« 本来の川筋、本来の地名、土地の記憶 | トップページ | 「台風とタマネギと農産物貨物列車」補遺、あるいは、北海道産野菜の季節別の移出量 »

2016年9月 9日 (金)

「50年に一度の大雨」という表現のわかりにくさ

「北海道北部大雨 利尻島『50年に一度』 JR稚内駅前は冠水」
 
「道内は6日午前、低気圧に伴う前線の通過で大気が非常に不安定になり、稚内市と利尻島で猛烈な雨となった。利尻島は降り始めからの降水量が150ミリを超える『50年に一度の大雨』(札幌管区気象台)に見舞われた。雨は道内全域で7日まで続き、多いところで1時間雨量が50ミリ、24時間雨量が120ミリに達する見通し。8月末の台風10号による豪雨で被害を受けた上川、十勝両管内は地盤が緩んでおり、気象台は土砂災害や河川の氾濫の危険性があるとして、厳重な警戒を呼び掛けている。」(北海道新聞 2016年9月6日)
 
よくわからないのが、誰かが言い始めて最近はメディアでデフォ気味になっている「50年に一度の大雨」という表現です。記録がそろっている地域だと過去130年くらいの観測記録に照らし合わせてみて「50年ぶりの大雨だ」というくらいの意味だと解釈できますが、50年未満の記録しかない土地でも「50年に一度の大雨」が降ることがあるようです。しかし、それがまずい場合には、「観測史上例を見ない」「観測史上最大の」ということになるのでしょうか。
 
過去500年の観測記録でもあれば「50年に一度の大雨」というのは統計的な平均値ということで説得力があるのですが、そうでないのなら「50年ぶりの大雨です、同じ程度の大雨は前回は1966年に観測されています」と言ってくれた方がぼくには腑に落ちます。

人気ブログランキングへ

|

« 本来の川筋、本来の地名、土地の記憶 | トップページ | 「台風とタマネギと農産物貨物列車」補遺、あるいは、北海道産野菜の季節別の移出量 »

経営とマーケティング」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

雑感」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1317632/67370095

この記事へのトラックバック一覧です: 「50年に一度の大雨」という表現のわかりにくさ:

« 本来の川筋、本来の地名、土地の記憶 | トップページ | 「台風とタマネギと農産物貨物列車」補遺、あるいは、北海道産野菜の季節別の移出量 »