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2016年5月 9日 (月)

葉で包む春の和菓子

春の伝統的な和菓子には、葉で包んだものがいくつかあります。桜の葉の「さくら餅」、柏(かしわ)の葉で包んだ「かしわ餅」、笹の葉とイグサで全体を覆うようにパッケージした「ちまき」などがその代表例です。「さくら餅」のように柔らかい葉はそのまま食べられますが、「かしわ餅」の葉は歯ごたえがありすぎます。笹の葉もヒトが噛むのはむつかしい。「ちまき」には、時代をかけてローカライズされた後でも、中国伝来の食べものの雰囲気が色濃く残っています

伝統は先人の知恵を蓄積していることが多い。葉で包むというのは、「ちまき」のようにそういう調理法だということもあるでしょうが、見た目の美しさ、葉の移り香、葉の殺菌作用などが一体となっています。

「かしわ餅」と「ちまき」はともに端午の節句の食べものです。もともとは関西・西日本は「ちまき」、江戸・関東が「かしわ餅」でした。それがいつのまにか全国に拡がって相互に流入し、その結果、たとえば、洋菓子が得意な地元(札幌)の有名菓子店でもこの季節は「かしわ餅」と「ちまき」をいっしょに販売しています。どちらでもお好きな方を、ということのようです。あるいは、両方どうぞ。(下の写真は買ってきたのを自宅で竹籠に並べ替えたもの、この格好でお店に並んでいるわけではありません)。

「ちまき」も「かしわ餅」も、以前は主婦が家庭で作る季節のお菓子でした。今は菓子店、菓子売り場で買うものです。菓子作りも好きな配偶者に「作ってみる?」と聞いたら「家族が10人以上いたら、考える」という答えが返ってきました。そういうことなのでしょう。

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