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2016年3月24日 (木)

すでに「TPPの功労者」?

「TPPの功労者」というタイトルの数分間の報道が、民間ではないところの某放送協会の、数日前の夜のニュース番組でありました。天気予報を見たかったのでテレビのスイッチをオンにしたところ、天気予報の前のその数分間に出会ったというわけです。

この報道のしかたというか、タイトルのつけ方が客観的ではありませんでした。フェアでないといった方がいいかもしれません。もっとも、この協会は(一部の例外的な従業員を除いて)実質的には現政権の政策の拡声器なので、担当者にとっては愚民の啓発という業務を着実に遂行しているということになるのでしょう。

フェアでないというその理由は、功労者という表現と、決定していないことを既決事項の如くに報道するという手法です。

功労者というのは、何かが完結した時に、その何かの成立にとくに貢献した人物に対して用いられる用語です。TPPは今まで内閣主導でことを進めてきましたが、TPP協定への参加が国会で承認されたわけではありません。TPP参加を表明している米国やカナダでも、TPPは議会でいつ批准されるのか誰も知らない。反対意見も相当に強いので、批准されない可能性も高い。日本と似たような状況です。その状況で、すでに「TPPの功労者」です。

結果がどうなるかまだ分からない進行形のできごとを、完了したごとくに報道する。意図的な傾斜があります。たとえてみれば、「消費税10%の功労者」という番組を、無理やりその夜に流したのと同じことです。

以前から期待していることがあります。どこか、スマートな電気機器メーカーが、当該協会の番組だけは決して映らないテレビと、そして、そのテレビを買えば、自動的に受信料負担がなくなる契約ソフトウェアでもセット販売してくれないかと・・・。

受信料の徴収は放送法という法律が根拠らしいのですが、ぼくもいちおうテレビを持っているので、受信料なるものを定期的に銀行口座から引き落とされています。この協会は国民世帯の支払う受信料で運営されているので、ぼくも当協会の「一口株主」みたいなものです。この記事は「一口株主」としての発言です。

受信料に関連する部分を以下に引用してみます。

(受信契約及び受信料)

「第六十四条  協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。第百二十六条第一項において同じ。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。」

「2  協会は、あらかじめ、総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。」

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