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2016年12月 7日 (水)

雪と傘

「○○さんは、傘をさす人ですか?」雪が話題になったときに美容院の店長からもらった質問です。「ぼくは風が強くなければさしますね。」「実はわたしもそうなんですよ。」
 
札幌は、そうでない場合もありますが、たいていは粉雪なので雪がコートに降りかかってもべたべたしません。だから、道行く人も、八割は傘なしで歩いています。髪が濡れるのは嫌なので、コートのフードで頭を覆っている人も多い。しかし、五人に一人くらいは傘をさしている。強風、つまり吹雪の場合は傘は無理なので、それ以外の場合は、ということですが、傘をさすのは少数派で、ぼくはその一人ということになります。
 
札幌の雪の中を傘なしで歩を進める人たちはいかにも雪のベテランという風情ですが、傘をさしている人たちは雪の生活に不慣れな素人と映ります。札幌よりも暖かいけれど札幌よりも緯度が高いエディンバラ(スコットランド)で、雨の街を傘をささずにコートだけで平気で歩く人たちは、いかにも地元の住民という感じです。
 
目的地に着いたときに、コートやバッグの雪を手やハンカチやミニタオルでパタパタと振り払い、暖房のきいた部屋でハンガーにでも吊るしておけば、湿度の低い札幌ではすぐに乾燥します。しかし、そういう時間や場所がないときにそのままにしておくと雪は溶けてコートやバッグは嫌な濡れ方をする。だからできるだけ雪が降りかかるのを避けるために傘をさす、というのはそれなりに理にかなっています。
 
コートのフードで頭をすっぽりと覆う方法は、吹雪の場合を含めて、ぼくはあまり好きではありません。視界が狭まり、車などの音も聞こえにくくなる。街中ではそれが困る。だから、ぼくは帽子と傘です。しかし、これは、傘さす人にも傘をささない人にも相当程度に共通ですが、雪の時はバッグは手に持たない。肩から掛ける。できれば幼稚園掛け。とっさのときに備えて、両手は自由にしておく。そういうことなら、傘も手の自由を奪うので、雪の降る日は傘なしが理にかなっていることになります。だから、五人に四人は傘をささないのかもしれません。でも、傘は手放せない。

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