« 2017年7月 | トップページ

2017年8月

2017年8月17日 (木)

ルッコラとバジルとアボカドのサラダ

人間にとっては涼しくて心地いい札幌の8月はまったく文句を言う筋合いではないのですが、夏野菜や秋に収穫を迎える農産物にとってはやや涼しすぎるかもしれません。晴れの日が多く雨は降っても適度なので、気温は彼らにとって全般的にギリギリ手前といったところでしょうか。
 
このところの涼しさのせいか、アブラナ科の葉野菜・ハーブであるところのルッコラの葉が、6月下旬から7月末にかけてほどは、大きくなりません。さらに、ルッコラが、日中の長さ、陽の長さに敏感に反応するタイプだとすると、夏至から二か月近く経過した8月の中旬は、彼らにとってはそろそろ店仕舞いの準備の時期かもしれません。もう一回種蒔きができるかと考えていたのですが、無理なようです。
 
一方、シソ科のバジルは元気です。脇芽管理をきちんとしているのでどんどんと増えてきます(関連記事は「シソ科は摘芯」、「バジルの摘芯、脇芽と新芽」)。バジルは、ルッコラとは涼しさや日照時間の長短に対する反応が明らかに違います。
 
自家栽培のルッコラと自家栽培のバジルが毎晩のサラダの主要素材です。これらに買ってきた中南米産のアボカドを加えて亜麻仁油でドレッシングし、軽く塩を振りかけるととても贅沢なサラダができあがります。
 
8月の下旬以降は、ルッコラの替わりにどんな葉物野菜を使うか思案中。なくてもいいのですが。

人気ブログランキングへ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2017年8月16日 (水)

競歩のメダリストの速さ

先日の世界選手権で銀メダルと銅メダルを手にした日本の競歩選手は50キロメートルを3時間40分でカバーしたので、時速は13.64キロメートル、ここではやや乱暴ですが、時速14キロとします。超一流のマラソン選手は40キロを2時間で走るので、時速は20キロメートルです。
 
夏の夕方は、速足で歩く散歩が好きですが、ぼくの速足散歩は、時速6キロです。時速6キロがどれくらいの速さなのかは身体が覚えています。時速14キロというのはこの倍以上なので、実感としても、ものすごい速度ということになります。
 
休日や週末は若い男性ジョガーや中年の男性ジョガー、野球帽風をかぶった若い女性所ジョガーやもう少し上の年齢の女性ジョガーとすれ違います。安定して走っていくなあと思うジョガーで時速10キロ程度でしょう。12キロくらいだと見ていて格好がいい。気持ちのいいスピードです。
 
無理して頑張って疲れてしまい、ぼくと同じ速度か、ぼくが抜いていけるようなスピードのよれよれオジサンジョガーもいらっしゃいます。ジョギングを止めてウォーキングに切り替えたらいいと思うのですが、ジョガーとしての意地があるらしい。
 
50キロメートルを時速14キロで歩き続ける競歩というのは、その格好いいジョガーも一瞬にして抜き去る速度なので、あらためてすごいなあ、と思います。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月15日 (火)

打者の圧力

今年の札幌は最高の避暑地です。自宅に関しては、冷房機能の享受という意味でエアコンのお世話になったのは7月下旬の1週間だけ。あとは、網戸を通して入ってくる風と扇風機があればそれで十分で、そのうち扇風機のスイッチもこのところオンにしなくなりました。このままの状態が続くとありがたい。
 
そういう心地よい夜は、地元のプロ野球チームのナイター中継です。今年は、見るとイライラすることばかりなのだけれど、しかたがありません。こういう場合の定番はビールですが、とくに暑いとは思わないのでビールは飲まない。手にするのは適度に冷えた日本酒です。
 
野球の中継は、いつのころからか、投手の斜め背後から、投手目線で打者を眺めるようになりました。そういう構図がけっこう楽しいのは、それぞれの打者のもっている圧力のようなものを投手目線で評価できるからです。この打者はどの程度の心理的な圧力を投手にかけているのか、かけつつあるのか、敵味方関係なく、そういうものを想像しながらチビチビやる。
 
野球や格闘技と全く関係のない場面で、それも初対面でも、向かい合ったときに静かな圧力が伝わってくる人というのはいるものです。いわんやプロのスポーツの対決場面においておや、です。
 
見えざる強い圧力がじわじわと投手に押し寄せてくるような打者と、圧力をかけようとしているのだけれどその様がどちらかというと漫画風でおもわず笑ってしまうような打者がいる。圧力が全く感じられない、つまり三振かボテボテゴロしか想像できない打者もいる。まれに、圧力を殺しているというよりも、じつにゆったりとした感じに見える打者がいる。こういう打者は怖いと思う。
 
最近のテレビは打者や投手の表情もアップで撮影してくれるので心理の細かい変化も観察できます。こういうのは、応援という騒音に満ちた野球場の座席ではなかなか味わえません。贔屓チームの成績が悪い場合の、ひとつの、プロ野球との付き合い方です。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月14日 (月)

不気味な感じ、いったい何ごとかと・・・

1週間ほど前の土曜か日曜の夕方のことです。札幌市内の、道路際にゆったりとした駐車スペースもある人ごみのない某所を歩いていたら、そのあたりにだけ普段は見かけない種類の車が妙に多いことに気づきました。普通車も多いが、それ以上に駐車中の軽自動車が目立ちます。よく見ると、業務用の車も混じっています。夕方に30分の途中休憩といったところでしょうか。運転席で、二人連れの場合は運転席と助手席で、スマホをいじっています。
 
どこかからわざわざ歩いた来たらしい老若男女も、車が縦に駐車している道路とは別の、しかしすぐそばの一画になんとなくくっつくように並んでいます。数は十数人。齢は20歳くらいから60歳すぎくらいまでで、男女は半々くらい。皆さんスマホを片手に画面を見つめ、なにごとかに没頭している雰囲気です。お互いの間に音声の会話はありません。少し不気味な感じもします。何ものかに洗脳されたおとなしい人たちが、その何ものかに静かに操られている風にも見える。
 
ぼくはまったくやらないのでわからないけれども、例の人気スマホゲームに関連したイベント(というのか、なんというのか、ともかくそういうもの)なのでしょうか。そのゲームに関係した人たちの構内への立ち入りは禁止、という趣旨の掲示板を集合住宅などの入り口で見かけたことがあり、住民の反応が少し過敏すぎるのではと思ったこともありますが、今回、なぜそういう反応が発生したのかその理由をいくぶん実感できました。同じ現象が近所で発生したら、けっこう怖いに違いない。
 
それに比べると、歩きスマホは平気でこちらに向かってくるのでこちらが避けないとぶつかってしまうという迷惑はあるのだけれど、見えないところでコントロールされている集団の不気味さはありません。もっとも、鳥の眼で下界を見ると、スマホ画面を眺めて歩き続けている人たちが地上には同時にいっぱいいるわけで、これも異様な光景です。そう考えると両者に差はないのかもしれません。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月10日 (木)

ランドセルとバックパック

カラフルで高価そうなランドセルのテレビコマーシャルが流れています。この時期に予約しておかないと来春の入学式には間に合わないそうです。
 
夏休みで子供を連れて帰省した時に、おじいちゃんとおばあちゃんは可愛い孫のために奮発するのでしょう。「お父さん、今、注文しておかないとだめなの」と、母親が実父であるおじいちゃんに頼んでいる光景が浮かびます。最近の高級炊飯器はとれも高価ですが、人気のランドセルもそれくらい値が張るらしい。
 
「ランドセルって不思議な言葉だな、もともとはどこの言葉だ?」と、ずっと以前にお世話になったにもかかわらず、そういう感想をもらすと、そばから、「もともとはオランダ語ですって」「そうかも」
 
本棚の隅に初版が昭和34年の「オランダ語 常用 6000語」の第5版(大学書林、昭和51年)があるので(どうしてそういうものを持っているのかについては説明しませんが)、それをもってきました。ランドセルに該当するあたりの単語を探します。
 
「ransel  (男性名詞) 背嚢、ランドセル; 殴打」 とありました。納得です。
 
背中に背負うバッグなので背嚢(はいのう)ですが、小学生バージョンがオランダ語源のランドセル、登山やハイキング用がドイツ語源のリュックサック、そして青年用や大人用(含、ビジネスマン用)は英語でバックパックと、標準的な形と名称が違ってきました。
 
スポーツ用品メーカーのロゴが入ったバックパックには街路や電車や地下鉄でよく出会います。教科書などをいっぱい詰めたバックパックを床に置いてそこから本を出し入れしている医学系や医療系の大学生を電車の中で見かけることもあります。
 
小学生のランドセルはかわいらしくていいのですが、電車の中でバックパックに遭遇するといささかうんざりです。東京の通勤電車ではバックパック所持者は胸側に保持したりしてとても気をつけているらしいですが、札幌の電車や列車では、まだそこまでは至っていない(混雑度が相対的に低いということもありますが)。
 
JR北海道の主要駅の構内には、日本語と英語と中国語とハングルで、バックパックは他の乗客の迷惑になるので、背中に背負ったまま車内に入らないことという大きな絵がついた注意書きが貼ってあります。ぼくのみるところ、あまり効き目はないようです。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 9日 (水)

露地もの野菜の夏は一瞬

実際には一瞬というわけではありませんが、露地もの夏野菜の出荷期間が短いことに違いはありません。
 
近くの小売店の「ご近所野菜コーナー」や「有機野菜コーナー」はご近所の農家で収穫された夏野菜がいっぱいです。ご近所というのは、札幌市内、および札幌から1時間くらいまでの距離の農家のことです。なかでも、緑と黄色のズッキーニやスナップエンドウなどは、在庫一掃セールのような感じで並んでいます。
 
特定の農家の特定の種類の野菜の収穫期間、出荷期間は長くありません。とくにズッキーニやキュウリは頃合いの収穫時期を逃すと、お化けズッキーニやお化けキュウリになり、味の分かった消費者は手を出しません。値引きの札が貼られます。もったいないなとは思いますが、仕方ない。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 8日 (火)

トマトの毀誉褒貶(きよほうへん)

トマトはナス科の野菜です。トマトがナス科植物だと聞いてびっくりするかたがいらっしゃるかもしれませんが、ぼくたちが普段よく口にしているナス科の野菜には、ナス、トマト、ピーマンやジャガイモがあります。
 
色は違っても花の形がナスに良く似ている野菜に出会ったら、それはナス科だと考えて間違いないと思います(たとえば、下の写真だと、左がナスの花、まん中がミニトマトの花、右がジャガイモの花。なおジャガイモの花は自分で撮ったのが手元になかったのでWikipediaからお借りしました。この場を借りてお礼申し上げます)。
 
Photo Photo_2 Wikipedia_2
   
トマトは、かつて、赤茄子(あかなす)と呼ばれていました。トマトがナス科植物であることが日本人の世間知として共有されていたのでしょう。ナスは生では食べない。というか食べられない。生の風味を味わう場合は糠漬けのような発酵食品にして食べる。だからナス科のトマトも「若いころは、赤茄子は気持ちが悪いので普通は食べないということになっていた」。お年寄りからそう聞いたこともあります。確かに、昔のトマトは生で食べるにはおいしくはなかった。ぼくもそう記憶しています。
 
しかし時代は変わり、今では一番の人気野菜になりました。完熟系品種や高糖度トマトやフルーツトマトのような甘いミニトマトやミディトマトが次から次と登場するので、生食トマトの人気は相変わらず沸騰中というか、人気企業の株価のように高値安定中です。総務省の家計調査では、魚の中でいちばん出費金額の多いのが「まぐろ」、果物だと「バナナ」、そして野菜では「トマト」です。最も新しい調査資料には目を通していませんが、この順位は、まず、変わらないと思います。
 
トマトは南米・アンデス高原が原産地ですが、「トマトが赤くなると医者が青くなる」という諺がヨーロッパのどこかにあるそうです。ぼくはそういう諺を直接聞いたことはありませんが、トマト生産(ただし、生食トマトではなく調理用トマトです)の盛んな地中海沿岸地方のどこかにそういう言い伝えがあっても不思議ではない。
 
「トマトが赤くなると」のトマトの赤い色はリコペンという色素によるものです。リコペンを始め野菜の天然色素成分(カロテノイド)には抗酸化作用があり、そういう野菜を食べると体内で悪さをする活性酸素が取り除かれます。
 
ここまでが、トマトの「毀誉褒貶」のうちの主に「誉」と「褒」(ともに、「ほめる」の意)に関する部分です。しかし、最近は、同じトマトの「毀」と「貶」(ともに「けなす」の意)に関する事柄も報告されています。
 
「秋茄子(あきなすび)嫁に食わすな」という日本の言い伝えがあります。「秋ナスのようなおいしいものを嫁に食べさせてはもったいないという、姑(しゅうとめ)の嫁いじめ」的な解釈か、「ナスは体を冷やすので、元気な子供を産んでもらわないといけない大切な嫁には食べさせてはいけないという、嫁への気遣い」的な解釈が一般的です。
 
しかし、「秋茄子(あきなすび)嫁に食わすな」は、「秋なすび早酒(わささ)の粕(かす)につきまぜて棚におくとも嫁に食わすな」の一部だったのが独立したという説もあり、そうだとすると「ナスは、食べるのなら、粕漬け、糠漬けで」「できることなら大事な人には食べさせないほうがいい」という「食に関する知恵」の話になるので、ぼくにはそのほうが腑に落ちます。
 
トマトに関しては、β-カロテンを含んだおいしい生の健康野菜というだけでなく、別の「知見」も登場しています。それはどういうものかというと、トマトやナス、ピーマンやジャガイモのようなナス科の野菜は、レクチンという「反栄養素」(および、アルカロイドという物質)を含んでおり、これが、人によっては関節リウマチや肌荒れのような自己免疫反応を引き起こすので要注意、というものです。レクチンは熱で破壊されることが多いのですが、ナス科野菜のレクチンは熱でも破壊されない。
 
反栄養素というと怖そうな言葉ですが、要は、植物や野菜の自己防御システム(自然環境や外敵から自分を守る)が作り出した、人間や動物にとっては害となるような栄養素のことです。すごくおおざっぱに言うと、反栄養素とは野菜の「アク」のことです。「アク」は抜かないと食べられません。そのままで食べてもいいけれど死ぬほど苦しむことになります。「アク」は晒したり熱を加えたり発酵させたりしないと取り除けません。そこで、いろいろな調理方法が工夫されてきました。「きんぴらゴボウ」などはそのひとつです。
 
植物が光合成をするときに避けて通れないのが太陽の紫外線による被害です。この害から身を守るために作られたものが、ファイトケミカルです(ファイトやフィトは植物の意)。ファイトケミカルには、強い抗酸化作用を持つポリフェノールやカロテノイドがふくまれますが、言葉を換えれば、ファイトケミカルとは、ヒトにとって有用な、温和なタイプの「アク」ということになります。
 
植物や野菜が作り出した自己防御システムのなかには、したがって、ナス科のレクチンのような性質のものも当然含まれます。以前からヒトが食生活の知恵として気づいていたことが、「反栄養素」という科学の概念をまとって再登場してきたとも言えます。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 7日 (月)

札幌は最高の避暑地

このところ、札幌は最高の避暑地です。朝夕は涼しくて、半袖だとちょっとつらいというような日もあります。湿度が低い。カラッとしている。だから、公園内のビアガーデンは、平日でも昼間から込み合っています。ほとんどが観光客、それから時間と懐に余裕のある主婦仲間や平日がお休みの勤め人。
 
午後は陽射しも強く気温も上昇しますが、日陰に入ると流れる風がひんやりと心地いい。夕方になれば気温も下がってきます。ほとんど夏のカリフォルニアです。それも、サンフランシスコやその近辺。ベイエリアと呼ばれる辺り。サンフランシスコは海のそばなので夏の夜風が寒くてセーターやジャケットが必要な時もあります。ややそれに近いかもしれません。
 
週末の夕方の早歩き散歩も、従って、下はスエットスーツ風の長ズボン。上はTシャツの2枚重ねです。1枚だと寒い。汗をかかない。サッサっと歩いて、疲れたのかよろよろと進むジョガーを抜いていく場合もあります。
 
わざわざ札幌を離れて北海道以外に旅行に行く人たちの気が知れない。
 
美容室に散髪に行ったら、夏の旅行はどこか遠いところへお出かけですかと聞かれたので、札幌にいることが最高のレジャー、大通り公園の昼間のビールがあればそれ以上は要らないと思う、と答えておきました。照りつける白い砂浜で寝そべりたいのなら、話は別ですが。
 
 
台風5号で大雨被害等に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 3日 (木)

札幌の街路樹

先週末、散歩の途中で、その数日前まではそこで夏の葉を茂らせていたはずの落葉広葉樹が伐採されていました。たしかナナカマドかモミジだったと思います。どうしたのかと思い近づいてみると、電動ノコギリできれいに切られており、上から覗き込むと、中に空洞ができていました。その空洞にはアリが盛んに出入りしていました。その広葉樹はアリ被害にあったものだと思われます。
 
そのままにしておくと、例えば次の台風の時に倒壊してまわりに迷惑を及ぼす恐れがあるという判断で、市の植栽関連の職員が伐採したのでしょう。
 
A 伐採された街路樹
 
B
 
札幌は落葉広葉樹の街で、そういうのは街中を歩けばわかりますが、この伐採で、その内訳がどうなっているのか気になったので、「さっぽろの街路樹」という札幌市のウェブページを拝見してみました。そこに「札幌市街路樹樹別一覧」(平成28年3月31日現在)という資料があり、札幌市の街路樹の内訳が出ています。
 
札幌は全体としては街路樹がとくに多いという印象はありません。地域による粗密の差が大きく、多いところは歩けば一面の緑ですが、少ないところは緑の印象が薄い。
 
札幌市の街路樹本数は、234,908本で、そのうち落葉樹が205,734本(88%)、針葉樹が29,174本(12%)です。
 
落葉樹のうち本数の多いのは、多い方から順番に
 
・ナナカマド
・イチョウ(銀杏)
・カエデ(楓)
・ニセアカシア
・プラタナス
・ハルニレ(春楡)
・ボダイジュ(菩提樹)
・サクラ(桜)
・シラカバ(白樺)
 
だそうです。ナナカマドは約35,000本。シラカバ(白樺)やサクラ(桜)がだいたい10,000本。上位の9種類には街中を所用で歩き、近所を散歩していると必ず出合います。
 
少し意外だったのが、ポプラ。札幌市に2,500本しかありません。台風などで倒れやすいので、大学の広い構内には向いていても(たとえば、北海道大学のポプラ並木)、一般の街路樹向きではないということでしょうか。
 
常緑樹は、多いのがエゾマツ(資料ではトウヒ)です。トウヒは漢字では唐檜、材質がヒノキに似ていて代用として使えるため、唐風のヒノキの意だそうです。
 
余計なことですが、街路樹は細かく本数が管理されているみたいなので、たとえば平成30年3月31日現在の資料では、この平成29年の夏に伐採された広葉樹はどういう扱いになるのでしょう。
 
同じウェブページには、「樹木診断  老木化が進んだ樹木はしだいに内部が空洞化するなど、倒れる危険性が少しずつ増していきます。街路樹の倒木を未然に防ぐために、樹木の健全度を調べる樹木診断を実施し、倒木や幹折れの恐れがある場合は若木に植え替えて、樹木更新を行っています。」とあるので、本数は変わらないかもしれません。
 
蛇足ですが、下の写真は、札幌市内のある農業関連の大学の白樺並木です。以前、TPPのシンポジウムがそこであったときに撮影したもの。
 
Photo

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 2日 (水)

愉快な宣伝メール

以前、それなりに店舗数のあるその花屋(というのか園芸店というのか)を、ちょっとした贈り物で利用したことがあり、そのときに登録してあったメールアドレスに愉快な宣伝メールが届きました。
 
こういう場合は、「花」の先行手配と超短期の在庫管理が大変だとは思いますが、お店はこういうイベントには慣れているし、贈呈対象者数は、ほぼ一定なので、どういう花がどれくらい必要かという統計的な計数管理は比較的簡単だと思います。
 
全国からの問い合わせや注文に対し、「ご注文受付の専任スタッフが、長年の経験と実績に基づき」「同価格帯最大級でひと際目立つ胡蝶蘭」を勧めてくれるそうです。華やかで大きくて高価な胡蝶蘭(だけ)がお届け対象なので、その分だけ手配と管理の複雑さは減少します。
 
以下、届いたメールから必要部分を引用してみます。
 
■□─────────────────────────
~組閣・就任のお祝いにはひと際目立つ胡蝶蘭を!~
 
●●●●オンラインショップメールマガジン
 
2017.08.01号___________________■□
 
日頃より●●●●をご利用いただき、誠にありがとうございます。
8月に入りいよいよ夏も本番を迎えようとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、今週末には第4次安倍内閣の組閣人事が予定されていますが、お祝いの手配はお済みでしょうか?就任のお祝いといえば、圧倒的な人気の胡蝶蘭がお勧めです。
 
●●●●が自信を持ってお勧めする、同価格帯最大級でひと際目立つ胡蝶蘭を、多数ご用意してございます。蘭を扱って100年超。確かな品質で数多くの方々に支持されてきた証しです。
 
ぜひお気軽にご相談ください。
 
■ 組閣 就任祝い ●●●●の胡蝶蘭
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
■立札を無料でお付けいたします。
■ご注文受付の専任スタッフが、長年の経験と実績に基づきお届けのご手配をいたします。
■議員会館・事務所などご指定場所へお届け致します。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 1日 (火)

ぼくが「最強の食事」を面白いと考える理由

直接にお会いしたことはありませんが、米国には「健康のためなら死ぬのも厭わない」というような健康オタクがいるらしい。そういう人たちのうちでシリコンバレー(IT分野)でひと稼ぎしたひとりが書いた本が「最強の食事」だと思っていました。
 
原題は「The Bulletproof Diet」。原著に忠実に意訳すると「スーパーマン・ダイエット」。「空を見ろ!」「鳥だ!」「飛行機だ!」「いや、スーパーマンだ!」のスーパーマンです。
 
スーパーマンは機関銃で打たれても弾を跳ね返すので「Bulletproof」(防弾)です。ただし、スーパーマンもクリプトナイト(という隕石)には弱いらしい。近づくと体調を崩し下手をすると死んでしまう。つまり、体調の崩れの原因となるハイリスク食品(クリプトナイト)を巧みに回避しながら、頭も体もスーパーマンに近づくためのノウハウが詰まったダイエット本という意味で「The Bulletproof Diet」というタイトルにしたのだと思います。米国人ならわかりやすい。しかし、日本では受けない。というわけで、日本語タイトルは「最強の食事」「完全無欠レシピ集」としたのでしょう。
 
相当なオタク本に違いないと思って読み始めたのですが、どうもそういう雰囲気ではありません。そういう雰囲気でないどころか、妙に理屈っぽい。その理屈っぽさも理屈のための理屈、牽強付会の理屈ではなく、「思想」の雰囲気が漂っています。
 
似た感じの雰囲気の本が、たしか、まだ本棚にあったはずだと、それらしき場所を捜したら、ありました。「TRONを創る」(坂村 健著、共立出版、1987年)がそれです。「TRONを創る」のカバー見開きに下のような一節があります。少し用語を置き換えたら「最強の食事」の紹介文としてそのまま使えそうです。
 
「本書は主にエンジニアのためのTRONの入門書である。TRONプロジェクトがどのような技術的な問題点の把握を出発点としているのか、またコンピュータ周辺の技術をどのように見ているのか、といったことについて突っ込んだ記述をしている。」
 
何が似ているかというと、「TRONを創る」がTRONという「コンピュータ・アーキテクチャ」、「コンピュータの設計思想」について述べた書物であるように、「最強の食事」は食べものと健康(健康の中には頭の状態の持続的活性化も含まれる)に関する考え方、言葉を換えると、日々のQOL (Quality of Life) を高く維持するための「食事のアーキテクチャ」、「日々の食事の設計思想」について述べた本だからです。IT分野の出身者らしい雰囲気が出ています。
 
細部で間違いがあり、味噌・醤油・納豆のような大豆の発酵食品が好きで自家製味噌を作っているぼくには違和感のある記述もある。著者が弱いらしい醤油に関しては、ある通販サイトのカスタマーレビュー欄で米国在住の日本人女性読者が「思うに著者が寿司を食べていた時は、(1) 150kgの巨漢だったから食べる量が多い。(2) アメリカ人は寿司に醤油をほんとうにべたべたにつける。この二つの要素も多いと思います。」とお書きになっていらっしゃる。しかし、そういうことにかかわりなく、アーキテクチャは堅牢です。ただし、そのアーキテクチャを納得するかどうかは、また別の話です。
 
アーキテクチャ骨子は以下の通り。
 
●健康とは頭と体の両方のクオリティーを高いレベルで維持すること。
 
●そのためには、何をおいても「野菜」を食べること。ただし、「果物」は控えめに。「牧草を食べて育った牛肉やラム肉の動物性脂肪」は完全無欠の脂肪源なのでどんどん食べよう。鶏肉は放し飼いのものを。「バター」(短鎖脂肪酸)と「ココナッツオイル」(中鎖脂肪酸)はともにお勧め。ただし、一般の乳製品や植物油にはご用心。「コーヒー」は最大のポリフェノール供給源なのでお勧め。ご飯は玄米よりも「白米」。
 
●「体調不良」や多くの「慢性疾患」の原因は「炎症」。「炎症」は心疾患、がん、糖尿病だけでなく、多くの自己免疫病や一部の精神衛生上の問題とも連関。「慢性炎症」の原因は「反栄養素(栄養阻害物質)」。自然由来の反栄養素の主なものに、「レクチン」、「フィチン酸」、「シュウ酸」、「カビ毒」がある。反栄養素は、植物および植物製品の栽培や貯蔵中に形成される。反栄養素を含む食品はなるべく摂らない。
 
●「生体アミン」のひとつである「ヒスタミン」は季節性アレルギーを起こすことでおなじみ。「ヒスタミン」等を含む食品に注意。
 
といったことをコアにして、
 
(1) 食材や加工食品や調味料といった「入力系」を、
 
「野菜」
「脂肪・油」
「タンパク質」
「乳製品」
「ナッツ・豆類」
「でんぷん質」
「果物」
「調味料・スパイス」
「甘味料」
「飲み物」に分類し、それぞれのカテゴリーで、
 
「QOL維持のために食べることが非常に望ましいもの」
「望ましいもの」
「食べてもいいがとくには役に立たないもの」
「食べないほうがいいもの」
「QOLを阻害するリスクが高いので食べないほうがいいもの」へと、アナログ的に区分し、

(2) 調理方法という「共通サブルーティーン」を、最も望ましい方から順番に
 
「生食/未調理、軽い加熱調理」
「アルデンテに蒸す(歯ごたえを遺す程度に)、160℃以下で焼く」
「とろ火で煮る、茹でる、ポーチ(湯・出汁に落とす)」
「軽いグリル(焦がさないようにあぶる)」
「真空調理、スロークッカー調理」
「バーベキュー、電子レンジ」
「強火で炒める」と、アナログ的に並べたあと、
「焦がす(焼きすぎ)、たっぷりの油で揚げる」を最もリスクの高い調理法と位置づけ、
 
そうした食材と調理方法の組み合わせで日々の食事というユーザインターフェース重視の「処理系」を考える、そうすれば、頭と体の状態(QOL)を高いレベルで維持するという「出力系」が結果する。
 
それが、アーキテクチャの概要。
 
そういう風に読むと「最強の食事」はけっこう面白い。
 

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年7月 | トップページ