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2017年6月12日 (月)

楡(ニレ)という落葉広葉樹

札幌は他の都市と比べて緑や樹木が多い町ではありません。中心街のすぐそばが低い山ですし、緑や街路樹の豊かな地域もありますが、かたよりがあって、平均的には緑や樹木は少ない(と、思います)。街路樹に多いのは、イチョウ、ナナカマドやニレのような落葉広葉樹です。雪の多い地域では、樹木は葉が落ちる種類でないと冬が越せません。
 
札幌駅から徒歩で10分くらいのところに「北海道大学植物園」があります。大学の植物園らしく研究用の草本園もありますが、ぼくがこの植物園を好きなのは、開園以前の原生林をそのまま保存してあるからです。そこには、原生林の面影を色濃く残すハルニレやイタヤカエデ、ミズナラ、ハンノキ、ドロノキなどの落葉広葉樹林が広がっています。この植物園の落葉広葉樹林の中に佇んでいるとほっとします。東アジアの照葉樹林文化がぼくにも強く刻まれているに違いない。
 
写真はハルニレ(春楡)の樹です。英語だとエルム(Elm)。背の高い樹で葉は暑い時期には鬱蒼と茂ります。その日は、遅い午後に影が長く伸びて二本の美しいシルエットになりました。
 
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