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2016年7月19日 (火)

北海道産のラム肉

北海道はラム肉を使った「ジンギスカン料理」がとても好きな土地で、花見にジンギスカン、夏の海水浴場で泳がずにジンギスカンです。後者の例は、夏とはいえ水の冷たい北の海岸なので、まあそういうものかと納得できるとしても、満開の桜の下で羊の肉のバーベキュー風というのは、はじめてそういうものに遭遇した時には、桜の花びらの色と焼ける肉の匂いの組み合わせにいささか驚きました。
 
ラム肉とは生後1年未満の子羊の肉のことですが、北海道のジンギスカン料理で消費されている羊肉は、たいていは、ニュージーランドやオーストラリアからの輸入品です。コストパフォーマンスが良いのでそうなったとも言えますが、そもそも北海道は羊肉の生産地ではない。北海道での羊肉の生産量は非常に少ないので、地元の需要量・消費量をまったくまかなえない。「アンジー」(ANZ: Australia and New Zealand)からの輸入に頼らざるを得ないというのが実態です。(だから、そういう環境の中で、ジンギスカン料理を北海道の疑似ソールフードに仕立て上げた方たちのマーケティングセンスは相当なものです。)
 
だから「北海道の羊肉はさすがにおいしいですね。昨晩は○○でジンギスカンを堪能しました。」と、たとえば東京から来られた方にお褒めをいただいた時には、返答に窮する場合もあります。
 
北海道北部にある士別(しべつ)というところは、数少ないラム肉(サフォーク種)の産地です。そのくせのないラム肉に、札幌のある小売店の肉売り場で出合いました。こういう機会はあまりない。値段は安くはない。しかし、その場で購入しました。さっと火を通し、塩味で食べます。高タンパクで、高ミネラルで、低脂肪。おいしくいただきました。
 
エゾシカ肉もそうですが、一般流通の少ない地元の肉は、こういう偶然の出合いを大切にしないとなかなか味わえません。

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