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2015年12月 7日 (月)

電力全面自由化への、消費者としての準備

2年前と1年前と現在の使用電力量比較・・・我が家の場合」という記事を3年前に書きました。数が少なく使用頻度も低い蛍光灯はそのままですが、白熱電球をLED電球に取り替えたら、消費電力量がどれくらい下がったかという3年間の比較です。2010年、2011年、2012年の各年の10月・11月・12月に届いた「電気ご使用量のお知らせ」に記載してある数字(電気料金ではなく、電気使用量)を比べた事例研究風の記事です。

そのときの使用電力量の推移は「2年前と1年前と現在の使用電力量比較・・・我が家の場合」をクリックしてご確認していただくとして、ここ2~3年の毎月の電気料金請求額は、あまりうれしいものではありません。

来年(2016年)の4月1日から電力の小売りが家庭用向け電力も含めてすべて自由化になります。経済産業省・資源エネルギー庁のホームページの「電力の小売全面自由化について」には以下のように記述されています。

「電力の小売全面自由化とは?」

「2016年4月1日から、これまで各地域で決まった1つの電力会社しか行えなかった、家庭や小規模事業所向けの電気の小売販売への新規参入が可能になります。これにより、すべての家庭や事業所で、自由に電力会社や料金メニューを選択できるようになります。
新規参入者として登録された事業者の一覧は、下記の「登録小売電気事業者一覧」ページから確認できます。

ただし、消費者保護のため、自由化後も少なくとも2020年4月までは、引き続き今と同じ電力会社・料金メニュー(規制料金メニュー)でも電気を買える制度となっています。(自由化後も今と同じ規制料金メニューを継続する場合には、特段の手続は不要で、自動的に契約が更新されます。)

また、自由化で期待される効果、実施スケジュール、一般的なご不安(電力会社を変更しても停電しやすくなったりしないこと、消費者保護について等)に関する制度の概略を、以下の資料に記載しています。」

「以下の資料」というのが「電力の小売全面自由化の概要」(2015年11月)ですが、下はその9ページ。現在の電力供給元以外に我が家に電力を供給してくれるであろう小売電気事業者(の概要)の一覧です。

Photo

この中の会社のひとつとはお付き合いがあります。我が家では火力の強いガス(都市ガス)が料理には不可欠なので、その会社とはつまりガス会社です。そのガス会社が、小売電気事業者として登録したことは新聞情報で知っていました。新聞記事によれば、既存電力会社よりも5~6%安く電力を提供するらしい。どういう使用条件でそうなるのかはわからない。ただし、既存顧客を優先した電力販売になるというのは明確です。

そのガス会社から、「2016年4月、北ガスの電力販売が始まります」という見出しの案内が、ガスの請求書と一緒に届けられました。さっそく、お客様相談室に電話をかけてみます。案内には「1月12日より先行お申込み受付開始!」とあったのですが、こんなに急にこんな電話がかかってきてどうしよういう感じの対応で、詳しくはまだお答えできません、家庭向け料金シミュレーションプログラムなどは現在準備中です・・・。企画や新聞発表やプロモーションが先行して、対応窓口が準備不足というのはよくある話ですが、各種インフラは着々と整備されているのだと思います。

現在、我が家が電気を買っている電力会社は、原子力発電の再稼働のために、100万キロワット級の最新火力発電所が新たに建設できる額を超える追加投資額を投入するつもりのようです(関連記事は「原子力発電と火力発電の投資金額や維持/廃棄コストなどについて」)。

発電費用も実際は高く、廃炉費用や放射性廃棄物の処理費用を勘案すると、さらにコストが上昇する選択肢である原子力発電からは(今もフクシマはデブリが out-of-control のモクモク状態なので、つまり危険が制御できずに放置された状態なので)、政府や他の電力会社の思惑とは独立して、すぐに撤退する、廃炉処理が完了するまでは電気料金は現在の高い水準のままだが、我慢してほしいということなら、消費者としてそれなりに協力したいと思います。しかし、現状はどうもそういうのでもそういう方向でも全くないようなので、それなら、電気料金に関しても別の選択肢で消費税の上乗せ分くらいの節約をしたいと考えるのは、不思議ではありません。

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