杉(スギ)と白樺(シラカバ)
以前、札幌ではないところで暮らしていたころは、けっこうなスギ花粉症でした。北海道は函館あたりがスギの北限なので、スギ花粉症の人は、函館よりも北で暮らしていると、スギ花粉症とは縁が切れます。製薬会社のウェブサイトの「花粉カレンダー」によれば、北海道のスギ花粉の時期(スギの開花時期)は3月中旬から5月上旬だそうです。
数年前に、スギ花粉の影響が消えたことを確認するためにアレルゲン検査を受けたことがあります。スギの影響はきれいに消えていました。しかし、医者からは「北海道には、スギはなくてもシラカバがあるので、閾値(いきち)を超えるとシラカバ花粉症になる可能性はある」と脅されました。脅されましたが、シラカバ花粉症とは、ありがたいことに全く縁がありません。しかし、医者の話では、北海道にはシラカバ花粉症の人が多いらしい。
北海道におけるシラカバ花粉の時期は、同じカレンダーによれば、4月中旬から6月末までです。近所の街路樹の一部がシラカバですし、公園などにもシラカバは多い。写真は札幌市内の公園の5月末のシラカバです。
北海道や東北にシラカバが多いといっても、全国でやみくもに植林されその後の間伐作業などのメンテナンスがとてもいい加減だったスギとは「政治経済的な文脈における樹のタイプ」が違うと考えています。
かつてスギ花粉症だったからといってスギ一般が嫌いなわけではなく、天然の秋田杉で作った大舘(おおだて)の「曲げわっぱ」の飯切や弁当箱は我が家の大切な必需品です。
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