甘酒の寒天寄せ
甘酒の寒天寄せ。色は桃色。下の写真がそれです。ただし写真は作った直後の状態なので、食べるのは、普通は、冷めてからです(あるいは冷蔵庫で冷やしてからです)。
甘酒はお粥(かゆ)と麹(こうじ)で作ります。お粥をつくる時に黒米(くろまい)を混ぜると、桃色の甘酒ができ上がります。黒米は、黒くてほっそりとした野性味の溢れるコメです。生産農家は少ない。しかし、比較的簡単に手に入ります。
甘酒を作るプロセスは、
・うるち米をお粥にする。そのときに、桃色にするために、黒米を少し混ぜる
・お粥を60℃に冷ます
・そこに麹を入れて混ぜる
・そのあと60℃で10時間発酵する
・甘酒ができ上がる。
こうして作った甘酒は上品ですが、けっこう甘い。つまり、米(コメ)というものが持っている甘さの精妙を実感できます。
その甘酒を寒天寄せにするのは、柔らかく固まらせるため。柔らかく固まったのを食べやすい大きさにカットすれば、晩ごはんのあとのあっさりとした甘さのデザートになります。
蛇足ですが、寒天は植物繊維のかたまりです。寒天はテングサという海草から作られます。だから寒天をお湯で溶くと、鍋から海の香り、磯の香りが立ちあがります。寒天ゼリーは若い女性にいちばん向いているかもしれません。
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