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2016年1月 5日 (火)

慈姑(くわい)は煮ても焼いても美味しい

慈姑(くわい)はお正月料理に不可欠な食材ですが、その生産は、その90%が福山(広島県)と越谷(埼玉県)の両県に集中しています。京都でも京野菜のひとつとして生産されていますが、生産量はわずかです。お正月以外では売れないのでしょう、年末以外は野菜売り場で見かけません。しかし、慈姑の生産農家は、このおいしい水生栽培植物の塊茎(かいけい)をもっと長い間楽しんでいるに違いない。

煮物もいいのですが、僕のいちばん好きな慈姑(くわい)の食べ方は、丸ごと焼いて、それに塩をつけて食べることです。オーブンで180℃、30分。熱が通り香ばしい感じになったら、オーブンから取り出し、熱いので芽の部分を指でつまむようにして持ち、塩をつけてそのまま食べます。焼けた皮も何もそのまま全部です。渋い味わいを堪能できます。その味わいは、たとえてみれば、女子供向きの甘さをすっかり取り去ってしまった状態の柔らかい焼き栗(くり)で、微妙な甘さと苦さの混淆が口の中に広がります。丸ごとを最大に楽しもうとすれば、ぬる燗から上燗の純米酒です。

今年のお正月用の慈姑はけっこう大きなものがそろったのですが、配偶者が全部を煮物にしてしまったので、残念ながら丸焼きを味わう機会を逸してしまいました。

下に今年(2016年)のお正月用の慈姑と、2014年用と2013年用とを並べてみます。毎年撮っているわけではないのでとびとびですが、慈姑の色が好きです。茄子紺があるなら、慈姑青というのがあってもよい。

2016_a 2016年用

2014 2014年用

2013_a 2013年用

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