調理系女子は料理系男子よりもグローバル化の度合いが高い?
「料理系女子」と「料理系男子」としてもいいのですが、ぼくの限られた経験を一般化すると「調理系女子」と「料理系男子」という、微妙な差を含んだ表現の組み合わせになります。「調理師(免許)」という用語もあるように、一般的には、料理が調理よりも必ずしもご飯作りに手をかけるということでもないのかもしれません。しかし、ぼくの個人辞書によれば、電子レンジという家電製品とより適合的なのが「調理」、鍋や包丁やフライパンと関連が深いのが「料理」です。
食材や食料品の売り場で、たとえば、週末の遅い午前にお見受けする、年の頃はアラウンド・サーティーの、買い物かごを下げた、あるいはかごをカートにのせた、独身の雰囲気の漂う男性や女性です。彼らの買い物かごの中身をざっと拝見すると、葉物野菜や根菜類や肉などの生鮮食品が多いのが男性、加工食品とお菓子であふれているのが女性です。少し戯画化していますが、実態からそれほどずれているわけではありません。
男性の買い求めた食材からは、なんとなく一週間の献立が想像できますが、女性のかごの中身からは、献立の予想が困難です。しかし、その女性が電子レンジの使い方が上手いであろうことは想像に難くない。そういう意味で「調理系女子」と「料理系男子」です。
製品や商品がグローバル化してくると、それらは規格化が進み、同質化してきます。そのことはスマホなどの情報通信端末を見れば直感的に納得できることです。もともとは地域型、地産地消型、国内型であった食べものも同じで、食べものもグローバル化してくると規格化、同質化が進み、世界の多くの人が同じような食材を同じような調理法で食べるようになります。
グローバル化した食べものと広い意味での同義語には次のようなものがあります。ファーストフード、カップラーメン、電子レンジ、スーパーマーケット、牛丼屋のベジ丼、農産物や加工食品の輸出入、遺伝子組み換え作物、養殖魚、機能性強化食品、サプリメント。一方、地域型、地産地消型の食べものと適合的なのは、スローフード、鍋・庖丁・フライパン、有機栽培農産物、旬の露地物野菜、天然魚、家庭料理などです。
さきほどの料理女子と料理男子のグローバル化の進展度合いを比べてみると、ぼくの気ままな定義によれば、あきらかに女性の方がその度合いが高いようです。そういうニュアンスも込めて、「調理系女子」と「料理系男子」という表現を使い分けています。
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