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2016年5月13日 (金)

ライラックとアカシア、あるいは、夏至に向かう季節

花を咲かせる札幌の樹のなかでいちばん好きなのが、ライラックとアカシアです。ライラック(あるいはリラ)は北の街であるところの札幌の樹でもあるので街に溶け込んでおり、赤紫や青紫、ピンクや白などが5月中旬から下旬にかけて花開きます。一方、アカシアは6月中旬から下旬にかけて白い花を咲かせ、通りの緑の列に白い飾りが加わります。(札幌のアカシアは植物辞典的にはニセアカシアだそうですが、ここではどうでもいいことです。)

_0517d_p ライラック

H
                    アカシア

ライラックとアカシアが好きな理由は、花の風情もありますが、花の持つ、あるいは花がいっしょに持ってくる季節感のためです。

北の街で暮らしていると、桜や梅のあと、夏至に向かって日の長さが伸びていく夕方の薄暮の空と空気が何ものにも替えがたいと思うようになります。一年でもっとも気候の良い時期をさしてある国では「リラの咲くころ」と云い、別の国ではその時期に「ジューンブライド」が登場します。それぞれの土地のもともとの意味合いや意味の深みはわからないにしても、そういう気持ちが実感できる季節がこれから札幌にやってきます。

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