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2016年12月26日 (月)

続・雪と傘(あるいは、雪で傘が重い)

「笠へぽつとり椿だつた」(山頭火)ならそれまでは気分が晴れないでいても、「椿のぽつとり」は、うれしい瞬間です。しかし、歩道に張り出した樹の枝からどさっという音とともに湿った重い雪がなだれ落ちてくるといささかびっくりします。
 
先週の後半は二日続けて大雪でした。しかし、日中の気温が零度前後と比較的高いので、札幌らしいいつものさらさらしたパウダースノーではありません。湿った重い雪です。10分ほど歩くうちに傘がずしりと重くなってきました。この重さはなんだ?というくらいに重い。どういう感じの湿っぽい雪かというと、枝に厚く絡みついて落ちないタイプです(下の写真)。だから傘からも勝手には滑り落ちない。重いので、傘をすぼめながら逆さにして積もった雪を白い地面に向かって自分の重さで滑らせます。
 
そういう日は歩くときはできるだけ人通りの多い道を選びます。近道をしようと人通りのないところに迷い込むと、八甲田山の冬の行軍の一部を経験することになってしまう。しかし、雪が止むことなく降り続くと人の踏み跡でつくる歩道部分もだんだんと狭くなってきて、人ひとりが歩く幅しかなくなってきます。単線を走る列車の気分です。向こう側から来る人とすれ違う場合には、どちらか一方が一旦停止をしないと、不幸などちらかが膝まで雪に埋もれることになる。悲劇です。双方が傘を差している場合はそういう悲劇を回避するためにお互いがけっこう気を遣います。
 
だからというわけでもないとは思うのですが、札幌ではそういう雪の日も傘を差さずにフード付きのコートだけで平気な人たちが多い。どうも半分以上は傘を差していません。しかし、こういう雪の時には傘の効果が明らかに発揮される場面もあって、それは頭上の樹の枝から水っぽい雪の塊が傘にどさっと滑り落ちてくるような時です。傘にも相当な圧力がかかります。傘なしだと、身体中雪まみれになってしまう。
 
関連記事は「雪と傘」。
 
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