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2016年4月28日 (木)

北海道大学植物園の入園に際しての「注意事項」は面白い

札幌駅南口から少し歩いたあたり、あるいは北海道庁の近所、あるいは北海道警察のすぐそば、そこに北海道大学植物園があります。ただし、温室を除いて、晩秋から早春は植物園は休園です。雪が積もっていて歩けない。開園は毎年4月29日です。

大学管理の植物園で学術研究や教育にも使うのでそういう方向に人の手が入り、きちんと整備されていますが、植物園の一区画は自然林(原生林)で、落葉広葉樹のハルニレ(下の写真)など明治の開拓以前の札幌周辺の植生がほぼそのまま残っています。ここを、毎年、晩春から初夏のどこかの天気の良い週末に、ゆっくりと樹木の香りを吸い込みながら散策することにしています。気が向けば、秋も。

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そろそろ半袖かという季節になると、園内の北側の端の方では、巨大な蕗(ふき)が巨大な葉を茂らせて林のようになり、子供などは迷いこんだらそこから出られないのではないかといった不気味な雰囲気が立ち込めます。下の写真は4月初めのその蕗の薹(とう)。植物園を取り囲む鉄製の塀の隙間から撮影。出始めたばかりで、まだ可愛らしいですが、それでも大きい。

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読んでいて、おもしろいのはこの植物園の注意事項。入園者というのはいろいろなことをするものです。多様な行動パターンをとる入園者とのやりとり経験が「注意事項」には集積されています。具体的な場面が想像できるので、目を通していて飽きない。以下に注意事項をホームページからそのまま引用してみました(ただし、括弧内はぼくの勝手なコメント)。

◇ ◇ ◇

注意事項

・園内の植物や昆虫は、教育研究資料となっています。採取・採集することはできません。(こういう採取・採集が趣味の方は、どこでもいらっしゃるようです。)

・園内は全面禁煙です。文化財建築・植物の保全のため、園内での火器の使用はお断りしています。(禁止にしないと、街の歩道でしばしば見かけるように、吸殻をポイ捨てする人が出現するのでしょう。)

・飲酒はお断りしています。(札幌観光を兼ねている方は、お昼ごはん時に軽く飲んで、ほろ酔い気分で散策されたらいかがでしょう。)

・運動用具の持ち込みはできません(ロッカー・受付に預けてください)。(キャッチボールやサッカーのパス練習をする広さは十分にあるので、そういう子供がいたのでしょう。こういうところは子供だけでは来ないので、おそらく子供の行動を気にしないタイプの親と一緒。)

・楽器の持ち込みはできません。(ギターとかを桜の下でかき鳴らした若い人がいたのかも。)

・イヌ・ネコなどペットを連れての入園はできません。障がい補助犬の入園は可能です。(連れてきた人は、出直しですね。)

・園内の芝生に入ることはできますが、植え込みの中に踏み込むことは遠慮ください。(すぐ間近でお気に入り植物を観察したいのでしょうが・・・)

・作業中の機械には近づかないでください。(これは植物園に限りません。危ないので、どこでもそうです。)

 ■■■写真撮影をされる場合■■■

・植え込みの中に踏み込んだり、三脚を立てないでください。 (こういう熱心なカメラマンは多そうです。とくに三脚の好きの方。)

・撮影の効果として花に霧吹きをしたり、花や葉を摘み取ったりしないでください。(霧吹き持参ですか?自宅での撮影方法の再現ですか?)

・撮影の影響で、鳥が繁殖を放棄することがありますので、配慮してください。(はい)

・博物館建築内での三脚の利用はできません。(はい)

・博物館施設内ではフラッシュの利用をお断りしています。(はい)

(それから)

・カラスに注意してください。特に5~6月のヒナがかえる時期は、神経質になっていて時におそってくる場合があります。巣に近づかないでください。(カラスには、凶暴性があります。向こうも、人間には凶暴性があると考えているかもしれない。)

・スズメバチの巣を見つけた際は、近づいたり騒いだりせずに職員に知らせてください。
(注意が必要な時期:6月~10月)(ぼくはこわくて近づけないが、勇敢な方がかつて何人かいたかもしれない。)

・ウルシなどかぶれやすい植物をみだりに触らないようにしてください。(興味本位で触り、そのあとかぶれて、あわてて受付や事務所に駆け込んだ入園者がいたとしても不思議ではない。)

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