られる「公的」「一般的な」もの。「その2」は「6月12日」に政府によって発表された、非常に明快なOut of Control状態の解説です。Under Controlにするのを政府は断念したとも読めます。このブログ記事はぼくの個人的な備忘録です。なお、「その2」には発表が伏せられている関連事実や関連事象もあると思いますが、それらに関しては、それらが伏せられているという理由により、ここでは触れません。

■その1.NHK WORLD News(2015年3月31日)

NHK WORLD News(国外向けの英語放送)で「Decommissioning Chief Speaks Out」と題したもの(2015年3月31日)。

このビデオ番組のなかのインタビュー(NHKが東電・福島第一廃炉推進カンパニー社長・増田尚宏氏に、廃炉作業の見通しについてインタビュー)などを拝見すると、福島第一原子力発電所はいまだに手つかず状態、先の見通しが立たない状態で、この状態は英語だと Out of Control。

■その2.時事通信(2015年6月12日)

プール燃料取り出し遅れ=最大3年、福島第1―廃炉工程見直し・政府」というタイトルの時事通信の配信記事(2015年 6月12日(金) 8時18分配信)

 「政府は12日、東京電力福島第1原発の廃炉作業について関係閣僚会議を開き、1~3号機の使用済み燃料プールに保管されている核燃料の取り出し開始時期を、最大で3年遅らせることを決めた。福島原発事故の廃炉工程表で、使用済み燃料の取り出し開始時期を遅らせるのは初めて。廃炉完了まで30~40年とする従来の目標は維持する。
 これまで2015年度上半期としていた3号機プールの燃料取り出し開始は17年度に、17年度下半期だった1、2号機プールの燃料取り出し開始は20年度に遅らせる。
 水素爆発で原子炉建屋が大破した3号機は、プールに落ちた燃料交換機などのがれき撤去が難航。放射線量も想定通りに下がらず、15年度上半期の取り出し開始は事実上不可能になっていた。
 1号機も建屋カバーの解体に伴う放射性物質の飛散防止対策に時間がかかっている上、作業に使うクレーンの不具合などトラブルが発生。大幅な遅れは避けられない見通しになっていた。2号機は使用済み燃料の取り出し計画が確定していない。
 1~3号機の原子炉内部で溶け落ちた燃料(デブリ)の取り出し開始時期は、最も早い場合で21年中とする目標を維持した。政府と東電は13年6月、1、2号機のデブリ取り出し開始時期を1年半早めて20年度上半期とする計画を示していたが、今回の見直しでは触れていない。」(下線は「高いお米、安いご飯」による)

以上。

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2015年6月12日 (金)

続・「滋賀渡船」「袋吊り斗壜囲い」

翌晩、「滋賀渡船」「袋吊り斗壜囲い」をぬる燗で飲んでみました。いい日本酒は、生産者の思いとは別に、消費者をして、その可能性の広さと深さを確かめさせたいと思わせるものです。

初日は冷やでした。二日目は少量をぬる燗にしてみました。存在感が非常に強くなりました。他を押しのけてしまうような押し出しの強さです。晩ごはんの最中に飲む酒ではありません。食べものの味を殺してしまいます。好みのウイスキーを日曜の夕方に、晩ごはんの前にストレートで飲むような、そういう種類の飲み方が、ぬる燗にしたこの日本酒には向いています。

その日本酒の名前は「臥龍梅(がりゅうばい)」、静岡のお酒です。

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2015年6月11日 (木)

「滋賀渡船(しが わたりぶね)」の「袋吊り斗瓶(とびん)囲い」

「滋賀渡船(しが わたりぶね)」の「斗瓶(とびん)囲い」といっても、日本酒に興味のない人にはなんことかわかりません。ぼくも、2006年に出版された「酒育のススメ」(著者は魚柄仁之助)に出会っていなければ、「斗瓶囲い」の意味も分からなかったし、その後の日本酒への傾斜はもっと違った感じのものになっていたと思います。農学部と理学部と工学部と文学部の眼がいっしょになったような名著です。我が家の本棚では「聡明な女は料理がうまい」の隣に並んでいます。

ぼくの以前の日本酒の記憶はひどいもので、酔ったオヤジが何人かいっしょに夜の電車に乗り込んできたところを想像してください。その辺りの空気が日本酒の嫌なニオイで急に汚染されます。巨大なビニール袋でオヤジどもを一網打尽風に包み込み、まとめて外に放り出したくなります。70年代の日本酒のニオイとはぼくにとってそういうものでした。そんなお酒を好きになるはずがない。

「酒育のススメ」に以下のような70年代の記述があります。

「一九七〇年代、まだ日本酒に糖類やアミノ酸類、醸造アルコールをたーっぷり加えて、訳の分からん酒もどきが横行しておった頃は、地方の蔵へ行っても、貯蔵用冷蔵庫を持っている蔵は少なかったです。今日では信じられんことですが、わずかな酒(醪<もろみ>を絞った物)に醸造アルコールをたーっぷり加えて造られた酒もどきは、冷蔵しなくても大丈夫だったんですね。つまり『生きもの』ではなかったんだわ。その頃の酒といえば、口中ベタツキ、喉越しベタツキ、翌朝は頭ズキンズキンちゃんになるっちゅうしろものでしたんで、日本酒離れも加速しとったんですね。」

時は流れ、先日、今までなじみのなかった酒米を使った、静岡産の上質な日本酒に出会いました。一升瓶の裏の原材料米には「滋賀渡船6号」とあり、表には「袋吊り斗壜(とびん)囲い」とあります。

「滋賀渡船(しが わたりぶね)6号」とは酒米の種類、それから「袋吊り斗壜(とびん)囲い」とは日本酒の搾り方と熟成の仕方のことです。日本酒の仕掛品であるところのどろどろの醪(もろみ)を袋に入れて吊るすと、自重で袋からぽたぽたとしずくが垂れる。そういう風に余分な圧力をかけずに絞ったのを、一斗瓶でひっそりと熟成させたのを「袋吊り斗壜囲い」といいます。しかし、「斗瓶『囲い』」とは不思議な用語です。

「滋賀渡船」は滋賀で生まれた酒米の品種で、50年ほど前まで生産されていたそうです。「渡船」のひとつである「滋賀渡船6号」が誕生したのは大正5年(1916年)。「渡船」は、酒米として有名な「山田錦」の親の系統に当たるそうです。「山田錦」が兵庫県農事試験場で開発されたのは大正12年(1923年)。栽培が途絶えていた「滋賀渡船6号」が酒造りのためにまた少しだけ生産され始めたのでしょう。先日出会ったのは、その「滋賀渡船6号」で造った日本酒です。

「斗瓶(とびん)」とは容量が一斗(いっと)、つまり十升、つまり18リットルの巨大ガラスビンのことです。下の写真は、容量が19リットル、ほぼ一斗のホーロー容器です。我が家ではこれを冬はタクアン作りに使っています。この中で天日干しした大根をタクアンへと熟成させます。一斗はけっこうな容量です。(そういえば、灯油のポリタンクが18リットルでした。)一斗入りのガラス瓶だと非常に割れやすい。だから、木枠で丁寧に囲い割れないようにする。「斗瓶『囲い』」とよばれる所以です。「斗壜囲い」された日本酒は暗い寒いところでゆっくりと熟成されます。

2013
         一斗容量の(ホーロー製)容器

米を選び手間をかけた日本酒の割には、価格は穏当です。品格があり、腰のしっかりとしたお酒です。

先日、「ゆめぴりか」と「ななつぼし」という北海道の食米のブレンドで造った日本酒を見つけました(「料理酒は、地元の食米で作った日本酒」)。晩ごはん前に「滋賀渡船」を冷やで少しだけ飲んで幸せな気分になり、食事中はぬる燗の「ゆめぴりか+ななつぼし」というのも悪くありません。

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2015年6月10日 (水)

スイート・アリッサムという花には驚きです

草花も窮屈なのは嫌いらしい」の続きです。

配偶者が買ってきたときには、レモンイエローと黄色の2種類のビオラとの寄せ植えのおまけみたいな扱いだとぼくには思われました。白い花だったこともあって「かすみ草」のような添え花にちがいない。

ビオラは、それぞれ、素焼きの独立家屋に移し、たまたま大きく深い鉢が空いていたのでそちらになんとなく配偶者が移植したら、2週間後に倍になり、それからまた2~3週間したら、鉢をはみ出すくらいに前後左右に広がりました。モノの本には「細かい花を密に付け、カーペット状に広がる」とあります。その通りです。ちょっと、びっくりです。

同じモノの本には「高温多湿に弱く夏に枯れてしまうことが多い」とも書いてありますが、涼しい札幌の晩春から夏に向いているのか、元気がなくなる様子はまったくありません。花からは絶えず甘い香りが漂い出しているので、早朝の水遣りのときには幸せな気分にしてくれます。

「さるすべり(百日紅)」は無理なので、夏の手近な花としてこれからファンになります。

A

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2015年6月 9日 (火)

タクアンもそろそろおしまい、ちょっとレビュー

最後の層を三週間ほど前にとり出しました。11月に寝かせはじめたという意味で平成26年度分(2014年度分)のタクアンもそろそろおしまいです。食べ切ってしまいます。

今年は22本の大根を漬け込み、1月の半ばあたりから食べ始めたので、大根の大きさにバラつきはありますが、ほぼ一週間に一本のペースです。朝ごはんの漬物のひとつとして二切れ程度を食べることにしています。

写真のように22本を6層に積み重ねます。1層が4本ですが、いちばん上だけは2本です。その上には大きな陶器の中蓋の重石を置きます。2か月ほど寝かせた後、上の層から5か月かけて順番に食べるので、1層と2層はまだ若い感じ、3層から5層がいちばんタクアンらしい感じに仕上がっています。最後の、つまりいちばん下の層は、熟成が限界に近い状態です。タクアン好きにはたまらない味ですが、タクアンをしらない外国人の舌には無理かもしれません。

2014_1  2014_2_2

平成26年版の方が、前年(平成25年版)よりもできが良かった。大根や干し具合にとくには違いはありません。糠(ぬか)と米麹(こうじ)と塩と鷹の爪を混ぜ合わせて作る「床(とこ)」も基本は同じだったと思いますが、平成25年版は、乾燥させて小さく切った柿の皮とカラカラに乾燥させた橙(だいだい)の皮も床に入れました。ぼくの判断では柿と橙が余分だった、味を少し濁らせた。それから、平成26年版は、誘い水にとてもおいしい生酒の日本酒を使いました。生酒は酵母が生きているので、その日本酒の役割は大きい。

2014_a1  2014_b
  美味しいタクアン(平成26年版)         しっぽの方も美味しい

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2015年6月 8日 (月)

茗荷(みょうが)の地下茎栽培は失敗したので、苗を植え付け

『秋みょうが』が届いたので、週末に植え付け予定」と「みょうが(茗荷)の春芽は、まだか」の続きです。待てど暮らせど、茗荷(みょうが)の春芽が出てきません。地下茎が札幌の冬の寒さを乗り越えられなかったにちがいない。失敗です。

茗荷は季節の必需品です。お店で売っているのを買ってきてもいいのですが、自宅で育てると、あの濃いめピンクのぷくっとした花穂を欲しい時に摘み取れます。一週間ほど前に、種苗会社から売り切れ寸前のタイミングで取り寄せた苗を四つ、大きく深いプランターに植え付けました。

Blog2

苗がピンと上に伸びた様子から順調に生育中だと判断しています。そのあたりの日陰の湿ったところに勝手に自生する植物(和製ハーブ)なので、今度は失敗するということはないと思います。苗に同梱されてきた案内には「どんどんふえるミョウガ」と書いてある。バカでも育てられるという意味のようです。じめっとしたのが好きらしいので、水遣りを忘れないように気を付けます。そうでないと茗荷に申し訳ない。

茗荷栽培の先達の知恵を探していたら、「みょうがのレシピと育て方ガイド」というサイトに出会いました。参考にさせていただきます。

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2015年6月 5日 (金)

ちょうちょ(蝶々)とお葬式

昼寝と蝶々が似合う季節には、「荘子」のこの軽やかな昼寝の一節です。昼寝とはどこにも書いてないのですが、ぼくのなかでは柔らかい風の通る場所での昼寝です。夜の夢だとどうも雰囲気が出ない。昼寝のなかの蝶々なので軽やかで透き通っています。

「昔者(むかし)、荘周は夢に胡蝶と為る。栩栩然(くくぜん)として胡蝶なり。・・・俄然(がぜん)として覚(さ)むれば、則ち蘧蘧然(きょきょぜん)として周なり。知らず、周の夢に胡蝶為(た)るか、胡蝶の夢に周為るか。」(斉物論篇) 蝶々と荘子が互いに入り混じり、状況が「くくぜん」「がぜん」「きょきょぜん」と流れます。

「胡蝶」を重くした感じの変奏曲が「お葬式での話」です。「荘子」には儀式や葬式の話題が出てくる記述もありますが、それらは、たいていは、孔子(仲尼)と弟子や知人の対話の形をとります。儀式という背景には孔子(といっても荘周の創った孔子ですが)を配した方が、書きやすかったのかもしれません。

「孟孫才(もうそんさい)は、その母死せるとき、哭泣(こっきゅう)するに涕(なみだ)無く、中心かなしまず、喪に居て哀(かな)しまず。」(大宗師篇) 孟孫才が自分の母親の葬式でちょっとひどい態度だったのに、なぜ、魯(ろ)の国で評判を得たのかと、弟子の顔回(がんかい)が仲尼(ちゅうじ)に尋ねます。

仲尼が答えます。「孟孫才は生くる所以(ゆえん)を知らず、死する所以を知らず。先に就くを知らず、後に就くを知らず、化に若(したが)いて物と為り、以てその知らざる所の化を待つのみ。・・・・汝(顔回)は夢に鳥と為りて天にいたり、夢に魚と為りて淵(ふち)に没す。識らず、今の言う者、其れ覚(さ)むる者か、其れ夢みる者なるか。」(大宗師篇)

胡蝶の最後の部分は「周と胡蝶とは、則ち必ず分有り。此を之(これ)物化(ぶっか)と謂う。」となっています。分は区分とか区別という意味、物化とは、万物が相互に自由に変化する、というような意味です。荘周と蝶々を区分する線が消えています。

孟孫才が「その母死せるとき、哭泣(こっきゅう)するに涕(なみだ)無く、中心かなしまず、喪に居て哀(かな)しまず」だったのは、彼の中で、生の流れと死の流れが、生あるいは死という区分されたものになる前の状態になって合流し、二つを区分する線が消えてしまっていたからでしょう。

【註】引用した「荘子」の書き下し文は、中公文庫(森三樹三郎訳注)のものを使いました。

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2015年6月 4日 (木)

ハッカは我が家でも特用作物

工芸作物と薬用作物を総称して特用作物と、かつて、呼んでいました。「亜麻」「除虫菊」「菜種」「薄荷(ハッカ)」「ラベンダー」「大麻(たいま)」「苧麻(ちょま)」「いぐさ」「こりやなぎ」「煙草」「藍(あい)」「桑」「みぶよもぎ」「ホップ」などが特用作物です。生産量が現在でも一定規模以上ある「特用作物」としては、「煙草」や「ホップ」、あるいは「藍」を除いては、ほとんどが過去の作物になってしまいました。

特用作物のひとつであったところのハッカを、我が家でも素焼きの大きめの鉢を四つ使って栽培しています。シソ科植物なので、摘芯すると葉がどんどん増えていきます。下の写真では摘芯の跡が4~5箇所写っています。

Photo

葉が比較的に大きいので観賞用グリーンの替わりにもなりますが、「特用」らしい使い方としては、まずはハッカ湯。柚子湯がお風呂に浮かべた柚子の香りを楽しむものなら、摘芯直後の緑の葉をいっぱいに湯に浮かべてハッカの香りを楽しむのがハッカ湯です。今年はすでに二回ハッカ湯を楽しみました。

もうひとつは、これは配偶者の受け売りですが、切り花の替わり。押し出しの強いガラス製の花瓶に活けても、存在感があるので負けません。切り花の少ない夏には便利です。

関連記事は「北海道の『特用作物』」。

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2015年6月 3日 (水)

レモンイエローと黒と黄色のビオラが並ぶと控えめに華やか

ふたつの種苗会社から厚い大型雑誌のような重量感のあるカタログが定期的に送られてきます。掲載されているのはおもに野菜と花の種と苗です。きれいな写真つきの大判雑誌なので週末の午後などに窓のそばでページをパラパラとめくっていると、意外な発見があります。

近所のビルの花壇に昨年の秋に何となく咲いていた「ひな菊」は「ローマンカモミール」という名前の菊らしい。この前、買ってきた黒いビオラは「ブッラクオパール」という品種に違いない。

X015_55mm_f56 ローマンカモミール

名前がわかるというのは、花に限らず生活上の利便は増加するのですが、名前がないと身動きがとれない、名前がわかって納得するというのは別の意味ではつまらない話です。「七日にして渾沌(こんとん)死せり」(「荘子」)だからです。

しかし、「名前」は気にしないとしても、バラバラに安い値段で買ってきた複数の色のビオラと呼ばれている花を順番に並べると、控えめですが華やかな景色になりました。

Photo

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2015年6月 2日 (火)

実山椒を塩漬けにする前の根気の要る準備作業

自宅で山椒の実を、ひと粒ひと粒、細い茎からていねいに切り離します。実山椒を塩漬けにするための準備作業です。音楽を聴きながら配偶者といっしょに作業を進めます。根気が必要です。ひとりでやる作業ではありません。実山椒は去年は京都のものでしたが、今年は和歌山産です。

買ってきたパッケージを開けた瞬間、柑橘系の香りが混じった山椒の匂いが部屋に立ち込めました。この数年で一番華やかな匂いです。和歌山県のものだから柚子(ゆず)やミカンのような柑橘系の香りが強いに違いない、と勝手に決めています。

写真は、水洗い直後の実山椒。ステンレスボールに浮かべてみました。みずみずしい緑です。そのうち、ちりめん山椒でも作りますか。

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2015年6月 1日 (月)

久しぶりにおいしい鯖寿司

活きのいい鯖が手に入れば、自宅でしめ鯖を作って酒の肴にするのですが、北の札幌では、魚好きの多い対面販売の魚売り場でも、そういう鯖に出会うのはとてもむつかしい。売り場の活きのよさそうな鯖を指さして、「?」という表情を投げかけても、見事な魚捌きを見せるベテランのオニーサンからは、たいていは、首を左右に振るしぐさが返ってくるだけです。

普通の締め鯖やバッテラ風の鯖寿司は、買おうと思えばお店でいつでも買えるのですが、上質な酢を使い、上質な昆布で巻いた納得できる味わいのものと出会うのはたいへんです。たかが鯖寿司ですが、鯖寿司は堪能できるものだけを食べることにしているので、口にできるはせいぜい年に一度です。

そういう京都の鯖寿司が手に入るということなので、週末に、あるデパートの催事フロアまで出かけ、贅沢をしました。下がその贅沢。ぐるりと巻いてあった昆布は丁寧にとりはずし、別においしくいただきました。

52mm_f4

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