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2016年4月 8日 (金)

「はぜきび」(ポップコーン)と、トウモロコシ

ポップコーン(popcorn)は、映画館で大きなコップ型の紙容器で売っている塩味のいわゆるポップコーン(popped corn)の材料で、爆裂種のトウモロコシのことです。popとは、「バンと爆発する」とか「パンとはじける」という意味であり、また北海道ではトウモロコシのことを「とうきび」と呼ぶので、ポップコーンを北海道方言に変換すると「はぜきび」になります。

写真は、その「はぜきび」を収穫したあとまるごと乾燥させたもの。素性(生産者)のわかっているポップコーンをまた食べたくなったので、近所の有機野菜の生産グループから野菜といっしょに買ってみました。

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トウモロコシには、いわば趣味の食べもののポップコーンと、ヒトが料理の食材や加工食品(たとえばスープや冷凍ミックス野菜など)として食べるスイートコーン、それから家畜飼料用のデントコーンなどがあります。

トウモロコシの国内生産量は25万トンくらいで、その50%が北海道で生産されています(農水省)。だから、北海道では7月から9月の旬の季節には黄色や白や(黄色と白がミックスした)バイカラーと呼ばれる品種など各種のトウモロコシが出回りますし(我が家でもときどきは休日の午後のオヤツとして楽しみます)、郊外に少し背の低い飼料用のトウモロコシ畑が広がっているのを目にすることもできます。しかし、ポップコーンに出会うのは難しい。

食料需給表(農林水産省、平成25年度)によればトウモロコシの国内生産量はゼロです。国内消費量は、約1,500万トンで、そのうちの24%をヒトが食べ、76%は家畜が食べます。国内生産量は国内消費量の1.5%くらいはあるのですが、食料需給表と云う統計資料の上では、全量輸入と云うことになっています。

トウモロコシの生産が世界でいちばん多いのは米国で、日本はその米国にトウモロコシ輸入量の83%~85%を依存しています。

米国は遺伝子組み換え(GM)作物の栽培が盛んな国で、大豆やトウモロコシや綿花は、作付面積比率で云えば、92%(大豆)、80%(トウモロコシ)、86%(綿花)が遺伝子組み換え品種によって占められています(2008年、米農務省)。最近は遺伝子組み換え品種の占める割合がもっと増えていると思うので、わが国が消費している、つまり、ぼくたちが加工食品として口にしているトウモロコシ(あるいは、家畜が飼料として食べているトウモロコシ)のほとんどが遺伝子組み換え品種だと思われます。

トウモロコシと似たところのあるのが大豆ですが、大豆の自給率や遺伝子組み換え大豆の割合に関する関連記事は「北海道らしい、日常食材の贅沢」。

蛇足ですが、以下は、調理前のポップコーン (30g) とでき上がったばかりのポップコーン。

30g_tm2

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