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2017年4月

2017年4月27日 (木)

サクラガサイタ

敷地内の桜を指標に使う地元の気象台の発表はどうなっているか知りませんが、近所のカフェの「街のメッセージ」(黒板)も「桜が咲きました」になったし、早咲きの桜が濃いめの色や薄い色合いでたしかに花を咲かせ始めています。
 
エレベーターで出合った女性ににこっとすると、「やっと桜が咲きましたね」という挨拶が笑顔とともに返ってきました。
 
「花開き世界起こる」というのは、ひとりのサトリが世界全体をさとらせるという意味のようですが、札幌では、桜が咲いたら梅も桃もいっせいに咲き始めます。大阪や東京よりも札幌の方が「花開き世界起こる」を実感しやすいかもしれない。
 
勝手な好みを云えば、桜は満開よりも、六分七分の方が美しい。
 
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2017年4月26日 (水)

「セロニアス・ヒムセルフ」と「正法眼蔵」

ジャズピアニストであるセルニアス・モンク(1917 – 1982)のたとえば「セロニアス・ヒムセルフ」というピアノソロアルバムを聴いていると、道元(1200 – 1253)の「正法眼蔵」の一節を読んでいるような気分になります。
 
ジャズが好きでもセロニアス・モンクが嫌いなかたは、彼独特の不協和音や彼独自のリズム(リズムのとぎれや乱れ)にうんざりして彼から遠ざかったみたいですが、モンクを好きなかたにとってはそこが彼の魅力の源泉です。道元の「正法眼蔵」のような形而上学的著作物では彼が意識的に作り出す独自の不協和音やリズム感の「前後際断」に頻繁に出会えます。
 
「正法眼蔵」はわかりにくい書物です。禅を含む仏教全般の知識がある程度あるくらいでは歯が立たない。わかりにくさの理由は、おそらく次の二つです。
 
そのひとつは、言葉や用語の定義。「この言葉(この用語)はここではこういう意味で使います」というその定義の仕方(というか使い方)がとても大胆なこと(たとえば「悉有仏性」、これについては後述)。
 
もうひとつは、ある言葉(用語)をある意味で(ある定義で)使ったあと、その同じ言葉(用語)をすぐあとに別の意味で(別の定義で)使うという不協和音的な転調が好きなことです。たとえば、自己。同じ自己でも自分を含む世界を区分しようとする自己とそういう執着から自由になった自己とが同じ自己という言葉で連続し、どちらの自己かは文脈から判断するしかないのですが、文章自体がいわば不協和音の響きを内在させた音楽みたいなものなので、それほど簡単ではありません。
 
後者(二つめの理由)に関してひとつ追加すれば、極端な場合には、たとえば複数の漢字からなる用語(たとえば、古仏心)を説明しながら、説明の後でそれを三つに分解し、そのうちの二つを自由に組み合わせて(たとえば、古心、心古、心仏など)新しい意味を創り出すといったことにも躊躇がありません。読者にとっては、新たな不協和音の登場です。
 
「一切衆生悉有仏性」というぼくたちにとって比較的おなじみの表現は、通常は「一切衆生、悉く(ことごとく)仏性(ぶっしょう)有り」(すべての存在に仏性―如来蔵とも呼ばれている-がある)と読み、仏性の有無を説明する表現ということになっていますが、道元はそう読まない。彼の形而上学がそう読ませない。「悉有(しつう)は仏性なり」と強引な(つまり高校の漢文の授業だったら教師から間違いだといわれるような)読み方をします。
 
人も草木も石も山も風もすべての存在は、仏性が、そのまま、それぞれにそれぞれの瞬間に顕れたものであるという「空」の構造を道元風に表現したものが「悉有(しつう)は仏性なり」です。ちなみに、仏教という絶対者を想定しない形而上的な思想においては仏性とは真理(曖昧な言葉ですが)のことです。別の形而上的な表現だと「空(くう)」とも云う。
 
何もないところから、人も草木も石も山も雲もすべての存在が顕現します(なにもないのでその意味では空であり無です、しかし、顕現するということは、それらの潜在態がすべてそこにあるので、その意味では有であり空です)。
 
「般若心経」という短いけれどもとても哲学的なお経があります。そのお経はこの存在の往復運動(循環運動)のことを「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色」とまとめました。「悉有(しつう)は仏性なり」は、仏性を軸にそのまとめをさらに道元流に凝縮したものと云えます。
 
正法眼蔵のある章だけを読み返し、そのあとセロニアス・モンクの好きなピアノソロアルバムの好きな曲だけを数曲聴き返すというのもけっこう楽しい作業です。順番は逆でも構わない。
 

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2017年4月25日 (火)

早春の夕方

早春の夕方です。ゴールデンウィークも近いというのに、外はコートがないと寒い。おそらくブナの樹だと思いますが、見上げると芽がいっぱい出ていました。
 
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2017年4月24日 (月)

春のニンジン

この時期に近隣でとれたばかりのニンジンが札幌で食べられるのは嬉しいものです。写真は収穫され、出荷されたばかりの真狩(まっかり)村のニンジンです。配偶者がある小売りチェーンの「ご近所野菜」のコーナーで買ってきました。産地の真狩(まっかり)村は、札幌の80㎞くらい南西にある農村で、一般道を車で2時間ほど走ると到着します。百合根の産地としても有名です。
 
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3月下旬から4月にかけて収穫するので春ニンジンと呼ばれていますが、雪の下ニンジンという方が分かりやすいかもしれません。
 
雪の下ニンジンは、秋に収穫できるニンジンを厚い雪の下で越冬させ(真狩村は雪が深い)、春になってから収穫します。厚い雪の層の下は暖かいので、ニンジンは極寒の冬でも凍りつかない。雪の蒲団なので野菜への水分にはこと欠かない。他の根菜類もそうですが、ニンジンは雪の下でゆったりとすごしているうちに甘くなります。なので、我が家ではこのニンジンを朝のジュースとして楽しむことも少なくありません。
 
関連記事は「雪の下ダイコン」、「雪の下ニンジン」。

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2017年4月21日 (金)

夕方五時の暖簾

掛けたばかりの暖簾のようです。今日は、この暖簾をくぐったお客はまだいないと思う。もっとも最近は金曜日だと五時前から気楽に飲み始める人たちもいるらしいので、中ではすでに静かに一杯やっている人がいる可能性はあります。しかし、そういう雰囲気は表に漂いだしてはいません。
 
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上の暖簾は一杯飲み屋で、写真には写っていない左側には店の名前がシンプルに書かれた提灯が吊るされています。下の暖簾は寿司屋(「すし割烹」と染めてある)。どちらの暖簾もふらっとひとりで入ってみたい欲求をかき立てます。使い込んだ暖簾は美しい。
 
一杯飲み屋の方だと、以前なら、ひとりで入って軽い肴と二合くらいの日本酒で一時間くらいを過ごしたかもしれませんが、最近は、自宅で好きな銘柄を少しだけ冷で、そのあと別の好みの銘柄を好みの熱さの燗で適量楽しむ方が合っています。

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2017年4月20日 (木)

赤紫の樹の芽と、黄緑の樹の葉

この二日間雨が降り続きました。外を歩く人間は傘とコートが必要なのでちょっとうんざりですが、発芽準備中の樹々にとっては歓迎の降雨です。雨の結果、植物園や街路の樹々は汚れがとれてきれいになり、芽の数を急に増やし始めました。遠目には赤紫のぼんやりとしたかたまりが急にいくつも空中に浮かんできたと映ります。
 
あと10日もすれば、その赤紫が一斉に黄緑に変化するのですが、気の早いのは、下の写真の左半分のように、他との横並びなどは眼中になく、すでに、いつのまにか赤紫の芽を黄緑の葉に変えています。
 
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芽を葉に変える、芽が葉に変わると書きましたが、ぼくたちは、たいていは、寒い冬が暖かい春になり、赤紫のかたい芽が柔らかい黄緑の葉になるというように、時間の均等な連続性に基づく変化を自然に(あるいは勝手に)意識しています。だから、上の写真のような景色を目にすると、右半分の赤紫には現在であると同時に現在のなかの過去を、左側の黄緑には現在であると同時に現在の中の未来を見ることになります。
 
しかし、そうでないものの見方もあります。緑の葉は緑の葉として、昏いところから常に新しく顕れ続けるのであり、赤い芽が葉になるのではない。春は春として形のない潜在態から瞬間瞬間に新しく生まれ出ているのであり、冬が春になるわけではない。刺激的な見方です。そういう見方でこの写真の光景を眺め直したりもします。

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2017年4月19日 (水)

プロ野球のファンは勝手なことを言うものらしい

去年最も成績の良かった地元の球団が、今年は今までのところリーグ最下位で、当分回復の見込みはなさそうです。守備のエラーやエラーと記録されないお粗末な守備で点を取られたり、攻撃のエラー(たとえば走塁エラーやバントの失敗)で点を取り損なったりと、エラーやエラーに類するプレイが重なって負けています。地元のドーム球場には年に数回くらいは足を運ぶのですが、今年はこういう状態が続くとおそらく球場には行かない。行ってもつまらない。
 
捕手というのは興味深い仕事ないし役割です。その気になれば(そして投手が捕手の「その気」に対応できる能力を持っていれば)打者を自由に翻弄できます。満塁で内野フライを打たせることもできるし(以前の全国方言では「原フライ」、北海道では「中田フライ」とも言う)、ショートやセカンドにゴロを打たせてダブルプレイにすることもできる。
 
捕手にはそういうのとは別の側面もあって、たとえば、跳びついても捕れないとんでもないボール以外は全部受け止める、あるいはプロテクターに当てて必ず体の前に落とすというという「安全・安心」がきっちりとできるタイプと、ワンバウンドなどを頻繁に後逸してしまう「非安全・非安心」なタイプがいます。「非安全・非安心」なタイプが犯すエラーは相手の得点や追加点につながるので目も当てられない。だから、後者のタイプは出番がないかというと、不思議なことに弱い球団では必ずしもそうではないみたいです。
 
こんなコースに投げたら打たれるよね、というコースにわざわざ投げさせているとしか思えないような捕手もいます。投手がストライクの入らないどうしようもない状態でそういう選択肢をとるしか仕方ないのなら同情するのですが、そうとは考えられない場面でそうしている。捕手の趣味、捕手の癖としか思えない。こういうのはエラーとは言わないらしい。よくわからない。よくわからないので、そういう場合は、あの捕手は頭が悪いんだと思うことにしています。捕手に限らずプロ野球選手は顔です。頭の悪そうな顔や知性を感じさせない目をした選手のプレイは攻撃にせよ守備にせよ結局のところつまらないことが多い。
 
ファンのなかには、みっともない負け方をしても格好よく勝っても、心はいつも穏やかな海面のような我慢強いタイプもいらっしゃるのでしょうが、ぼくはそういうタイプではありません。だから「高いお米、安いご飯」の趣旨と関係があるとは思えないこういうブログ記事も書く。ぼく以上に勝手なことを言いだすファンも多いと思うので、負けが込み始めたプロ野球の監督や選手は大変です。

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2017年4月18日 (火)

不思議なゴロゴロ歩き

以前ほど違いは顕著ではありませんが、見れば雰囲気でわかります。中国からの観光客が、十数人、ゴロゴロのついた旅行鞄(カバン)をゴロゴロと引いて、札幌の大通り公園を東から西へと目的地に向かって歩いていました。所用先に向かうため、ぼくがその公園を西から東へと横切っているときです。時刻は午後2時過ぎ。
 
札幌駅から近所のホテルまで、二人連れや数人の家族連れが大きな声で楽しげに話しながら歩道をゴロゴロというのはよく見かける光景です。しかし、十数人の子供も含めた老若男女が一列になって大通り公園をゴロゴロというのは、ぼくにとっては珍しい情景です。年齢構成や雰囲気からして大きな家族か親戚の集まりのようです。すぐそばにある某ホテルが目的地だと思います。
 
それにしても不思議な光景です。観光バスや空港からのリムジンならホテル前で降ろしてくれるはずです。観光バスの乗客が二つのホテルに分かれて宿泊することになり(札幌はホテルが込み合っているので、あるいは別の旅行上の理由で)、最初のホテルでバスが止まり、別のホテルに宿泊するグループはそこから旅行鞄をゴロゴロしながら徒歩で自分たちのホテルに向かうことになったのでしょうか。
 
誰かが近所でバスを降りて公園の雰囲気を楽しみながらみんなでホテルまで歩いていくと決めたのかもしれません(あるいは添乗員がそう指示したのかもしれません)。その場合、重たい鞄をゴロゴロしながら、というのが解せません。しかし、いずれにせよ、そのグループからは楽しそうな雰囲気が漂い出していたので、ぼくがとやかく言う筋合いのものではないようです。

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2017年4月17日 (月)

中古本雑感

札幌だと北海道大学の近隣には昔ながらの古本屋がいくつかあります。こういう古本屋では、たとえば、昭和21年(1946年)発行で、和紙製の箱は傷んでいますが、14ポイントくらいの大きめの活字が並んでいる本文の紙には経年劣化がほとんど見られない「盲目物語」のようなものに出会うことができます。(勝手な感想ですが、旧仮名遣いの教科書としては谷崎潤一郎のこの本がいちばんかもしれません。)
 
繁華街には、例によって全国展開の古本屋があり、近所に行った時にはときどき冷やかしに立ち寄りますが、残念ながらお目当てのものに巡り合う機会は少ないようです。こういう中古本チェーンの販売価格を眺めていると、ぼくの個人的な思いとは関係なく、どういう著者のどういう本が流通(速度)という意味で人気があるのかよくわかります。
 
手に入りにくい種類の中古本はインターネット通販が便利ですが、届いてみないとその実際の品質が分からないということも多いようです。「良い」とか「とても良い」とか「可」というのは、主観的な要素や本を流通商品としてしか見ないビジネス要素が入り込んだ結果としての販売者の判断なので、選ぶ方としても値段ときれいさのバランスに気を遣います。届いたらすぐにパタパタと汚れを落とす。必要なら水拭きもする。
 
最初から線引きあり、書き込みあり、所有者印ありといった説明があっても、欲しい場合はそれを承知で買うので書物到着後の感情の起伏はないのですが、商品説明にはなかったページの折り曲げなんかが複数個所見つかると、けっこうイライラします。
 
手元に、出版社の部署印が押してあるイスラム思想関係の地味な本があります。その印というのが「■■出版部 百科辞典編集」。こういう中古本はぼくにとっては珍しい。その出版社では百科事典というビジネスから撤退したのでその部署の持ち物を一斉に処分したのか、あるいは、百科辞典編集というプロジェクトが完了し参照資料として保有していたであろう関連書籍がその時にまとめて在庫処分されたのか。いずれにせよ、そのなかの一冊が巡り巡ってぼくのところにやってきたわけです。また、参照するかもしれないので、この書物は今のところは本棚に並んでいます。

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2017年4月14日 (金)

雪空間と晴れ空間

今日は朝から快晴で、日中の最高気温は16℃になるとのことです。昨日は朝から雪が横殴りに吹雪いていました。気温はずっと氷点下で、日中最高気温も2℃程度だったと思います。夏タイヤに替えたばかりなのにどうしてくれるんだ、という車通勤の人たちのボヤキも聞こえてきそうな冬の一日でした。
 
昨日のような日は、インターネットの天気予報サイトで時系列の雪雲の動きを参考にすることにしています。細かいバラバラの雪雲が移動するらしい。ということは、雪雲の下に入った地域では吹雪だが、そうでない地域では雪は降らない。そういう構図を頭の中に勝手に準備しておきます。
 
札幌の中心部やその近隣は吹雪いており、雪も湿ったのがそれなりに深く、いったんしまい込んだダウンコートと季節の手入れ済みの冬用ブーツを引っ張り出すことになりましたが、所用で出かけた、札幌駅から電車で20分くらいのところでは、地面が黒い。降りてみても雪は降っていません。
 
雪の季節の最中でも雪雲の状況によって、ここまでは雪、ここから晴れといった不思議な線引きが札幌では頻繁に発生します。そういう状況を、たとえば、高いところから観察していると、晴れ空間と雪空間が押し合いをしながら隣接しているのがわかりますが、所要先はその晴れ空間の中に置かれていたのでしょう。
 
昨日は、同じ札幌市内ではあるのですが、雪の降る中から出発し、雪のないところで所用を済ませ、また雪が数センチ積もった場所に戻ってくるという変な一日でした。

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2017年4月12日 (水)

雨と傘は春の印

なんでもない朝の風景です。雨が降っており、道行く女性が傘を差しています。春です。
 
雪ではなく雨が降っているということに、それから雪の日には使わない傘を雨の日には差しているという当たり前の光景に、そこに春があるのを感じます。残雪はありますが、ほとんど気になりません。コートなしでは無理なくらいの肌寒さですが、それも気になりません。
 
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2017年4月11日 (火)

政府専用機はボーイング747-400

最近は燃費の悪いジャンボをまず見かけませんが、日本に限らず特注仕様の政府専用機としては活躍しているようです。日本の政府専用機もジャンボ(ボーイング 747-400)で、その基地は北海道の千歳です。以前、千歳で格納庫の外に出ているところを偶然目にしたことがあります。ミーハー丸出しですが、下がその時の写真です。
 
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東京から帰ってくる予定の配偶者からメールが届きました。ひとつ前の便にでも変更できたのかと思いメールを開いたら、確かにその連絡ではあったのですが、思わぬ写真が添付されていました。羽田で滑走路に向かう離陸前の機内からスマートフォンで撮った政府専用機でした。キャンペーン期間中の無料機内WiFiサービスを使って送ってきたのでしょう。
 
政府専用機はトラブルに備えて2機が一緒に目的地に飛ぶことになっていますが、ぼくは羽田では政府専用機を目撃したことがなかったし、2機がきれいに並んで出発準備中の状態というのも初めてです。
 
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2017年4月10日 (月)

残雪は植物のための水置き場

徐々に少なくなってきましたが、札幌には、まだ、空き地や原っぱがあります。原っぱでは春めいた気温が続くと冬の間に積もった雪が急に解け始めるので、場所によってはそのまわりの道路まで水浸しになります。そういう場所を無遠慮な車が走り抜けると、水が飛び跳ねて歩行者にはいい迷惑ですが、それはヒトにとっての事情です。
 
空き地や原っぱに限らず、街路樹や球根が植わっている一画や区画は、冬の間は、道路の雪の捨て場で、そういう場所では、排気ガスでまだらな濃い灰色にくすんだ雪がまだ少し残っています。
 
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解けた水は、地下に吸収できる量以外は周辺に流れ出しますが、考えてみれば、それはゴールデンウィークの開花にそなえて、一所懸命水遣りをしているようなものです。札幌の5月は「花開き世界起こる」で、梅も桜も桃も、名前のないかもしれない植物も一斉に咲き始めます。残雪は、そのための植物用の水置き場と考えると、水たまりの歩きにくさとも折り合いがつきます。
 
下の写真は札幌よりはずっと南の地域の先週の春の景色ですが、こういう花が我が家の近所で見られるのもまもなくです。
 

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2017年4月 6日 (木)

冬用コートのメンテナンス

ブラッシングを日常のメンテナンス、クリーニングを季節のメンテナンスとすれば、冬用コートのボタンの付け直し(ボタンを新しくするのではなく、既存のボタンをしっかりと付け直すという意味ですが)はリファービッシュと云えるかもしれません。
 
コートは長年着ているうちにボタンが緩んできます。取れてしまったボタンを、プロならしないようなやり方で付け直すという緊急措置を講じる場合もありますが、それではみっともない。流行とかが気にならないタイプのお気に入りの黒のダブルのコートなのでそういうところはきちんとメンテナンスしておきたい。
 
雪が横殴りに降り続いているに日は向いていないコートです。そういう日の雪は乾いているし、風で飛ばされてしまうので傘は差さない。だから札幌だと、そういう日は撥水機能の付いたダウンコートが活躍します。しかし、風と寒さだけの日なら、この軽くて暖かいコートの出番です。
 
ワイシャツやポロシャツのボタン付けなら何とかなっても、あるいは一般のジャケットのボタン付けなら裏留めボタンまで含めて何とかなっても、アマチュアには何ともならないボタン付けというのもあります。表のボタンのための裏留めボタンが生地と生地の間にひそかに隠れているような作りのもので、その付け直しには家庭では無理な種類の作業が必要です。無理してやると、後悔する。
 
近頃は、洋服の補修やリフォームを手軽に頼めるお店があります。たいていはチェーン展開したビジネスですが、そこにその懸案のコートを持ち込みました。前面のボタン6個とダブル用の留めボタン1個を付け直します。とても穏当な値段で、3日後には出来上がります。ひと安心です。
 

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2017年4月 4日 (火)

酒粕で作るパン種

生酒(なまざけ)しか造っていない酒蔵の酒粕を入手することができました(「生酒」とは、火入れ、つまり加熱処理による殺菌を行ってない日本酒のこと)。簡易甘酒に使ってもいいのですが、それだともったいない。この酒粕からパン用の天然酵母(パン種の元種)を作ります。
 
日本酒は、麹(こうじ)の酵素(アミラーゼ)が米のデンプンをブドウ糖に分解し(これが糖化)、酵母(こうぼ)がそのブドウ糖を利用しながらアルコールを作っていきます(これが発酵)。この糖化と発酵が同時に進むプロセスを並行複発酵といいますが、ここで重要なのは、並列云々ではなく、日本酒造りには酵母が必須だということ、それから、どんな酵母を使うかで日本酒の味わいがずいぶんと違ってくるということです。発酵工程がとても重要な役割を演じる食品であるところの小麦粉のパンもそういう意味では同じです。
 
火入れした日本酒だと酵母が死んでいます。だから火入れした日本酒も造っている蔵元が販売している酒粕からはパン用の天然酵母が作れるとは限りません。以前、実際にうまくいかなかったことがありました。しかし、生酒しか造っていない蔵元の酒粕だとそういう問題はないはずです。
 
写真はその制作過程です(開始後10時間後の様子)。酵母のご飯(栄養)は黒砂糖です。すでにぷくぷくと元気なので、しっかりと閉めてあるシリコン製の蓋をすぐに持ちあげてしまいます。
 
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次の写真(左側)は制作開始から34時間後のぷくぷくの様子。とても元気なので、パン用の天然酵母ができあがるまで72時間も必要ないかもしれません。こうしてできた天然酵母の一部と全粒粉を同じくらいの量で混ぜ合わせると、そのミックスしたのが倍くらいに膨らみます。それがいわゆるパン種です(右側の写真)。企業がこれと同じものをプロらしく製造すると、市販のパン用天然酵母として温度管理されたお店の棚に並びます。自家製のパン種があれば、個性的でおいしいパンがいつでも焼ける。
 
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関連記事は「パンと酵母」。
 
 

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2017年4月 3日 (月)

酒粕(さけかす)の甘酒

お米と米麹(こうじ)、それから60度くらいの温度を一定に維持する容器と半日程度の発酵プロセスの時間があれば、甘酒ができ上がります。できあがったものは、どろっとしていて相当に甘い飲み物なので、たいていは薄めて楽しむことになりますが、お米という食材の持つ自然な甘さを堪能できるし、再認識できます。
 
_b 黒米を混ぜて桃色に
 
甘酒には、酒粕(さけかす)を原料にした簡易版もあります。この場合は砂糖などで甘みを加えるので、甘さの質が違ってきます。どろっとした感じもない。しかし、簡単に作れます。酒粕も吟醸や大吟醸のそれとなると、簡易版の甘酒も深い味わいになる。酒粕にはアルコール分が含まれているので、お酒に弱い方は、ほろ酔いになるかもしれません。甘酒といえばこのタイプという家庭が多いと思います。
 
吟醸や大吟醸の酒粕は蔵元からでないと普通は手に入らない。運が良ければ、毎年11月から3月くらいにデパ地下などで洗練された酒粕に巡り合える場合もあります。最近はインターネット通販という手もあるので便利です。市販の酒粕の季節もそろそろ最後です。
 

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