冬は純米酒の燗酒
ぼくたちが朝ごはんや晩ごはんで食べるいわゆる「白米」の「精米歩合」は、「玄米」から糠(ぬか)や胚芽が削られるので、下の図(玄米の構造)からわかるように91%から92%です。
一方、日本酒の精米歩合ということになると、一般によく見かける数字では、純米酒と呼ばれているのが「60%~65%」、吟醸酒と呼ばれているのが「55%」、大吟醸は「50%以下」となっています。しかし、なかには70%から75%の純米酒や、39%や23%という磨きに磨いた大吟醸もあります。
ウイスキーは17年物、21年物と熟成年数を伸ばすにつれ在庫維持費用と、それから蒸発によるウイスキーそのものの目減りで、値段が加速度的に高くなりますが、大吟醸はコメをどんどんと削っていくので、こちらも精米歩合によって値段がどんと跳ね上がります。
ぼくにとって気持ちのいい晩酌は、食前酒に小ぶりのぐい吞み一杯分か二杯分の吟醸酒や大吟醸酒、それで少しいい気分になり、そのあとは、適量の燗にした純米酒です。
最近は、日本酒も高付加価値化で、つまり、値段の高い四合瓶(720ml)の吟醸酒や大吟醸酒ばかりで、燗向きの一升瓶の純米酒というのが少なくなってきました。現在は、ある頃合いの価格の銘柄を贔屓にしていますが、生産量が多くないのか、常に店頭に並んでいるわけではありません。しかし、入手可能な限り、そいつとこれからもお付き合いです。
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