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2015年8月26日 (水)

一年物の自家製梅干しの味見

常滑(とこなめ)焼の甕(かめ)の蓋に貼り付けてあるポストイットには「2014年8月2日 普通」と書いてあります。相対的に赤の出の弱かったのを「普通」とし、赤紫蘇の色がよくなじんでいたのは「良」と書いた甕に寝かせてあります。赤の出が弱い、赤の色合いが今ひとつといっても、市販の高級品の赤と較べて決して遜色はありません。

一年寝かせてあった、その「普通」のひとつを味見することにしました。「良」の甕には原則として二年間は手をつけません。

香りがよろしい。梅のけっこうな香りが梅干しから漂い出ます。梅肉は、いかにも梅の味です。日の丸弁当の紅白の華やかさを求める我が家の基準からすれば、色味の華やかさには少しかけますが、総合点では申し分ありません。

作った梅干しを全部二年物にするのは、毎年の生産数量と消費数量との兼ね合いでむつかしいので、一年物と二年物を一定期間ずつ交互に楽しみながら、ということになります。しかし出来のいいのは、そのうちのいくぶんかを三年物に回したりもします。

一年物と云っても、当然のことながら一年後に全部を消費するわけではありません。少しずつ使っていくので、甕の中は、一年三か月物、一年半もの、一年九か月物・・・となり、「普通」の甕が空になるころに、そのころには二年物になっている「良」の方に移っていけば、スムーズな梅干し消費となります。

毎年作っていると、それ以外の梅干し在庫もあるわけで、たとえば一年数か月ものを食べている時に、別のビンテージものを賞味してみたい時には、それを甕から必要数量だけ取り出します。

ワインではありませんが、梅干し作りにも当たり年というのがあります。とてもできのいい生梅が手に入り、できのいい赤紫蘇も手に入り、土用干しの陽射しにも恵まれるといった複数の条件が連続して満たされると、すばらしい梅干しができあがります。

Photo 
              今回味見した「普通」の一年物

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