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2015年9月 2日 (水)

少し智恵が足りないかもしれないシンジュ(神樹)

たくさんのタネ(種)をつけるのは植物としてはいいことですが、その自分のタネがぶら下がるところの自身の枝の強さに無頓着でタネをふさふさにつけすぎてしまうという不思議な傾向が、「シンジュ」という落葉広葉樹にはあるようです。

台風の間接的な影響で強い風の吹いた日の翌日に、シンジュのタネが枝付きのまま、地面の草むらにいっぱい落下しているのを見つけました。写真は小枝ですが、もっと大きな枝ごと地面に横たわっているのもあります。これではタネは竹トンボになれません。シンジュ(神樹)という大げさな名前(Tree of Heavenの翻訳名だそうです)の割には、少し智恵が足りないようです。もう一つの控えめな名前のニワウルシ(庭漆)の方が向いています。

しかし、本当は不思議な傾向ではなく、タネの生存率を計算しつくした上での意識的な枝ごとの落下かもしれません。言葉を換えれば、自然を利用した自発的な間引きです。タネが多すぎるので、この程度の風で落下してしまうような弱いのは、落下しても仕方ない。強いのを竹トンボの候補として残す、そういう作業のひとつだと考えると、まあ、納得がいきます。しかしそう考えても、どこか無駄なことをわざわざやっているという雰囲気があって、やはりちょっと変わった落葉高木(こうぼく)です。

関連記事は「続・緑色のシンジュの種、あるいは、竹トンボのもとがいっぱい」と「緑色のシンジュの種」。

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