梅の天日干し(2016年版、三日目と最終日)
すぐ下の写真は天日干し三日目(先週の土曜日)の遅い朝の具合です。陽はけっこう高くなっています。全体が均等に、とはいきませんが、それぞれに二日目よりは赤みを増してきました。
こういう天日干し作業の際に、毎回感じることですが、天気予報というのはどうもあてにならない。曇り空のはずが青空に、快晴のはずが厚めの雲が陽を遮ってそのあたりをにとどまっています。早朝の空を自分の目で見て天気を判断する方が、結果がどうであれ自己責任なので、その後、苛々(いらいら)しなくて済みます。
先日、日高昆布の漁の様子が地元のテレビチャネルで放映されていました。日高昆布はだいたい何にでも使えるので東京あたりの家庭では人気が高い。漁師は早朝に空の具合をにらんで昆布漁に出かけるかどうかを判断するそうです。収穫した昆布は、その日のうちに一日かけて石ころが敷き詰められた浜辺で干しあげる。その日のうちに干しあげないと基準の品質に達しない。早朝に、その日の天気の推移に疑問符が付くと、一日の工程が完成しないので、漁には出ない。梅の天日干しと似ています。

明日からは「天気予報」によれば、どうも、雨模様らしい。土曜日と日曜日で限(きり)がついて結構でした。天日干しが完了した梅には、常滑焼の甕(かめ)の中でこれから1年半から2年程度は(できたら2年以上)ゆっくりと休んでもらいます。
我が家の梅干し在庫で現在、最も古いのは、干しあげたのが2013年8月6日のもの、つまり3年前の南高梅です。そろそろ一部を食べ始めるかどうか、思案中。なお、2014年からは、梅を、ともに和歌山の産ですが、南高梅から龍神梅に切り替えました。
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