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2016年2月23日 (火)

我慢するけれど、愉快ではない

別のタイトルをつけるとすると「本人に迷惑意識がない、まわりへの迷惑」となります。そういう種類の迷惑の押しつけが伝統的に得意な国もありますが、ここは個人のレベルの話です。最近、立て続けにそういうことに遭遇しました。

デパートの日本酒や調味料などを売っている一画で、買わないけれども参考までに各地の一升瓶や四合瓶を眺めていたら、荷物がドカンとぼくの足に当たったので、どうしたのかと振り返ると、嵩のあるカバンを下げた高齢の男性が、店員と思しき中年女性を従えてそばに立っていました。その店員と相談しながら何かをさがしているらしい。

向こうの方に行ったかと思ったら戻ってきて、またドカン。店員らしい中年女性は、ぼくに申し訳なさそうに頭を下げるのだけれど、高齢男性は、そういうことがあったことにまったく気づかぬ風情です。さがしている商品しか頭の中になくて、他人の存在は目に入らないらしい。しかし、間違えて、人ではないところの商品棚にぶつかるわけでもない。単に傍若無人なのか。

休憩室のような、複数の人たちのための公共の場所があり、そこには複数種類の月刊誌や新聞が置いてあります。大型テレビも設置されている。高齢な男性が真正面からテレビを見ているのですが、音が大きすぎて、彼以外は何かを読むならスポーツ新聞の大きな見出し以外は無理といった状態です。でも、ご本人にとってはとても心地の良い温和な音量なのでしょう。だから、まわりが閉口しているとは思っていない。テレビの音量が絞られる気配はありません。本の続きを読みたいと思っていたぼくは、すぐにそこを出ました。

有体(ありてい)に云えば迷惑な老人の風景です。認知視野が狭まったとか、耳が遠いといった認知能力の衰えはしかたないにしても、それに老人特有の傲岸が加わっているのかもしれません。周りをそれとはなく拝見していても、歳をとって傲慢になる方は少なくない。

ぼくもそういう風にならないように用心と思っていても、まあ、いつかはそうなるに違いない。その時は、まわりの誰かが、ぼくのこのブログに似た内容のコメントを吐くのでしょう。そして、ぼくはそういうことに気づかない。あるいは、気づかないふりをする。

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