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2016年8月

2016年8月31日 (水)

2Lのスダチが3Lよりも17%も高いという不思議

アスパラガスなどが典型例ですが、同じ農場で栽培された同じ品質のものなら3Lは2Lよりも高い、ということになっています。
 
あるところで、きれいに大きさのそろった濃い緑の鮮やかな2Lの箱入りスダチ(1kg)が、すぐ隣に並んでいるこれもきれいに大きさのそろったみずみずしい3Lの箱入りスダチ(1kg)よりも、17%高い値段で売られていて、いささか驚きました。2Lの消費需要が3Lのそれよりも強いということです。何かの積極的な理由がないとそういうことはおこらない。
 
ポン酢をつくるために果汁をしぼるのが目的なら、3Lの方が2Lよりも便利です。3Lが2Lより高いのは納得がいきます。しかし、当該スダチに関しては、3Lの果汁含有量が2Lよりも少ないということなら逆転価格差の意味も理解できますが、両方の色つやから判断するとそういうことはとても考えられない。
 
料理屋や家庭での盛り付け美学や使い勝手という点が、関係しているのかもしれません。
 
大きすぎる輪切りのスダチは刺身や焼き魚とのバランス上、必ずしも歓迎されるわけではない。個数が欲しい消費者にとっては、販売単位がkgなら個数の多い方を選ぶ。つまり、2Lばかりが売れてしまう。1個当たりの値段を同じにするために、3Lの値段を17%下げた。そういうことかもしれません。しかし、そうなると料理屋需要は別にして家庭需要は3Lに向かう。商品の共食い状態です。だから、どうもすっきりとしない。農家や小売店は、今回限りということで、割り切っているのかもしれませんが。
 
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   スダチ(ブログのスダチとは無関係です)

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2016年8月30日 (火)

夏の終わりを感じるとき

たとえば、下のような写真の雲が遅めの午後の上空に広がっているのを目にすると、夏の終わりが空に染み出しているのがわかります。
 
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赤紫蘇は2回目のしば漬け作りで柔らかくておいしそうな葉は採りつくしてあったので、大雨の台風で鉢が水浸しになる前に赤紫蘇の鉢を片づけることにしました。バジルやルッコラやイタリアンパセリはそのままです。ルッコラは三期作目の収穫が待っています。しかし、一部でも夏野菜の鉢の片づけを始めると夏の終わりを強く実感するもののようです。
 
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 採る前の柔らかくておいしい赤紫蘇の葉

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2016年8月29日 (月)

自家製コメ酵母を使った焼きたてパンの景色(その5)

「焼きたてのパンの景色」の「その5」です。その日によって、焼き上がりの景色の違いを楽しめます。コメから作った自家製天然酵母を使うようになって、パンの表情により強い個性が出てきました。表情の差には天候や気温の違いも影響しているようですが、小麦粉や酵母のその日の気分というのがいちばんの理由なら、その方が腑に落ちます。
 
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2016年8月25日 (木)

ソフトフォーカスとソフトフォーカスな食べもの

ソフトフォーカスな食べものという表現が可能だとしたら、それはどんな食べものを指すのか。
 
写真家のデヴィッド・ハミルトンの抑えた色調のソフトフォーカス(軟調、軟焦点)写真が好きな時期がごく短期間ですが以前にあって、その時はどんな道具や技法を使っているのかといったことにはほとんど関心がありませんでした。
 
しかし、ここ数年実用目的のコンパクトデジタルカメラや、それ以外に一眼レフカメラなども別の用途で使うようになってから、ぼやけた感じの美しさに改めて引かれるようになりました。焦点を合わせた女性や花や食べものといった被写体のまわりがほどよくぼやけるのもいいものですが、風景や花が画面全体に薄い霧と細かい粒子がかかったような雰囲気になるのも、場合によっては悪くありません。
 
そうなると、デヴィッド・ハミルトンのソフトフォーカスの成り立ちについていろいろと調べてみたくなります。いちばん腑に落ちたのはあるプロのカメラマンのいちばんシンプルな説明でした。勝手に要約すると次のようになります。
 
薄いカーテンを通した南フランスの遅い午後の日の光、ミノルタのカメラととても柔らかいミノルタのレンズ(Minolta SRT101、Minolta Rokkor 50/1.7)、粒子に特徴のあるコダックのフィルム(Kodak Ektachrome 200)、そこに、増感の得意な現像技師と印刷技師の手が加わるとハミルトンのあの写真ができあがる。
 
で、ソフトフォーカスな食べものという表現が可能だとしたら、それはどんな食べものを指すのか、ということに戻るのですが、デヴィッド・ハミルトン風のソフトフォーカスな食べものとは、素材の自然を活かした添加物のない穏やかな味わいの料理のことだと考えます。そうすれば、言葉の使い方ついての牽強付会の度合いも低くなります。そして、そういう料理には、食べる人に作る人の技巧を感じさせない智慧が隠されている場合が多い。
 
ついでながら、現像技師と印刷技師の手というのは、デジタルカメラの現在では、ソフトウェア技術によって一部は置き換えられています。ソフトウェア技術をここではとりあえず食品添加物とすると、下は無料のソフトウェアサービスという添加物を利用して、もともと光学的にぼけ味のある素材にさらにソフトフォーカスの味付けを加えたものです。(無料のソフトウェアサービスとして「写真加工.com」様の「ソフトフォーカスレンズ」を利用させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。)

Softfocus

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2016年8月24日 (水)

続・夏は「しば漬け」

夏は「しば漬け」』の続きです。
 
夏の暑さと茄子と(自宅で栽培している)赤紫蘇と塩を、チャック付きのポリエチレン袋に詰めて(できるだけ空気を抜き)常温で十日から二週間くらい乳酸発酵させると、本格的な「しば漬け」ができ上がります。茄子と赤紫蘇にもともと棲んでいる乳酸菌に自発的に活躍してもらおうというわけです。
 
袋に詰めてから十三日が経過しました。期待通りの色になっています。「pH」を測ってみると「3」でした。一切れ味わってみます。結構な乳酸発酵の味わいです。蓋つきのガラス容器に詰め替えて冷蔵庫に移動しました。
 
赤紫蘇は自宅で頃合いの大きさに茂り続けています。大きめの5鉢で育てているのでいくら食べてもサラダの一部としてだけでは食べきれません。さっそく有機栽培の茄子を手に入れて次の「しば漬け」にとりかかりました。
 
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2016年8月23日 (火)

三代目のサラダ・スピナー

サラダ用に水洗いした野菜の水を切る道具をサラダ・スピナーと呼んでいますが、現在のは三代目です。この道具の選択責任者は配偶者です。
 
初代は、Zyliss(チリス)、ヒモを引っ張って野菜を入れたカゴをぐるぐると回して水を切るタイプでした。ヒモを引っ張って回転に加速度をつけるところが出来のいい玩具みたいでなかなかに面白かった。
 
二代目はWilliams Sonoma (ウィリアムズ・ソノマ)、ヒモではなく小さな取っ手を手でぐるぐる回して水を切ります。このタイプは大きいと回すのに力が要ります。汚れてきてもうまく掃除が出来なかったという記憶があります。
 
三代目は、OXO(オクソ)、容器の真ん中に浮かんでいる円柱状のもの(というかノブというか)を押すと、野菜の入ったカゴが勝手にくるくると回転し始めて野菜の水が飛んでいくというタイプで、すぐれものです。力のない女性に向いています。
 
米国製の調理用具にはものぐさ向けもありますが、どんな人にも使いやすい機能とデザインをもったものもあります。この三代目の野菜水切り器もそのひとつかもしれません。
 
ついでに書くと、OXOの製品で重宝しているのが、「上から見て入った量が確認できる1000mlの計量カップ」と「持ち手が滑らない(ただし、ヘッド部はステンレスの)トング」。
 
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2016年8月22日 (月)

一つの甕(かめ)に自家製味噌と市販の味噌

2014年の2月に仕込んだ味噌、つまり現時点でいうと2年6か月ものの米麹(こめこうじ)味噌の手持ち在庫は、この前までは10kg入りの甕が一つ、5kg入りの甕が三つでした。2013年の2月に仕込んだ玄米麹の味噌が、我が家では残っている中で一番古い自家製味噌(手前味噌)ですが、玄米麹を使ったとてもおいしい貴重品なので、常滑焼の甕に静かに寝かせてあります。まだ手はつけない。
 
市販の味噌を買い求めることはほとんどありません。しかし、昨年の11月に衝動買い風に購入した、その時点で1年ものであったところの北海道産の3kgの味噌を、今なら1年9か月は熟成ことだし、そろそろ味わってみたいと思っていました。
 
5kg入りの甕の一つの残量が2.5kgくらいになってきたので、その半分を冷蔵庫向きの真四角なホーロー容器に移してスペースを作り、その3kgを、その甕に干し昆布で仕切って同居させました。上の4分の1が2年6か月ものの自家製味噌、下の4分の3が1年9か月ものの市販の味噌です。
 
こういう風にルームシェアリングさせておくと、実際に使うときに違った風味の味噌を混ぜ合わせるという楽しみも簡単に実行できます。
 
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二つの仕切りは干し昆布。上の4分の1が手前味噌、下の4分の3が市販の味噌。

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2016年8月19日 (金)

ルッコラの三期作

現在の日本でコメの二期作を商用ベースで実施しているところはおそらくないと思いますが、東南アジア(ベトナムやタイやフィリピンなど)の農村ではあたり前で、一部では三期作(コメ・コメ・コメ)や三毛作(コメ・コメ・野菜)も行っているようです。
 
我が家でもルッコラは、6月から8月の3か月くらいの間に、三期作です。(野菜に対して、三期作という用語が適当かどうかはここでは気にしません。)
 
現在、複数の鉢で栽培した二期作目を食べています。最初に食べ終わった二期作目の鉢から古い根を取り除き、古い土にはカルシウム分なども加え、その上に新しい土を追加しました。三期作目も、二期作目とは別の新しい種の種蒔き後、三日目の朝にはそろって発芽(すぐ下の2枚の写真)。夏は早い。
   
A B

Photo
 これは隣の二期作目のルッコラ(使った種のせいか背が低め)

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2016年8月18日 (木)

売り場の調理用トマトと秋の気配

札幌近郊の野菜売り場が充実している道の駅などではお目にかかる頻度は高まりますが、日本では生産している農家も少ないし、消費需要のほとんどが大玉や中玉やミニの生食用トマトなので、一般の野菜売り場では調理用トマトはほとんど見かけません。出合う時期も限定されています。
 
だから、調理用トマトを見かけると、またおいしいトマトソースが食べられると思うと同時に、札幌の夏も終わりに近づいてきたなと感じます。
 
下は、今年初めて出合ったところの、ご近所の農家で栽培された調理用トマト。品種は書いてなかったのですが、「なつのこま」か「なつのしゅん」だと思います。2パックだけ置いてあったので、まとめて購入しました。一部がさっそくトマトソースになりました。
 
去年、ある催しもので知り合いになった札幌市内の調理用トマトの生産農家から、今年も、9月の10日過ぎにまとめて買うつもりです。秋から冬にかけて使うそれなりの量のトマトソース・ストックが準備できるはずです。
 
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2016年8月17日 (水)

家庭では、夏の葉物野菜は、夕方採り

プロの農家はその直後に販売先や流通チャネルへの出荷があるので、これから一日の始まる朝に採った「朝採り野菜」ということになるのですが、家庭菜園やベランダ菜園のアマチュアは、「朝採り」ではなく「夕方採り」の方が向いています。
 
理由は単純で、野菜は光合成が終わったあとの夕方が一日のうちでいちばん元気で、だからいちばんおいしいからです。なにもプロのビジネス流儀のマネをすることはありません。
 
主婦の方で時間があるなら、夕方に採った葉物野菜を晩ごはんのサラダなどに使うのがいちばん理にかなっています。野菜の量や種類が少ないときはお店で買った大玉トマトやミニトマトといっしょに。ドレッシングは自家製に限ります。
 
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バジル・赤紫蘇・イタリアンパセリ         バジル

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2016年8月16日 (火)

夏は「しば漬け」

夏は、茄子(なす)を乳酸発酵させた「しば漬け」です。この時期しか作れないし、食べられない。原材料は以下の通りです。
 
・夏の暑さ
・茄子(近所の有機栽培の茄子。有機栽培でなくてもいいが、その方が安心。)
・赤紫蘇 (自宅で栽培した固定種の赤紫蘇。とうぜん無農薬栽培。)
・塩 (海水塩。だいじな漬物なので、いい塩を使う。)
 
塩以外は、どれも夏しか手に入りません。
 
植物性の乳酸菌は赤紫蘇にも茄子にもいっぱい棲んでいるので、漬物向きに適度な大きさに切った茄子と赤紫蘇を塩もみしているとその段階からすでにブクブクと乳酸発酵を始めているのが観察できます。
 
紫色の茄子にも赤紫蘇にもアントシアニンという赤色・紫色の色素が含まれています。体内で発生する活性酸素(強い酸化力をもった物質、細胞膜質を酸化して傷つける)を消去する効果を持っています。
 
常温で十日から二週間くらい発酵させると、本格的な「しば漬け」ができ上がります。ぼくたちのようなアマチュアの場合は、カビないようにしっかりとしたチャック付きのポリエチレン袋を使うとうまくいく。見かけはそれらしい安価な袋もありますがお勧めではありません。
 
出来上がったかどうかの目安は、袋の中に現れる、酵母(こうぼ)の一種であるところの白い「産膜酵母」です。糠漬けの時にできる白いのも「産膜酵母」です。白カビのような雰囲気なので一瞬ドキッとしますが、これは茄子がきれいに乳酸発酵したという証拠です。産膜酵母の発生を確認したら、茄子を一切れか二切れ味わって発酵の具合と味を舌で確認、納得したらすぐに冷蔵庫に移します。
 
もっとも、ポリエチレン袋で空気をよく抜いた状態で発酵させていると、産膜酵母はそれほど目立ちません。
 
下の写真は6日目の様子。色が良くなってきました。
 
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2016年8月15日 (月)

少しだけ食べるのが好きな、北海道産の「昆布味おかき」

北海道のお菓子といえば、やはり洋菓子です。小麦が収穫され、畜産業も盛んなので地元の牛乳やバターやチーズが豊富です。
 
この「おかき」の製造販売会社も洋菓子で有名です。若いビジネスマンが昼休みにこっそりと買いに来るソフトクリームや、購入後数時間以内に食べきることを勧められるジャンボ・シュークリーム(外国人観光客向けに英語では Jumbo Cream Puffとかいてあります)は、実際のところ、とてもおいしい。
  
この「おかき」には「昆布、イカ、鮭、ホタテ、甘えび、タコ、たらこ」の7つの海の味がそろっていますが、一口サイズの昆布が混じった昆布味以外には僕は興味はありません。
 
この昆布は「えりも昆布」、いわゆる「日高昆布」です。上品な出汁が引ける利尻(りしり)昆布や濃厚な出汁向きの羅臼(らうす)昆布」ではなく、佃煮や昆布巻、おでん用の結び昆布によく使われる「日高昆布」がお相手に選択されたということなのでしょう。「日高昆布」は、柔らかく煮えやすい。そういう意味で出汁昆布としても好まれています。
 
170グラム入り袋の原材料欄に記載されている原材料は「餅米、植物油脂、食用米油、昆布、醤油、塩」。賞味期限は約3週間。揚げに使った植物油脂が刺激になって後を引きます。日常の加工食品で植物油脂の刺激が好きな方は一袋を一気に食べてしまうかもしれません。しかし、僕は多くは食べられない。開封後は油脂の酸化が進むので、僕のようなタイプにはもっと小さな袋詰めが向いているようです。

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2016年8月12日 (金)

自転車やスマホという脅威

分類上は「車」であるところの「自転車」の「運転」が、その場に立てられている交通標識で「許可済み」であることのわかる広い歩道もありますが、そうでない歩道も多い。そうでない場合は、「凶器」になり得る自転車は「車道」を走るか、歩行者に配慮しながら「歩道」を利用することになっている(はずです)。
 
雪道や凍った道ではたいへんですが、自転車は便利な交通手段です。だから、自転車に乗らないで欲しいというつもりはありません。しかし、歩行者に対して制御不能なスピードで走らないでいただきたい。また、夕方以降は、自分の存在を歩行者に知らせるために灯りをつけてもらいたい。あい変わらず、ひどいマナーの自転車に頻繁に遭遇します(とくに女性ののっている自転車にそういうのが多い)。猛スピードで駆け抜けたいのなら、車道で軽自動車あたりと競争してください。
 
向こうからうつむいた「スマホさん」がやって来るのが目に入ると、警戒警報の発令です。そのままだと正面衝突になりそうだと感じたら、歩きながら一歩左か右に避けますが、すれ違う時に心の中で「わっ」と声を出す場合もあります。
 
その気配に気づき視線を上げて何かを確かめようとする「スマホさん」もいらっしゃれば、視線を画面に張り付けたまま歩き続ける豪の「スマホさん」もいらっしゃる。人気のない山道なら二宮金次郎ということになるのですが、街中の歩道なので、すれ違う歩行者にはけっこう危険な存在ではあります。

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2016年8月10日 (水)

バジルの摘芯、脇芽と新芽

紫蘇(しそ)やバジルなどの紫蘇科の野菜は食べごろになった大きさの葉を収穫するのですが、そのときに、食べるために摘み取る複数の葉の下に、左右に一対の小さい葉(脇芽)を残してその少し上あたりで茎を注意深く切り取ると、残った左右の小さい葉の枝の部分からまた新しい新芽がそれぞれに出てくるので、いわば倍々ゲームで葉が増えていきます。この作業を摘芯(てきしん)といいます。
 
左の写真のような按配(あんばい)に摘芯すると、それが、たとえば、右の写真のような具合になります。
 
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そういうことを知らないと、背が高くなるだけで野菜にボリュームが出ません。もったいないことです。背を伸ばさないで横というか、前後左右ににふくらませていく。
 
この時期は、サラダの素材として無農薬自家栽培の紫蘇やバジルを毎日のように食べますが、バジルはバジルソースにも変身します。

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2016年8月 9日 (火)

走るのが好きな人、歩くのが好きな人

たとえば、夏の土曜日の夕方に時速6kmくらいの速さで30分から40分くらい早歩きするのが好きです。札幌なのでTシャツを2枚重ねにしておかないと肌寒い日もありますが、いい汗をかけます。1時間でも構わない。しかし、その場合には速度を少しだけゆるくする。走るのは好みではありません。
 
歩く僕よりわずかに速いスピードでよたよたと進み、いかにも頑張っている雰囲気のジョガーにも出会います。走るのが好きなのか、それとも我慢して走っているという自覚が好きなのか。
 
走る人も、運動として早足で歩く人も、横断歩道の赤信号で足踏みするのは嫌いみたいです。だから、赤信号に出合うことのない、一周が1kmくらいのブロック周回路のような舗装された大きな歩道を利用する人が多い。しかし、こういう周回路の欠点は、目に入る風景が繰り返しになることです。
 
早足に歩く場合は、風景の変化を楽しむことと信号待ちのイライラや退屈に折り合いをつけさせることが比較的簡単にできます。赤に変わりそうなときはさっと走る。それが面倒な場合は、手を高く挙げて横断歩道をゆっくりとわたる。
 
配偶者と一緒に歩くことが多いのですが、まれに同じような歩くカップルに出会います。しかし、向こう側から近づいてきて僕たちと逆方向にすれ違っていくのは、たいていは、一人で黙々と走る人たちです。
 

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2016年8月 8日 (月)

梅の天日干し(2016年版、三日目と最終日)

すぐ下の写真は天日干し三日目(先週の土曜日)の遅い朝の具合です。陽はけっこう高くなっています。全体が均等に、とはいきませんが、それぞれに二日目よりは赤みを増してきました。
 
こういう天日干し作業の際に、毎回感じることですが、天気予報というのはどうもあてにならない。曇り空のはずが青空に、快晴のはずが厚めの雲が陽を遮ってそのあたりをにとどまっています。早朝の空を自分の目で見て天気を判断する方が、結果がどうであれ自己責任なので、その後、苛々(いらいら)しなくて済みます。
 
先日、日高昆布の漁の様子が地元のテレビチャネルで放映されていました。日高昆布はだいたい何にでも使えるので東京あたりの家庭では人気が高い。漁師は早朝に空の具合をにらんで昆布漁に出かけるかどうかを判断するそうです。収穫した昆布は、その日のうちに一日かけて石ころが敷き詰められた浜辺で干しあげる。その日のうちに干しあげないと基準の品質に達しない。早朝に、その日の天気の推移に疑問符が付くと、一日の工程が完成しないので、漁には出ない。梅の天日干しと似ています。
 
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下の写真は、最終日(今年は四日目が最終日)早朝の様子です。最終日は日曜日で、ほぼ快晴に近かった。こういう日は赤みを増すために赤梅酢に漬け戻してあった梅を平籠にきれいに並べるのが嬉しくなってきます。
 
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明日からは「天気予報」によれば、どうも、雨模様らしい。土曜日と日曜日で限(きり)がついて結構でした。天日干しが完了した梅には、常滑焼の甕(かめ)の中でこれから1年半から2年程度は(できたら2年以上)ゆっくりと休んでもらいます。
 
我が家の梅干し在庫で現在、最も古いのは、干しあげたのが2013年8月6日のもの、つまり3年前の南高梅です。そろそろ一部を食べ始めるかどうか、思案中。なお、2014年からは、梅を、ともに和歌山の産ですが、南高梅から龍神梅に切り替えました。

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2016年8月 5日 (金)

グローバル化する食と、自家製の梅干し

食のグローバル化とは、世界中の人たちが同じようなもの・似たようなものを食べるようになることで、つまりは、食べものが均質化するということです。
 
食や農業は、人々が自分の生活地で生き延びるためのローカルな営みでした。しかし、農業が経済化し、ここに農産物輸出国の活動とグローバル経済を基盤とするアグリビジネスの活動が加わると、世界中の人が同じような食材を同じような調理法で食べるようになります。これが食のグローバル化です。グローバル化の進んだ食材や料理は細かい品質差異を気にしなければ手に入れ易く、同時に他に奪われやすいという性格を持っています。
 
一方、地域独自性を維持した食材や料理はその逆の性格をそなえています。ある文化圏は別の文化圏のよくわからない食べ物ををわざわざ口にすることに興味がない。各国で個別に発展した発酵食品などがその典型です。
 
自宅で作る、主な基礎加工食品や漬け物の類は以下の通りです。冬から季節の順にならべてみます。グローバル化した食べものとその逆の性格の食べものはその中にどれほどあるか、確認する気になりました。
 
◇冬(12月から2月)
 ・橙(だいだい)のマーマレード
 ・橙(だいだい)のポン酢
 ・べったら漬け(この漬物をご存知ない方は【「べったら漬け」に関する註】をご覧ください)
 ・味噌(仕込み、大豆は北海道産、食べるのは2年以上寝かせてから)
 
◇春(3月から5月)
 ・べったら漬け
 ・ラッキョウの甘酢漬け(ただし、毎年ではない)
 
◇夏(6月から8月)
 ・梅干し(仕込み、食べるのは1年半から2年ほど寝かせてから)
 ・梅ジャム
 ・実山椒の塩漬け
 ・しば漬け(乳酸発酵バージョン)
 ・バジルソース(バジルは自宅で栽培)
 ・トマトソース(近所の農家で栽培している調理用トマトを使う)
 
◇秋(9月から11月)
 ・スダチのポン酢
 ・柚子胡椒(ゆずこしょう)
 ・タクアン(仕込み、食べるのは翌年の年明け以降)
 
【「べったら漬け」に関する註】:縦に二つに切った大根のまとまった大きさの切り身を塩漬けにしたのを、わずかな塩と唐辛子と柚子を加えた甘酒(できたら自家製のそれ)に、五日から一週間くらい漬けこんでおくと、「べったら漬け」ができ上がります。軽い塩味と軽い甘みがコラボした、タクアンなどとは方向のちがう軽快な感じの大根の漬物です。
 
自宅で作る主な基礎加工食品や漬け物の類には、橙のマーマレードや梅ジャム、バジルソースやトマトソースなどグローバル的な雰囲気の食べもの、つまり興味を持った他国に奪われる(あるいは、逆に他国から同じものや代替品が流入してくる)可能性のある食べものもあります。しかし、あとは、主食であるところの安心なジャポニカ米や安心な魚やチキンのような地元の動物蛋白と野菜が身近にあれば、それらを補完する基礎加工食品として、そういうことを気にせずに暢気にかまえていられるものばかりです。
 
我が家で手掛ける加工食品の中では仕込みまでの必要工数がいちばん多く、また天候や陽射しなどへの気遣いがとくに多いのが梅干しです(タクアン用大根の天日干しにも気を使いますが)。作業が面倒くさいと感じられるときには、そういうことも考えます。
 
下の写真は梅の土用干しの二日目。
 
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2016年8月 4日 (木)

梅と籠と陽射し 2016年度

梅の天日干しの初日の光景のひとつです。
 
平籠を通して差し込む陽射しが地面に模様を作り、その具合がきれいだったので撮影。梅干し作りは、いろいろな漬物作りの中でもっとも工数が必要ですが、その中には、こんな楽しみもあります。
 
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2016年8月 3日 (水)

梅の天日干し(土用干し) 2016年度

予定に入っていた用件が急になくなりました。午前6時に空の様子を確かめると、梅の土用干し(天日干し)に最適な陽射しになりそうです。時間ができたので、予定を変更して、急遽、梅の土用干しです。昨日の話です。
 
この大きな四角い二つの平籠は、梅の天日干しにしか使いません。登場機会は年に一度、もったいないような使い方ですが、よしとしています。
 
梅の赤はまだ淡いですが、その日の天日干しの後、遅い午後から朝まで赤紫蘇と一緒にまた赤梅酢につけ戻す、早朝からまた干すというプロセスを三回繰り返します。陽射しのない日は休憩です。今週中に土用干しを完了できたらと思っています。
 
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2016年8月 2日 (火)

香りの害

やや大げさですが、香りの害というものがあります。出合ったら避けられないし、場合によっては数分間はその香りとお付き合いをすることになるので「香害(こうがい)」と呼んでいいかもしれません。もっとも、これを害と感じる人の割合はおそらく非常に少ない。
 
どのような香りかというと、洗剤や洗濯用の芳香剤の香りです。人混みの中や少し前に乗っていた方の存在感の残っているカラのエレベーターの中でそれに出合います。散歩の途中で、休日の集合住宅のベランダから流れてくる場合もあります。我が家では、そういう種類の「剤」は使わないので、余計に気になるのかもしれません。
 
業務用の制服の洗濯にもそのタイプは使われているみたいで、そういう場合は、玄関にその香りが数分間は漂います。数分間の我慢です。たいしたことではない。

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