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2016年1月21日 (木)

ぼくは長日性の植物と相性がいい?

12月下旬と比べると、1月の下旬は明らかに日の入りが遅くなります。午後4時には夜が始まっていたのが、午後4時半を過ぎてもまだ明るい。そういう時刻に所用で雪道を歩いていて、ふと日の長くなりつつある気配に気づくと、急に元気になります。

もっとも、寒さは1月、2月とより厳しくなり(札幌では最高気温が零度以下という冬日も多い)、寒さと雪道の不便は元気を低下させますが、日照時間の長さが持ってくる元気の上昇方が低下分よりも大きいようです。

北欧などの寒い国では夏至や冬至をお祝いすることが多い。札幌で暮らしていると、その気持ちが実感できます。夏至は日がいちばん長い日で、冬の夜の長い地域の人たちがこれをお祝いするのはよくわかる。それから冬至は、これ以上日照時間の短い日はない、明日からは太陽とのつきあい時間が少しずつ長くなる区切りの日なので、だからお祝い、ということになるのもよくわかります。

冬至とクリスマスは12月下旬のほぼ同じころなので、クリスマスと関係のない文化圏でクリスマスというのも、それが寒い地方なら、冬至のお祝いの変種だと考えることもできます。

植物には、長日性のものと短日性のもの、それからその中間タイプのものがあります。

日照時間が長くなると開花するのが長日性植物。冬至を過ぎると元気になり夏に向かって花を咲かせるタイプです。このタイプには、農産物だと小麦や大根やキャベツ、花だとペチュニアなどが長日性植物です。

日照時間が短くなると開花するのが短日性植物。夏至を過ぎてから冬に向かって花を咲かせるタイプです。このタイプには、農産物だと、コメや大豆があります。花なら朝顔。

日照時間の影響を受けないのが中間のタイプです。このタイプの野菜は、たとえばトマトです。熊本などの南の地域では冬春トマト、北海道などの北の地域では夏秋トマトが栽培されています。

人(ヒト)はたいていは日照時間の長い方が好きだと思いますが、なかには夜の方を愛好する方もいるし、野生の動物に夜行性の種類も多い。だから、控えめに考えて、ぼくに関しては、長日性の植物と相性がいいとは云えそうです。

人と仲のいい植物に芭蕉(ばしょう)があります。芭蕉の精は女の人になって、僧侶の読経を、夜毎、そっと聴きにきます。

芭蕉はバナナの親戚で、原産地は中国南部。芭蕉とバナナの違いを大ざっぱに云えば、美味しい実がなるのがバナナ、食べられない実がなるのが芭蕉、寒さに弱いのがバナナ、ある程度寒さに強いのが芭蕉です。能の金春禅竹(こんぱるぜんちく)も俳諧の松尾芭蕉も、ちょっと不思議な植物を選んだものです。葉が長く大きいのでいろいろな風が見えるからでしょうか。そういう芭蕉が、長日性なのか短日性なのか、中間の性質のものなのか、気になったので調べてみたのですが、よくわからない。バナナの収穫期は不定期なので、バナナも芭蕉もおそらく中間性の植物だと思います。

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