甘酒の寒天寄せ
甘酒の寒天寄せ。色は桃色。下の写真がそれです。ただし写真は作った直後の状態なので、食べるのは、普通は、冷めてからです(あるいは冷蔵庫で冷やしてからです)。
甘酒はお粥(かゆ)と麹(こうじ)で作ります。お粥をつくる時に黒米(くろまい)を混ぜると、桃色の甘酒ができ上がります。黒米は、黒くてほっそりとした野性味の溢れるコメです。生産農家は少ない。しかし、比較的簡単に手に入ります。
甘酒を作るプロセスは、
・うるち米をお粥にする。そのときに、桃色にするために、黒米を少し混ぜる
・お粥を60℃に冷ます
・そこに麹を入れて混ぜる
・そのあと60℃で10時間発酵する
・甘酒ができ上がる。
こうして作った甘酒は上品ですが、けっこう甘い。つまり、米(コメ)というものが持っている甘さの精妙を実感できます。
その甘酒を寒天寄せにするのは、柔らかく固まらせるため。柔らかく固まったのを食べやすい大きさにカットすれば、晩ごはんのあとのあっさりとした甘さのデザートになります。
蛇足ですが、寒天は植物繊維のかたまりです。寒天はテングサという海草から作られます。だから寒天をお湯で溶くと、鍋から海の香り、磯の香りが立ちあがります。寒天ゼリーは若い女性にいちばん向いているかもしれません。
| 固定リンク
「米と麦」カテゴリの記事
- お世話になった方に自家製梅干しと自家製味噌など(2020.12.10)
- 天日干しした大根でタクアン作り、2020年 秋(2020.11.05)
- タクアン作りの準備としての大根の天日干し 2020年、秋(2020.11.02)
- 我が家では米麹は一年を通して使います(2020.10.28)
- 北海道産のリンゴでアップルパイ(2020.10.27)
「海藻」カテゴリの記事
- 朝早くに出かけるときは、おにぎり(2020.09.24)
- 焼き海苔は食べやすい大きさにカットして真空パック(2019.04.01)
- 味噌汁と具(2018.04.02)
- 甘酒の寒天寄せ(2016.05.25)
- 土鍋とご飯(2013.08.12)
「菓子」カテゴリの記事
- 橙(ダイダイ)はポン酢でもお菓子でも何でも活躍(2021.01.19)
- お世話になった方に自家製梅干しと自家製味噌など(2020.12.10)
- 自家製の小豆あんこで作るおいしい鯛焼き(2020.11.24)
- コミュニケーションツールとしての自家製クッキーやケーキ(2020.11.19)
コメント