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2015年6月23日 (火)

「ななかまど」は札幌の街路樹

アカシアは夏至の街路樹」の関連記事です。

『アカシア』(ニセアカシア)が札幌では街路樹であるように、「ななかまど」も札幌の街路樹として活躍しています。普段の街の風景を思い浮かべると、活躍本数は「ななかまど」の方が『アカシア』よりも圧倒的に多い。

「ななかまど」とは不思議な名前ですが、竈(かまど)の中で七日間燃え続けるので「ななかまど」という説明がぼくには一番腑に落ちます。要は、簡単には燃え尽きてしまわない、燃えにくい樹だという意味です。だから街路樹に向いている。街が火事になった時に、「ななかまど」が、延焼を食い止めるからです。

ぼくは、樫(かし)の樹の一種である「姥目樫(うばめがし)」を使った備長炭しか知りませんが、備長炭の極上品は「ななかまど」を使ったものだそうです。火力が強く、火持ちがよい。わかる気がします。

太平洋戦争末期に東京が焼夷弾で焼き尽くされた時に、なにもない空地や広場のような場所に逃げた人たちと、樹木の多い公園に逃げ込んだ人たちがいましたが、その人たちの運命は逃げ場所によって大きく違ってしまいました。さえぎるもののない広場では炎というか吹き抜ける熱風で人々は焼き尽くされ、樹木の多い公園では、樹木が人々を熱風から守りました。

札幌ではいつごろから「ななかまど」が街路樹として植えられ始めたのか調べてはいませんが、人々の昔の火事の記憶が自然とそうさせたのだと勝手に思っています。

写真は近所の「ななかまど」。背の高いバラ科の落葉広葉樹です。秋には赤い実がなります。札幌は「ななかまど」に限らず、落葉広葉樹の多い街です。

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