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2017年10月

2017年10月31日 (火)

無農薬玄米 30kg

この紙袋には、この秋に収穫された、30kgの北海道産・無農薬玄米が詰まっています。薄茶色のコメ専用袋ですが、ともかく頑丈にできています。
 
中に詰まっているのは、最近流行の甘く粘り気のあるタイプではなく、昔ながらの、つまり近ごろは人気のなくなったサラッとした味わいの「うるち米」です。
 
30kg_20171028
 
いつものように、その農家に直接注文したら、頑丈な段ボール箱に入ったこの30kg袋が届きました。重いので、頑丈なステンレス製のキャスター付きの収納台に載せ(耐荷重は100kg以上のはず)、冷暗所で使いながら保管しておきますが、最初にその台にその30kgの紙袋を移動させるのもなかなかに覚悟が要ります。腰を痛めないように注意して、力をこめる。
 
無農薬栽培の玄米を30kgの単位で買うのは、次の三つの理由からです。
 
① コメは食べるときに玄米を白米に精米した方が、おいしい(精米は手間ですが)。
② 精米時の副産物であるところの無農薬の糠をためておき、糠漬けやタクアンづくりに使う。
③ 30kgだと割安。30kgの消費期間は我が家では3か月。年に4回買う。

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2017年10月30日 (月)

北海道大学とイチョウ並木とマーケティング

天気も良かったし、寒くもない、絶好の散歩日和なので、北海道大学のイチョウ並木を配偶者と楽しんできました。
 
北海道大学は以前よりも広報活動というかマーケティング活動に力を注いでいるようです。明らかにそうだなと思ったのは、「エルムの森」というインフォメンションセンターや付属のショップが、少し奥まった(といっても正門から奥へ200~250メートルくらいの)場所から、確か数年前に、正門を入ってすぐ左側に場所を移動してからです。
 
ちなみに「エルムの森」はウェブサイトでは次のように紹介されています。
 
『札幌キャンパスの正門をくぐって、すぐ左手です。 JR札幌駅から徒歩7分。東京ドームのおよそ38個分という広大なキャンパスの自然に溶け込む明るいガラス張りの建物がお出迎えします。広いキャンパスの中でほっとくつろげる空間。環境・省エネ対策や、バリアフリーにも配慮した建物です。』
 
だから、キャンパスを歩いている、学生や教職員以外の札幌市民や日本語以外を話す旅行者もけっこう見かけますが、キャンパス全部を踏破するにはそれなりの覚悟が必要です。学生は自転車で場所を移動する。ぼくは配偶者と一度だけその踏破をやったことがあります。
 
他の大学もそうでしょうが、北海道大学は市民にオープンなセミナーやシンポジウムの開催も多い。ぼくも農業・農作物関係のセミナーや会議にときどき参加するので、そういうときはその前後に時間があれば樹木の多い広いキャンパスの一部を散策します。
 
イチョウが黄色くなる時期には、イチョウ並木やその周辺は黄葉をめでる市民や観光客で混雑します。それを利用した(マーケティング活動である、とぼくには思われる)「北大金葉祭(こんようさい)」という名のイベントも開催されています。数年前に開始されたそうですが、ごく最近までぼくは気づかなかった。そのイベントの開催期間(2日間のみ)は午後6時から9時まで、ライトアップもされています。
 
ぼくたちがイチョウを楽しんでいた間、そのイベントのひとつとして、芝生の上では、パイプ椅子に座った30人から40人の聴衆を前にジャズが演奏されていました。演奏しているのはキーボード、ギター、エレキベース、ドラムスの学生カルテットで、ドラムスは女性。ビル・エバンス・トリオを電子的に柔らかくしたような静かな音が流れてきます。もっと時間があれば、パイプ椅子のひとつにしばらく腰を掛けていたと思います。
 
20171028_ii
 
20171028

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2017年10月27日 (金)

『熊出没注意』

札幌市中央区のある場所で出合った赤い掲示板です。『熊出没注意』と書いてあります。掲示板の日付は、平成29年10月24日(今週の火曜日)。
 
札幌の中央区というのは、北海道庁や北海道警や地元企業の本店ビルなどが立ち並ぶ地域ですが(それから、ススキノというきれいな女性がたくさん働いている夜遅くまで明るい街もある地域ですが)、わりにそばに500メートル程度の高さの山もあるので、山にドングリなどの餌が少ない場合には冬眠前に食べものを求める熊(ヒグマ)が、山と隣接した住宅地に出没する場合もあります。
 
この掲示板にある「クマの足跡」が見つかったのは、その標高500メートルくらいの山のハイキングコースの途中だと思われます。
 
H291024

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続・楓(かえで)

楓(かえで)」の続きです。
 
桜に早咲きと遅咲きがあるのと同じで、楓というのも一挙には紅くならないものらしい。
 
そういうこと、つまり、樹によって色づきがゆっくりのと早いのがあるのはわかっていましたが、同じ樹に茂っている葉にも、紅になったものとその前の段階の黄色いもの、まだ緑の状態のものがきれいに同居しているのがあることにはあらためて気づきました。
 
そんなことがあってもおかしくはないのですが、たいていは、色づき具合はそろっている(という記憶がある)ので、この樹はちょっと変わっている奴かもしれません。
 
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Photo
 
楓の落ち葉には風情があります。下の写真は上の楓の夕方の落ち葉です。風が出ると吹き飛ばされてしまって、吹き溜まりで他の葉と一緒になります。落ち葉の吹き溜まりは暖色系の混合で、しばらくは見飽きない。
 
Photo_3

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2017年10月26日 (木)

ホテルの料理

12月が近づくと、ホテルでは、看板やポスターやDMなどを駆使して、クリスマスディナーショーやクリスマスディナーの宣伝に忙しいようです。そういう場合に登場するのは、たいていはフランス料理です。フランス料理だけではないにしても、そういうイベントではフランス料理は必要不可欠な料理という位置づけです。おいしいかどうかは知らない。
 
多くのシティーホテルでは、結婚式とその披露宴は、主要マーケティング品目のひとつで、その際に供されるのはフランス料理であることが多い。したがってその味の維持のためにはホテルはフランス料理店を持ち続ける必要があるのでしょう。しかし、ホテルによっては、フランス料理の優先順位も変化しているようです。
 
ないと困るし、そのプレスティージも高いのだが、以前のような優先順位のビジネスではない。だから、たとえば、フランス料理店の規模を半分くらいにして、他のもっと人気があり利益率の高い料理に切り替えれる。そういう事例も見かけます。
 
ぼくは外食が好きというわけではないのでホテルの料理にも冷淡なのですが、そういう個人的な事情は別にして、波長の合った料理店がある場合には、ホテルの料理も便利です。対象を選べば家族の味覚の定期的なメンテナンスができるし、遠方からのご夫婦と静かに話しながら、地元の食材をプロの手で楽しむといった状況でも他の場所以上に活躍します。

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2017年10月25日 (水)

近所の秋と街の稜線

稜線(りょうせん)とは、峰から峰へと続く線、山の尾根のことです。しかし、街にも稜線(りょうせん)があり、複数の建物の屋根の連なりや、オフィスビルが連続するなかで街の稜線を楽しむこともできます。ビルとビルの間に適度な空間があり、ビルの高さが暗黙の了解で調和している場合には、夜明け前や夕刻の稜線は美しい。昼間も、建物の稜線を背景に、街路樹や植物園の樹々を前景にすると、場所によっては、構図のきれいな秋の札幌を堪能できます。
 
札幌市内も、ここ数年はその中心部に高層のオフィスビルや高層の集合住宅が次々と現れるので、地方経済的にはご同慶の至りですが、穏やかだった街の稜線に乱れが生じてきました。街の稜線設計家、稜線管理係といった職業でもあって、そういう職業が機能していれば別ですが、そういうことは起こりそうもありません。
 
ずいぶんと以前、東京では新宿の十二社(じゅうにそう)通りが好きだといった香港生まれの中国人がいました。その理由を聞くと、その一画は東京らしくなく、建物の高さがそろっているからだと答えました。
 
台風が急に雪を連れてきたので、短い秋を覚悟したのですが、雪は一日だったので、札幌はゆったりとした秋です。落葉樹の葉の色づきが少し加速されたくらいの影響にとどまりました。街の稜線がだんだんと楽しめなくなったので、眼は街路樹に向かいます。秋の木漏れ日が気分をなごませてくれます。
 
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2017年10月24日 (火)

漬物雑感

「タクアン」は仕込みが終わったので、あとは順調に発酵が進むのを待つだけです。新鮮な白菜や大根が出回る時期は、「白菜の浅漬け」か大根の「べったら漬け」が我が家の漬物の定番です。
 
「白菜、塩、輪切りの鷹の爪」にしっかりと重石をかけて数時間から1日程度、常温の涼しい場所や冷蔵庫に置いておけばおいしい「白菜の浅漬け」ができ上がります。簡単です。
 
縦に二つに切った、頃合いの大きさの「大根」の切り身を塩漬けにしたのを、わずかな塩と唐辛子と柚子を加えた甘酒に、五日から一週間くらい漬けこんでおくと、「べったら漬け」ができ上がります。軽い塩味と軽い甘みが協調した、タクアンなどとは方向のちがう軽快な感じの漬物です。
 
ただ、「べったら漬け」には、甘酒が必要で、甘酒は麹と白米で作ります。作り慣れると簡単ですが、やや敷居が高い準備作業かもしれません。その工程は、「①うるち米をお粥(かゆ)にする。②お粥を60℃に冷ます。③そこに麹を入れて混ぜる。④そのあと60℃に近いそれ以下の温度で10時間ほど発酵する(ヨーグルトをつくるための電気式容器などを利用すると便利)。⑤でき上がる。」です。
 
タクアンなど冬の漬物を準備する時期に、気の利いた小売店の野菜売り場などに立ち寄るのはけっこう楽しいものです。通常販売しているものの3倍くらい大きい白菜がいくつもどんと置いてあったり、10本入りの箱売り青首ダイコンの箱が積み重ねられています。お店によっては札幌大球という巨大なキャベツが並んでいる。漬物関連コーナーは、塩、麹、鷹の爪、クチナシなど必需品で埋まっています(クチナシの黄色が必需品かどうかは別にして)。
 
我が家は、ニシン漬けなど魚介類を素材とする漬物は苦手なので作りません。しかし、以前、松前町に宿泊した時に旅館で出された「松前漬け」(素材は、数の子、スルメ、昆布)がとてもおいしくて、すぐそばの漬物屋でその長持ちしない松前漬けを冷蔵便で自宅まで送ってもらったことがあります。それほど旨かった。デパートなどで売っている袋詰めにした添加物がいっぱいの松前漬けには食欲がわきません。
 
考えてみると、松前漬けの材料は、それが江戸後期に松前藩で生まれた当時は、ニシン(数の子)もスルメイカも昆布も塩も大量に獲れた安価な食材だったので、ぼくたちが白菜の浅漬けを作るように、松前周辺の家庭ではとても気軽に松前漬けを漬け込んでいたのでしょう。

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2017年10月23日 (月)

天日干しした大根を、樽に詰める(2017年度版タクアン)

今年は、大根そのものもとても良質だったし、陽射しと気温と湿度に恵まれたので、タクアン用大根の天日干しは実質八日間、つまり干し始めて九日目の午後で完了です。途中雨模様の日が一日ありましたが、遅い午後から明け方までの風の少ない雨降りだったので幸運でした。
 
大根を干すときは、暖かすぎてもダメ、寒すぎても凍るのでダメ、だから、札幌では、10月最後の週に干すという知恵が伝わってきたのでしょう。我が家は、天候のことなどをいろいろと考えて、今年の天日干しスケジュールをその知恵よりも10日ほど前倒ししました。
 
写真は、干し始めてまる七日間経過した時点の24本の大根の様子です。3本セットが8組で24本。水分が少なくなり全体が縦にも横にも縮んで皺が寄り、自重でそれぞれに「へ」の字になっていますが、念のため、さらに24時間、秋の陽と風と夜の寒さのなかで過ごしてもらいました。
 
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下が、干しあがった24本。並べてみました。夕方に、大根の記念撮影です。
 
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タクアンの材料は、天日干しの完了した大根、塩、米麹(こめこうじ)、米糠(こめぬか)、鷹の爪です。塩・米麹(こめこうじ)・米糠(こめぬか)・鷹の爪はいっしょに混ぜ合わせ薄茶の粉を作っておきます。同時に用意しておくのは、44度の焼酎と日本酒。焼酎は容器の雑菌消毒用です。
 
ちなみに、今年の大根24本の合計乾燥重量は12.5kg。塩の量は乾燥重量の4%と決めてあるので、500g。使った米糠は3kg。米麹は200g。鷹の爪は掌いっぱいくらい。カビると嫌なので、鷹の爪のヘタは切り取っておきます。
 
大根を、薄茶色の粉でサンドイッチにするように一層ずつ、一斗樽(正確には19リットル入りのホーロー容器)にすき間なく詰めていき、各層の上に鷹の爪を6~7個ずつ配置します。複数の大根の層ができあがります(今年度は5層)。一番上にかぶせる薄茶の粉は多めにします。
 
詰め終わったら、大根の上に大きなポリ袋かなんかを敷き、足のサイズが容器に対して余裕のある配偶者がその上に立ち、足で踏み固めて、全体を落ち着かせます。配偶者は年に一回のこの作業がけっこう気に入っているみたいです。今回は、ぼくもこの足踏みに参加しました。
 
大根は干したといっても水分は残っているので、適度な重石をかけておけば、全体が湿ってきますが、その呼び水として日本酒を使います。上から一合程度を軽く注いで表面全体をしっとりとさせる。数日間、室内で発酵開始の按配を確認し、それが確認できたら戸外に出して、来年の1月中旬くらいまで寝かせます。
 
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大根24本というのは、我が家の消費量は、週に1本から1本半くらいなので、知り合いに差し上げる分があるとしても、1月中旬から食べ始めて5月の連休くらいまでは大丈夫な量です。

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2017年10月20日 (金)

リンゴは赤い?

リンゴは赤いものだったはずですが、リンゴは赤いというのは、日本でも必ずしもデフォールト・バリュー(答えの省略時解釈値)ではなくなってきたようです。
 
日本で青いの(や、黄色いの)もリンゴと認識されるようになったのは「王林」以降だと思います。「青リンゴ」といっても、日本の「青」が実際には「緑」であることが多いのは、ぼくたちには「青信号の青」でおなじみの事態です。
 
写真(上)は北海道・余市(よいち)産の「トキ」です。赤リンゴと青リンゴを混交し、さらに黄色を強くした感じですが、それも当然で、「トキ」は「王林」と「ふじ」の交配で誕生した青森生まれの新しい品種だそうです。これを赤いリンゴというか、黄色いリンゴと呼ぶか、悩ましいところです。
 
念のために、その「ふじ」と「王林」(と、それから「ひめかみ」)を並べたのが2番目の写真です。
 
Photo
    トキ(「ふじ」と「王林」の交配種)
 
Photo_2
    (左から)ふじ・王林・ひめかみ
 
ただ、よく言われるように、欧米におけるリンゴの色がデフォールトバリューで「青」かというと、そういう国もあるしそうでない国もあるとしかいえないようです。
 
「Newton」と「apple」を組み合わせて画像検索をしてみても、どんどんと出てくる英語圏の「ニュートン」マンガに描かれたリンゴの80%以上は赤い。
 
また、手元にある、写真やイラスト解説が多用されているThe American Heritage Dictionary of The English Languageという大きな英語の辞書で「apple」を調べてみると、一般的な説明の後に”…, having skin that is usually red but may be yellow or green”と補足してあるので、「黄色いのや緑のもあるけれど、通常は赤」という認識のようです。
 
とりあえず、「リンゴは、たいていは、赤い」としておきます。

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2017年10月19日 (木)

大根の天日干しと急な雨

火曜日夕刻の所用先で、スーツの肩と背中を雨に濡らした勤め人が眼に入ったので、外を見たら、想定外の激しい雨が降っていました。雨が降ることは想定内ですが、これほど強い雨脚になるとは思わなかった。まずいなあ。ベランダで10日間の大根の天日干しの最中(4日目)です。風は強くはなさそうなので、それが救いです。
 
用件が片付き次第すぐに帰宅して、天日干し中の大根の保護です。さいわい、雨は降り込んではいませんでした。
 
大根は24本を写真のように干してあるので、90リットルの透明のポリ袋を二つ用意し、二つの大根の吊るし台(もともとは花の鉢植えを吊るして喩しむ演芸用品)のそれぞれを、大根が雨にあたらないようにすっぽりと覆います。覆った後は、麻ヒモで、ポリ袋がパタパタしないように結わえます。
 
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天気予報に関しては、日本気象協会公式の天気予報専門メディア 「tenki.jp」 のお世話になっています。天日干しのような状況で、ぼくがとくに参照させてもらっているのが「雨雲の動き(実況)」と「雨雲の動き(予報)」です。
 
「雨雲の動き(実況)」で、過去2時間の雨雲の動きを確認できます。「雨雲の動き(予報)」は、今後6時間の雨雲の動きをシミュレーションして見せてくれます。両方をつないで見ると、札幌市のぼくが住んでいるあたりの上空に雨雲が飛来するかどうか、やってくるとしてどれくらい大きな雨雲か、延べ停滞時間はどれくらいかが、直感的にわかります。貴重な情報です。
 
次の日の明け方には雨は止んだので、ポリ袋を取り払い、大根を陽と冷たい風にさらしてやりました。天日干しを無事に完了するのはなかなかに大変です。

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2017年10月18日 (水)

梅を干す陽射し、大根を干す陽射し

天日干しとは、陽光や風を使って野菜や魚の水分を飛ばし、干物や漬物といった保存食を作る素朴な方法のことです。陽光を利用する天日干しは好きですが、寒風を使った天日干しは、実作業としては、ほとんど経験がありません。

天日干しは、食材作りのプロセス全体となる場合が多い。たとえば、開いた魚の一夜干し、目刺し、ドライトマトなどです。しかし、梅干しのように、食材つくりのプロセスの(一応の)仕上げに天日干しを組み込む場合もあります。
 
それ以外には、プロセスの最初に天日干しがくるケースもあります。発酵食品であるところのタクアンがその例で、タクアンらしさは発酵プロセスにありますが、歯ごたえのあるタクアンにするために最初に大根をよく干しておく。
 
ドライトマトやタクアン用の大根は干すのに時間や日数がかかりますが、普通の干し野菜は簡単です。ビタミンD・ビタミンB群・カルシウム・鉄分・食物繊維などが含まれている野菜は、天日干しにすると栄養価が上昇します。
 
先日、タクアン用に買った大根についていた葉は、有機栽培で新鮮だったのですぐに切り取って洗い、1日半ほどネット付きのカゴに入れて天日干し、そのあと刻んで、薄味の佃煮風にしておかずです。

下に陽射しを二つ並べてみます。最初のが、8月上旬の梅干しのときの夏の陽射し、二番目が、現在(10月中旬)タクアン用の大根を天日干ししている最中の秋の陽射しです。それぞれの陽射しに季節の味わいがあります。
 
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10 大根
 

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2017年10月17日 (火)

楓(かえで)

こんなに桜があったのか、と桜の樹の多さに驚くのは札幌では5月の連休の桜の花が開く頃ですが、そしてこんなにも楓(かえで)があったのか、その多さに気づくのは10月の下旬にさしかかり楓の葉が紅くなるころです。
 
以前にも書きましたが、札幌市でいちばん本数の多い街路樹は「ナナカマド」で約35,000本。サクラ類は9,000本余りで8番目。楓は21,000本くらいで、本数は3番目に多い。
 
楓はおとなしい風情の樹なので春や夏は確かに緑の穏やかな塊としてそこにあるのに、景色に溶け込むというか、景色の構成要素の目立たないひとつとして、それ以上の立場を主張しないと決めているようです。しかし、10月下旬以降だけは例外で、紅く色づくことで自己規制の枠を取り払います。
 
通りを歩くと緑や黄色い葉の中に次から次と赤い実が並ぶのはナナカマドで、これは近寄って観賞する赤。楓は、塊全体が紅になるので少し離れたところから味わう紅、とそれぞれ個性が違います。
 
今はまだ10月の中旬なので、たいていの楓は、一部がごくわずかに色づき始めたところです(左の写真、右は9月中旬の楓)。燃えるような色の塊を提示してくれるのはまだ先です。
 
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2017年10月16日 (月)

タクアン用の大根の天日干し(2017年度版)

先週の土曜日(10月14日)は朝から晴れで、札幌近郊の農家に注文してあった有機栽培の小ぶりな大根26本がそのほかの野菜といっしょに届いたのが午前10時。その中で、最もサイズの大きな2本をベッタラ漬けに回し、24本は、タクアンづくりのためにすぐに干し始めます。
 
干す前に、葉をスパッと落とした24本を並べてみました。
 
2017_20171014
 
3本ずつをセットに麻ひもで結わえますが、ひもの結び方を書いた手作りメモを引っ張り出してやり方を確認します。1年に1度の作業なので念のため、です。
 
下は、ベランダに干し終わった直後の24本。陽射しがいい。
 
2017_a
 
その日の午後2時の気温と湿度を確認すると、気温は14℃、湿度は41%でした。気分のいい天日干し開始日の午後です。
 
ダイコンの天日干しには10日は必要です。当たるか当たらないかよくわからない天気予報によれば、今後10日くらいは、途中の雨の1日を除いて、天気は天日干しに向いているみたいです。気温も明け方の4~6℃から午後の11~15℃くらいの範囲で推移するらしい。けっこうです。
 
とすれば、今はまっすぐな大根も、10日後には、「く」の字や「へ」の字になっているはずです。その「く」や「へ」の両端をもってもっと折り曲げると「つ」の字が現れます。その確認作業が何とも楽しい。

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2017年10月13日 (金)

カメムシはカラスの高級おやつ?

カラスもたまには役に立ちます。
 
9月下旬くらいからその存在がけっこう目立ってきたのがカメムシです。あの緑色の、できたら握手をしたくない虫のことです。ほとんど目にしなかったのが、半月ほど前から、のそのそと、あるいはゆるゆるとベランダを徘徊しています。なかには、ひっくり返って足を空中でバタバタさせているのにも出合います(その後、彼らはどう生きのびるのか気になりますが、それはさておき。)
 
カラスは雑食で、ただ雑食だということであれば、黄色いネットで覆ったゴミ箱をつついてくれたらいいのですが、この前の「東名高速の狼藉者」みたいな行動に出ることもあります。たとえば、歩道に、歩行者であるぼくたちを威嚇するようにたむろしています。かつて鳩を衆人環視の中で襲っているのを見たことがあります。
 
カラスがベランダでじっとたたずんでいます。眼つきが変です。いつもと違う。ほとんどハンターの眼つきです。何を見ているかというと、どうもカメムシらしい。パッと跳んで、パッと嘴でくわえ、そして食べてしまいました。オオサンショウウオが自分の身体ほどもある大きさの魚をパクッと丸呑みする記録映像を見たことがありますが、その瞬間に似ていました。カラスが突然、猟師になりました。
 
カラスには、カメムシは超高級なおやつなのでしょうか。そうなら、あの眼付きの鋭さが理解できます。カメムシを掃除してくれて、ありがとう。

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2017年10月12日 (木)

雪虫とタクアン

弱弱しくふわふわと舞うように飛ぶ白い虫に出会うと、その日から1週間から10日ほどで初雪だと言われています。だいたい当たっています。週間天気予報よりも雪に関しては正確だと思う。昆虫の本能をなめてはいけない。その白い虫は雪虫(ゆきむし)と呼ばれています。
 
今週の月曜(体育の日)に、配偶者と近所を散歩中に、彼女がゆっくりと飛んでいる雪虫を見つけました。
 
タクアンを作るためには10月の最後の週に大根を干し始めるというのが札幌の主婦の伝統的な知恵です。早すぎると大根が腐ってしまう。遅すぎると、寒くなりすぎるし、雪が降る。
しかし、去年は、ヒト(配偶者とぼく)の直感で、いつもよりも1週間前倒しで作業を開始して、それが正解でした。
 
今年からは、雪虫を見たら、その翌日から、タクアン作りの準備にとりかかるというふうに知恵を改良した方がいいかもしれません。手ごろな大きさの品質の良い大根を予定の本数だけ手に入れる準備をする、米麹と良い塩と鷹の爪を用意する・・・。糠(ぬか)は有機栽培の玄米を日常的に精米しているので自宅に十分にある。
 
手元にその雪虫の写真がないので、「えんがる(遠軽)で見た」という北海道・遠軽町にお住いのかたのブログからお借りしました。雪虫が林の中を舞っています。この場を借りてお礼申し上げます。
 
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2017年10月11日 (水)

ゴミ収集とゴミ袋

冬季は需要がないのでそういうサービス日はなかったと記憶していますが、春から秋までは、植物の「枝・葉・茎」つまり、枯れ葉や枯れ枝や家庭菜園の処分済み野菜の葉や茎や土を落とした根などは、透明なビニール袋やポリ袋に入れてゴミ収集場に出しておくと、月に一度、札幌市は無料で収集してくれます。「プラ」関連ゴミの無料収集と同じサービスです。
 
9月下旬までほぼ毎日、サラダの素材のひとつとしてお世話になった鉢植えのバジルももう店仕舞いなので、10日ほど乾燥させて、しおれた茎と葉を「枝・葉・茎」の日に捨てました。
 
地方自治体によってゴミの収集方法や処理方法は違うようです。なぜかは知らない。それぞれの方法の経済性と効率性に自信があるのでしょう。
 
札幌のゴミ処理は複雑さがなくて、ぼくは好きです。まず、ゴミ袋は燃やせるゴミ用と燃やせないゴミ用が同じです。別々のものを使わされたらうんざりする。サイズは、5リットル、10リットル、20リットル、40リットル(写真は10リットル用)。
 
大型ごみ(自治体によっては粗大ごみとも云う)は、大型ごみ収集センターに電話すると指定日に、指定のゴミ収集場に取りに来てくれます。「そういうのは、半分に切るか折り曲げるかして工夫して、黄色いゴミ袋に収めると、安いですよ。」といったアドバイスも係の女性からもらえます。
 
サービス料金支払い済み証を貼って出してあったのに、ニッチな見方によってはそれなりに価値のある大型ごみと判断されたのか、清掃局のゴミ収集車がやってくる前に、誰かにどこかに運び去られていたという経験も2度ほどあります。誰かがどこかで使っていると思うのでけっこうなことです。
 
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2017年10月10日 (火)

エゾ鹿肉

エゾ鹿肉を販売している肉屋は札幌でもとても少ない。その少ない肉屋のひとつにシチュー用のエゾ鹿肉の塊(かたまり)肉を求めました。肩ロースの塊を、750gくらいから1kgくらいの範囲の冷凍パッケージで販売していたので。そのひとつを購入。
 
エゾ鹿肉の塊は濃い赤で、脂身はほとんどありません。鹿肉の脂質(脂肪)量は牛肉の10分の1です。森林を走りまわっているので、メタボな霜降りにはなりようがない。
 
しかし、森林を走りまわっていると言っても、近隣の農産物に悪さはするし、木の芽や樹の皮を食い散らかす。北海道の東部や東北部を旅行すると、樹皮を食べられてしまって哀れな状態になった多くの樹木を目にすることができます。エゾ鹿肉の商品流通には、そういうことが背景にある。
 
エゾ鹿肉の流通経路は、ぼくの知る範囲では二つで、ひとつは、ハンターに狩猟された鹿肉を専門に取り扱う肉屋からのルート、もうひとつは、生きたまま捕獲したエゾ鹿を自然に近い状態で養鹿(ようろく)したあと出荷するというルート。その二つがあるので、ぼくが買いに行っても比較的簡単にその場で手に入るのでしょう。
 
カウンターには、最近のお店の流行に倣って、肉料理と一緒に使う調味料などが並べてありますが、端のほうに、塩の箱入りパッケージが置いてあるのが眼に入りました。
 
手に取るとイギリス製の自然海塩のようです。箱には商品名とSea Salt Flakesと書いてあります。どういう理由で、そこで、伝統的なイギリス東部産の海塩が販売されているのか定かではありません。肉専門店としての判断があるのでしょう。そういえば、海をはさんだというか、大西洋に面したフランス西部にも家内製造的な自然海塩がありますが、それは置いていない。岩塩も置いてはいない。塩の輸入が自由化されたのは、たしか、2002年だったなと、エゾ鹿肉には直接関係のないことを思い出したりしていました。
 
カウンターの内側で対応してくれるのは、「メタボな」(ここでは太っておなかの出た、という意味)中年男性のブッチャーです。肉を食べるということとメタボであるということとは関係ないのですが、痩せたブッチャーが仕切っているお店の肉は、やはり、おいしくなさそうに見えます。

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2017年10月 6日 (金)

活けジメの秋鮭

この時期には珍しい、旬の「時不知(時知らず)鮭」以上に、とてもきれいな色合いの鮭の切り身が、あるデパ地下の魚売り場に並んでいました。2~3本分の分量だと思います。食欲を刺激するような色合いなので、そばに近づきました。
 
手書きのポップには「宗生(そうき)、宗谷の活けジメ秋鮭」と書いてあります。活けジメの秋鮭とは珍しい。というか、ぼくは初めてです。秋鮭は好みではありませんが、この色合いは何かを感じさせます。切り身を二つ買いました。
 
買った帰った後、念のために宗谷漁業協同組合のサイトで調べてみると、次のように書いてあります。
 
『宗谷産「活けジメ鮭」は、日本最北端の宗谷岬沖で水揚げし、船上で活きの良い鮭を厳選して水槽で保管し鮭の身体を休ませ、筋肉疲労を取り除いた後に鮭にストレスを与えずに短時間で放血及び神経抜き処理を行ないます。短時間で処理することにより、肉質の緊張や萎縮を抑え、その身は鮮やかなサーモンピンクとなり、魚独特の臭みもなく、白子に至るまで血液がもたらす赤点が取り除かれます。』
 
生産量が少ないのでホテルやレストランの業務用需要に対応するのが精いっぱいで、一般市場には出回らないらしい。
 
こういうのはシンプルなほうが味がそのまま出るので、晩ごはんに塩焼きです。脂はのっていませんが、とても自然な癖のない味で、いくらでも食べられそうです。けっこうでした。
 
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2017年10月 4日 (水)

札幌のオフィス街のナナカマド

札幌の街路樹」という記事で以下のように書きました。
 
『札幌市の街路樹本数は、234,908本で、そのうち落葉樹が205,734本(88%)、針葉樹が29,174本(12%)です。

落葉樹のうち本数の多いのは、多い方から順番に

・ナナカマド
・イチョウ(銀杏)
・カエデ(楓)
・ニセアカシア
・プラタナス
・ハルニレ(春楡)
・ボダイジュ(菩提樹)
・サクラ(桜)
・シラカバ(白樺)』
 
この時期に、札幌市内を歩くと、それが中心部のオフィス街であっても、真っ赤に色づいたナナカマドの実に次から次に出合えます。
 
市が管理する街路樹なので、植えられてから十数年以上経過しているのもあるし、建設後2 ~3年のオフィスビルのそばの植栽場のナナカマドは植えられて間もないという感じで背が低い。でもそろって真っ赤な実をつけています。
 
当然のことながら、この季節ではあたりまえの赤い実を気にせずに歩きすぎるダークスーツが多くて、ぼくのように立ち止まってスマートフォンを構える人はめずらしい。
 
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2017年10月 3日 (火)

メガネはいつもきれいに

ぼくは遠近両用メガネが必需品ですが、メガネはレンズをきれいに拭いていないと落ち着きません。だから、毎日掃除する。
 
普段はスプレータイプのクリーナーとティシューペーパーとメガネ拭き専用の布。週末には超音波洗浄器。超音波洗浄器は以前に眼鏡屋で使っているのを見てとても便利だと思い、その家庭版を購入しました。必要時間は準備・洗浄・後片付けで10分くらい。これだとレンズだけでなくメガネ全体の汚れが落ちます。週に一度なら負担にならない。しかし、とても忙しいときはスキップ。
 
旅行にはそういうものを持ち歩けないので、やや値は張りますが、使い捨てのメガネ拭きシートを利用しています。ペラペラに個別包装されているので数個を洗面道具入れに放り込んでおけば困りません。
 
メガネの掃除とは直接の関係はありませんが、メガネは眼の延長なので(ぼくはそう思っているので)、人に触られるのも落ち着かないものです。散髪屋などでは丁寧に扱ってくれます。しかし、なかには扱いが粗雑な人もいてそういう場合は気分がよくない。帰ってきて掃除をする。
 
冬など外出時にマスクをするとメガネが曇ってうんざりですが、コンタクトレンズにするつもりはありません。メガネの方が落ち着きます。
 

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2017年10月 2日 (月)

止まらない、北海道のおかき

こういう類は口にしないのだけれど、たまに食べたくなります。食べ始めると止まらない。その衝動は年に1回か2回くらい。そういう衝動がまったくない年もあります。
 
商品名を出してしまうと、北海道の「北菓楼」<【註】「きたかろう」と読みます>という菓子会社が製造販売している「北海道開拓おかき」。味は、「甘エビ」「帆立」「秋鮭」「いか」「昆布」「柳だこ」「たらこ」「北海シマエビ」で、原材料は、北海道で獲れたそれぞれの魚介類や昆布、北海道産のもち米、および、北海道産のミネラルの多い自然海塩。
 
ぼくが好きなのは一種類、「北海道開拓おかき・えりも昆布」だけです。あとの味には興味がない。袋詰めで、170g。税込みで440円。9月29日に買ったものの賞味期限は10月29日、ひと月です。(写真)
 
原材料名を正確に記載すると「えりも昆布」バージョンの場合、「もち米、植物油脂、食用米油、昆布、醤油、食塩」。食べ始めると止まらないのは、もち米と塩・醤油と昆布味のバランスに加えて、揚げ物だから。植物油と米油が食べている人の手を動かせ続けます。
 
飛行場の売店で詰め合わせをお土産に買う場合もあります。けっこう喜ばれます。
 
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