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2017年5月 9日 (火)

宴から宴へ

「冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず・・」と書いた平安時代の才女もいますが、冬の美が認識されたのは中世からです。札幌でも冬の美を身近に楽しめます。しかしそれを哲学的な美、昇華された美として堪能するには、札幌はどうも寒すぎる、雪が多すぎる。だから、昼が夜に追いつく春分の日が待ち遠しい。その日が過ぎると次は桜です。梅でも桃でもいいのですが、華やかさということで桜にしておきます。
 
桜が咲けば、お酒を飲んでも飲まなくても雰囲気は宴です。宴の直後は、たいていは空疎な空気が漂いますが、しばらくすればその空疎もなんらかの充溢に置き替わります。七分咲きが九日で柔らかい新緑に変わりました。こちらの方はお酒は飲まないけれども、新緑の好きな人たちにとってはこの柔らかい緑の拡がりは春のもう一つの宴です。
 
Dsc_4369_rev 4月27日
 
Dsc_4411_rev2_2 5月6日
 
次の宴は、ぼくにとっては、「夏至」です。陽が一年中でいちばん長い日。春分の日から夏至に向かって陽が目に見えて長くなる三か月は「冬の美」のあとではやはり気分が高揚します。
 
六月の上旬に「よさこいソーラン祭り」という(ぼくにとっては)騒々しいだけのイベントが札幌で開催されます。このイベントを始めた人たちのもともとの意図がどのようであったかは知りませんが、「夏至」をお祝いするための五日間の長い前夜祭だと考えると、あの猥雑さも気軽にやり過ごせるかもしれません。

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