消費者が少ない種類の野菜
食欲が湧きたつ健康そうなセロリと朱色がかがやく調理用トマトには、旬の季節であっても、なかなか出会えません。セロリは最近は僥倖に恵まれる機会もそれなりにあるのですが、調理用トマト(イタリアントマトと呼ばれる場合も多いですが)は稀少です。だから、この二つに関しては需給が逼迫(ひっぱく)しているなどと大げさな表現をしてみたくもなります。こういうのが好きな消費者にとっては残念なことですが、要は全般的な消費量が少なくて、したがって生産量も少ないというだけの話です。
しっかりとした緑の採りたてのセロリや、ずしりと重い調理用トマトを野菜売り場で見つけると、配偶者は一瞬の躊躇もなく並んでいる分だけ買い物カゴに放り込んでしまいます。決してそれほど多くは並ばないので、つまりせいぜい二~三束か、調理用トマトだと大きなプラ袋詰めが二~三パックくらいなので、全部買ったとしてもたいした量にはなりません。
土曜日の午前中に配偶者がにこにこしながら帰ってきたのでどうしたのかと思ったら、背の高いご近所セロリが二束、買い物袋からはみ出していました。
ご近所農家が趣味で生産しているらしいいつもの調理用トマトには、今年はまだ出会えていませんが、別の札幌市内の農家が栽培した種類の違う調理用トマトが運よくまとめて手に入りました(品種はおそらく「なつのこま」)。トマトソースのストックがいっぱいできます。
【註】生産者と直接お話しする機会があり、この調理用トマトは「なつのこま」ではなく、それより一回り大きめの「なつのしゅん」という品種でした。
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