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2015年8月10日 (月)

続・ブロッコリーとカリフラワー

ブロッコリーとカリフラワー」の続きです。

さる場所で、地元のベテランの主婦と思しき女性たちの、次のような会話が耳に入ってきました。

「昔よく食べていたカリフラワーを最近見かけないと思ったら、栽培する農家さんが減っているからなのね。カリフラワーは日光に当たると日焼けするので、農作業に手間がかかるらしいわ。知らなかった。だから値段も高いのね。」「そういうことなら、納得だわ。」

確かに、札幌の野菜売り場には、ブロッコリーは溢れていますが、カリフラワーは少ないようです。

「北海道はブロッコリーの大きな産地で出荷量は全国出荷量の20%近くを占めています。しかし、カリフラワーの国内生産は徳島・茨城・愛知の寡占状態で、北海道はゲームに参加しているといった程度。北海道のカリフラワー生産量シェアを円グラフ表示しようとするとパイの内部に北海道と書けるスペースが見あたらない。」(「ブロッコリーとカリフラワー」)

ブロッコリーもカリフラワーもアブラナ科-アブナラ属の葉茎野菜でお互いに近い親戚です。ともに、花蕾(からい)、つまり「つぼみ」を食べます。

カリフラワーがブロッコリーよりも値段が高いのは、① まず、カリフラワーの場合は、白さが商品価値なので、花蕾(からい)を外葉で包むようにして日焼けを防止する作業、ないしは、外葉を折り曲げて花蕾を陽射しから隠すための折り曲げ作業【註】 が必要だということと、② それから、ブロッコリーは茎についた花蕾を全部収穫できますが、カリフラワーの場合は収穫する花蕾は主枝の一房だけです。だから、単純に考えてもカリフラワーとブロッコリーの価格差は数倍になる。

「カリフラワーの国内生産は徳島・茨城・愛知の寡占状態で」と書きましたが、蓮根(レンコン)の生産も寡占状態でその上位三県は、順に、茨城(土浦市)・徳島(鳴門市)・愛知(安西市)です。レンコンも、ブロッコリーのように、生産に手間がかかり値の張る農産物なので、その三県の農産物に対する特徴がよく出ていると思います。

しかし近ごろのカリフラワーには、花蕾の色がオレンジや紫や黄緑のもの、花蕾の形も見慣れたものとはずいぶんと違ったのがあります。白や乳白色が必ずしも売りではないので、面倒な日焼け防止作業をする必要がない。

ブロッコリーに関しては、最近はポリフェノールの一種である「スルフォラファン」含有量の多さをプロモーションしている、サプリメント化した高機能性ブロッコリーも見かけます(関連記事は「機能性食品と食材の機能性(その1)」)。

ぼくはカリフラワーもブロッコリーもどちらも好きですが、ブロッコリーをいっぱい食べる方がしあわせではあります。

【註】写真は日焼け防止のため、外葉を折り曲げて花蕾を隠したところ(写真は「徳島県産品まるごとサイト」から引用させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。)

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