石炭・石油・天然ガスの可採年数予測が2003年から2015年の13年でどう変わったか
「石炭・石油・天然ガスの可採年数予測が2003年から2014年の12年でどう変わったか」の続きです。
化石燃料の「可採年数」とは、「確認可採埋蔵量」を「その年の生産量」で割った値(年数)のことです。おおまかにいうと、このままの調子で使い続けたら当該資源は地球にあと何年分残っているか、その年数です。その数字(年数)は埋蔵量の推定精度や資源価格の変化、ならびに採掘技術の進歩(今まで採算のとれなかった資源が新しい技術の開発で採算ラインに乗るようになる、など)によって変動します。
“BP Statistical Review of World Energy June 2015”やそれ以前の年の発表データをお借りしてまとめると主要エネルギー資源の可採年数予測は、過去13年間で以下のように変化しています。資源によってはその可採年数が、1972年のローマクラブの「成長の限界」以来、安定的に推移しているとも云えます(石炭は可採年数が200年から110年になりましたが)。なお、ウランについてのデータ参照先は OECD/NEA-IAEA(2011年版 Red Bookなど)です。ウランの可採年数については定期的なアップデートがどうも見あたりません。2011年版Red Bookは「2011年1月1日現在のウランの可採年数は100年超」としているので、100年で推移しているとしておきます。
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