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2015年12月 3日 (木)

蕎麦のハチミツ、日本ミツバチのハチミツ

収穫量を統計資料で確かめたわけではありませんが、日本で有名な採蜜地(ハチミツの採集地)は、北から云うと、北海道、滋賀、鹿児島です。

北海道のハチミツ(蜂蜜)でよく見かける種類は「シナノキ」(菩提樹)、「アカシア」、「クローバー」、それから「蕎麦」。いちばんの人気筋は「アカシア」です。くせがなくて味も香りも上品というのがその理由らしい。我が家で、現在、使用頻度がもっとも高い地元産ハチミツは「蕎麦」(花は白い)のハチミツです。色は黒くてくせがある。くせのない方の代表が「アカシア」(正確にはニセアカシア)と「クローバー」、くせのあるのが「蕎麦」や「シナノキ」。

北海道以外だと、「みかん」(温州ミカン)のハチミツは和歌山、「とちの木」は福島、「レンゲ」は鹿児島と地域の植生がハチミツにも現れます。

日本のミツバチ(蜜蜂)は西洋ミツバチと日本ミツバチに分かれますが、圧倒的に多いのは西洋ミツバチです。西洋タンポポと日本タンポポの関係と同じかもしれません。

北海道は西洋ミツバチがほとんどで日本ミツバチ(和蜂とも呼ばれる)はとても少ないようです。札幌のとある売り場で立ち話をした地元のハチミツ問屋の方の話では「日本ミツバチはむつかしいです」。しかし、我が家にひとりでやってきては、紫蘇の花やラベンダーの花といっしょに時間を過ごす小さいミツバチがいます。その風情が可憐なので日本ミツバチにちがいないと勝手に思っています。

ハチミツには植物性の乳酸菌がいっぱい含まれています。その樹や草からは、花のミツだけでなくその植物の付属物もいっしょに持って帰るので、ハチミツに乳酸菌が含まれることに何の不思議もありません。だから、豆乳ヨーグルトの種はハチミツでも簡単に作れます。

経験上は、日本ミツバチのハチミツの方が、西洋ミツバチのハチミツよりも乳酸菌が強いようです。日本ミツバチが好きな植物が乳酸菌をより多く持っているのでしょうか。それとも、西洋ミツバチのハチミツは採蜜業者や蜜商品生産者が、追加ビジネスを考えたある種の精製プロセスを通過させるせいでしょうか。「和蜂ハチミツ」は収穫量も少ないし価格も高いので、そういう精製プロセスとは縁のないものがほとんどだと思います。塩にたとえてみれば、「和蜂ハチミツ」は、伝統的な手作りでミネラル分がいっぱいの自然海塩です。

和蜂ハチミツを媒体にして作った自家製豆乳ヨーグルトに、蕎麦のハチミツをかけて食べるのが最近の楽しみです。

蕎麦の花の写真は手元にありません。しかし、西洋ミツバチの好きな(ニセ)アカシアの花があったのでそれを下に。

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            近所の(ニセ)アカシアの花

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