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2015年8月11日 (火)

親切な食べもの商品ラベル

下の写真は、ガラスのボトル入り亜麻仁油(フラックス油)の商品ラベルの一部です。こういうのを消費者に親切な内容表示と云います。

          Sabo

ぼくたちは気をつけていないと自宅で市販のマヨネーズや市販のサラダドレッシングを料理に使うことによって、あるいは加工食品や外食産業の食べものによく使われている廉価で食欲を刺激するタイプの植物油を通して、大豆油やコーン油やひまわり油を多量に摂取してしまいます。大豆油やコーン油やひまわり油には、ω-6系の多価不飽和脂肪酸であるところのリノール酸が多く含まれており、だからその結果は、リノール酸の過剰摂取ということになります。

ω-3系の多価不飽和脂肪酸(α-リノレン酸やEPAやDHAなど)とのバランスを崩さない形でω-6系の脂肪酸を摂取する分にはまだいいのですが、たいていはそういうわけにはいかず、ω-3系の脂肪酸の不足状態になります。だから、EPAやDHAのサプリメントの宣伝があいかわらず姦しい。(ω-6系とω-3系の摂取割合は、同程度か、ω-3がω-6の半分以上が望ましいとぼくは考えていますが、WHOの基準値はω-3の割合がω-6の4分の1くらいと低いです。)

ω-6系のリノール酸を多く含む植物油は大豆油・コーン油・(伝統的なタイプの)ひまわり油などですが、ω-3系のα-リノレン酸を多く含む植物油には紫蘇油(エゴマ油)、亜麻仁油(フラックス油)、インカインチオイルなどがあります。

黒地に金色なので写真だと少し見づらいのですが、ラベルの上の方には「熱に弱いため、加熱料理は避けてください。」という親切な案内があります。

それから下の方の栄養素欄には、100gあたりの含有量として、「Omega 3  α-リノレン酸  54g」、「Omega 6  リノール酸  15g」、「Omega9  オレイン酸  16g」と印刷されています。

普通に栽培される食材や普通に絞られる植物油などは、人為的に作られたサプリメントではないので、いくらα-リノレン酸が多いといっても、それだけが含まれると云うことはありません。そういう意味では、このラベル表示は、ω-3系の植物油が、ω-6系のリノール酸やω-9系の一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸(オレイン酸はオリーブ油や菜種油やアボカド油などに多く含まれており、加熱料理に向いている)もある程度は含むのだという簡単な脂肪酸成分表にもなっています。

この手の情報は「日本食品標準成分表」の「脂肪酸成分表」でも参照しないとわかりません。そういう意味でも、消費者に親切な商品ラベルと云えます。

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