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2017年12月

2017年12月30日 (土)

年末、年始はブログはお休みさせていただきます

年末、年始は、ブログ「高いお米、安いご飯」は、お休みさせていただきます。みなさま、よいお年をお迎えください。

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2017年12月29日 (金)

金時ニンジンの「紅白なます」に飽きたら、鳴門金時の焼き芋

なぜ「金時」という形容がついているのか、そもそも「金時」とはどういう謂いなのか判然としませんが、身近な「金時」には「金時豆」(赤紫のインゲン豆)、「金時ニンジン」(濃い赤のニンジン)や「鳴門金時」(赤紫のサツマイモ)などがあります。
 
どうも、食材に関しては、鮮やかな赤や赤紫で彩られた和風のものを「金時」と呼んでいるらしい。お正月料理の「紅白なます」は、大根と金時ニンジンが素材です。あの赤でないと紅白の雰囲気が出ません。
 
お正月料理の中で「紅白なます」は飽きのこないもののひとつですが、それでも三日間もお付き合いすると徐々にうんざり状態に近づいてきます。
 
そういうときは別の金時食材のお世話になるとよい。お雑煮以外は火を使わないお正月料理に少し区切りをつけて、鳴門金時をオーブンでじっくりと焼き上げると、ホカホカの焼き芋が楽しめます。
 
Photo
焼き芋にするとおいしそうな鳴門金時

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2017年12月28日 (木)

梅干しは自家製が、いちばん、美味しい

自家製味噌がいちばん美味しい(と感じられる)ことを指して「手前味噌」と呼んだりしますが、そういう意味では、自家製梅干しも「手前梅干し」です。我が家の梅干しは、常温で何年間も保存が可能なように塩分が18%の昔ながらのスタイルで、自分でいうのもなんですが、とても旨い。使う梅は、以前は「南高梅」でしたが、最近は「龍神梅」。ともに和歌山県で無農薬栽培されたものです。
 
久しぶりに市販の梅干しも味わいたくなったので、塩分が15%~16%くらいの伝統的な作りのものを少量ずつ二度に分けて買ってみました。最初は龍神梅の梅干し、二回目は南高梅の梅干し。異なる製造元の梅干しを選びます。
 
最初の龍神梅のほうは、残念ながら期待外れでした。十分に大きなサイズの梅干しですが、柔らかすぎてコシがない。梅干しにコシがないというのも変な評価ですが、梅干しの皮も果肉もふにゃふにゃと柔らかくなり過ぎている。値段はしっかりと高い商品だったので、なにやら騙された気分です。まじめに天日干しをしたのかしらん。
 
そのことがあったので、二回目に16%の南高梅を買ったときは、お店のベテランらしき男性店員に、「これはちゃんと天日干しした梅干しですね」と念を押しました。「うちのは干したものです。梅漬けではありません。」色合いは赤紫蘇に染まって美しい。箸で具合を確かめ、口に運びました。どうも納得できません。つまり、自家製の美味しさに及ばないということです。
 
この柔らかすぎるとかコシがないというのは、よく熟した梅だと柔らかい梅干しができる、熟しきらない青い梅を使うとカリカリの梅干しになるといった類の議論ではありません。
 
ここで勝手な仮説を持ち出すと、梅干しの美味しさは、まず、干す段階で、夏の陽の光を梅が一定時間以上どれだけ気持ちよく浴びたかで最初の半分が決まり、そして、あとの半分は、その後のゆっくりとした熟成で決定される、ということです。そうやって味がこなれていく。今回二度試してみた市販品には、そういう「こなれてきた」感じがありませんでした。
 
「こなれてきた」ということに関して云うと、自家製梅干しは味見のために(あるいは待ちきれずに)一年半くらいで朝ごはんに登場させることもありますが、二年以上寝かせておくとと確実に味がこなれてきます。塩辛いのが甘くなるというのも変な表現ですが、塩のかどが取れてくる。塩味に丸みが出ます。
 
たとえば、すぐ下の(梅干しが二個並んだ)写真だと、左側の梅干しは二年物、右が三年物です。二年物とか三年物というのは、天日干しの後、常滑焼の甕(かめ)に寝かせ始めてから二年以上、ないし三年以上が経過した梅干しのことです。この二個では右のほう(三年物のほう)が赤みが強い。しかし、赤の濃さは色付けに使った赤紫蘇の量に依存するので、年数は関係ありません。
 
我が家の天日干しは実質で三日間以上。三日間の天日干しというのは、昼間干した梅を、夜は赤梅酢に漬け戻し、早朝にまた竹ざるに順番に並べていくという作業を三日間繰り返す。そうやって、徐々にきれいな赤に染めていく。
 
A2
 
下は完熟した南高梅ですが、これが右側の三年物の素材になりました。
 
Photo 完熟した南高梅
 
下は、寝かせて一年半で味見した時の龍神梅の梅干し。
 
__a2
 
気持ちいい陽の光を一定時間以上浴びさせるということに戻ると、下は、土用干し(天日干し)三日目の梅の様子です。
 
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相当に手間暇がかかりますが、納得できる風味の梅干しは、自分で作るしかなさそうです。

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2017年12月27日 (水)

暴風雪(あるいはホワイトアウト)の報道と、稚内

今週の前半は爆弾低気圧の襲来とかで、札幌でも確かに強風でした。後ろから急に押されると前に飛ばされてしまうような種類の突風で、これに横殴りの大雪が混じると、ホワイトアウトになります。前がほとんど見えない。まっすぐ歩けない。吹き飛ばされそうになる。方向感覚がなくなる。こういうのは札幌でもときどきは経験できます。
 
一般道路などを運転していて突然の大雨と強風でワイパーがほとんど効かないような事態に遭遇することがあります。よろよろと速度を落として前に進むしかありません。その状況で、大雨と強風を、横殴りで前がまったく見えないくらいの真っ白な大雪で置き換えてもらうとホワイトアウトが実感できます。運転は不可能、そのあたりの路肩でうずくまるようにやり過ごすしかありません。
 
ホワイトアウトの報道で、北海道の日本海側の地域や、日本海とオホーツク海に面する日本最北端の町である稚内が取り上げられていました。
 
そういう報道を見ると申し訳ないのですが、笑ってしまうことも多い。理由は二つ。
 
レポーターのいる場所は海沿いの道路などですが、なぜ、そんな、報道のための報道以外には意味のない場所になぜ行くのか。これが最初の理由。もう一つの理由は、「たいへんだ、吹き飛ばされそうだ、前が見えない」と大声でレポートしながら、そうしゃべるレポーターの姿を、彼や彼女の後ろから、撮影機を持ったカメラマンがレンズがぶれることもなくしっかりと捉えています。カメラはぶれないのに、その前のレポーターはぶれるらしい。
 
稚内では、礼文島や利尻島への観光のときに泊まったことがあります。石の浜の昆布干しと、緑の丘に建つ自衛隊の緑のレーダー基地と、JR駅前の映画館が妙に印象に残っています。札幌の美容室で働くシャンプーの上手な男の子が稚内の出身で「稚内なんて何にもないところです」というのが口癖でした。以前お会いした、稚内で小さな製造会社を営む若いかたの話ですが、飛行場で立ち話をした関西からの同年配のビジネスマンから「稚内なんて人の住む所じゃないですね」と言われたそうです。「ぼくはその稚内に住んでいるのですが」とは応じなかったらしい。
 
稚内空港ビルのウェブサイトを見ると、次のようなお知らせが出ていました。欠航どころではなく、「空港臨時閉鎖」だそうです。空港従業員も通えない。暴風雪(ホワイトアウト)の凄さがわかります。
 
2017/12/25 お知らせ
本日、暴風雪など悪天候により本日15時より26日8時半まで稚内空港臨時閉鎖となります。お客様におかれましてはご理解の程よろしくお願いします。
 
2017/12/6 お知らせ
本日、暴風雪など悪天候により全便欠航になります。また、13時より稚内空港臨時閉鎖となります。お客様におかれましてはご理解の程よろしくお願いします。

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2017年12月26日 (火)

神様も仏様も朝ごはんは15分

ビジネスウーマンはそうでもないかもしれませんが、ビジネスマンやサラリーマンが昼食にかける時間は、仕事場の近所のレストラン・食堂・一膳飯屋・昼間営業の一杯飲み屋などで順番を待つ時間や注文した定食などが供されるまでの座席での待ち時間を除くと、せいぜい15分くらいのものだと思います。速い人はパッパッとかき込んで10分以内。
 
ぼんやりしていると、仲間といっしょのときなどは、ひとり取り残される。そういえば、同じ職場の同僚とおぼしき男性3人と同じテーブルについた女性が、置き去りにされないように懸命に食べている光景を記憶しています。
 
ぼくのある知り合いは、毎朝、炊き立てのご飯などを神棚と仏壇にお供えするそうです。神棚には二礼二拍一礼、仏壇には般若心経。お供えした後、きっかり20分で、それぞれ、お供えものを下げる。神様と仏様に許された朝食時間は、したがって、15分間くらいです。あせって食べないとお供えがなくなってしまう。神様も仏様も昼時のビジネスマンなみに大変です。
 
朝にお供えして、夕方頃に下げるのが習慣の家庭もあります。こういう家庭の神様や仏様は、ホテルで2時間以上ランチとおしゃべりを喩しむ主婦グループのように、ゆっくりとお供えものを食べられます。
 
どちらがいいのかはわかりませんが、神様も仏様も以前よりも適応力が求められる時代のようです。

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2017年12月25日 (月)

「おむすび」と「おにぎり」

「パッカンおにぎり」について配偶者と話していたら、彼女が、なぜ「おにぎり」なのかと言い出しました。わたしは「おむすび」とは言うけれど「おにぎり」とは言わない。「パッカンおむすび」でもいいのに。
 
で、「おむすび」と「おにぎり」の違いを確かめるために、欲しい答えが書いてあるわけはないよなと思いつつ念のために広辞苑を開くと、そこには、じつに辞書らしい書き方がしてありました。「辞書らしい」というのは、似たような用語に関して、執筆担当者が解説に困ったときには、定義を循環させるという意味です。つまり、
 
・おにぎり 【御握り】  にぎりめし。おむすび。
・おむすび 【御結び】  握飯(にぎりめし)のこと。
・にぎりめし 【握り飯】  握り固めた飯。むすび。おにぎり。
 
ということです。はてしない堂々巡りになります。
 
つまり、「おむすび」と「おにぎり」にとくに差はありません。地域差はあるみたいですが、あとは言葉の好みの違い、家庭差・個人差による違いだけかもしれません。○と△の形状の違いも、呼び方とは関係なさそうです。しかし、夫婦喧嘩の原因のひとつにはなりえます。
 
ぼくは「○を、おにぎり」、「△を、おむすび」と呼ぶのが好ましいと考えますが、その反対の嗜好をお持ちの方もいらっしゃると思うので、説得力はありません。「にぎり寿司」という○でもなく△でもない形状の食べものを指す言葉もあります。そういえば、俵型のおにぎりも最近は少なくなりました。理由はわかりません。
 
それにしても最近の「パッカンおにぎり」はかわいらしい。関連記事は「にぎやかな丸いおにぎり、シンプルな三角のおむすび」。

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2017年12月22日 (金)

かつての遣唐使船と、最近の北朝鮮からの木造船

「空海の風景」(司馬遼太郎著)を、久しぶりに読み返してみました。そのなかに遣唐使船の構造や航海方法に関する記述があります。この本は、史実をしっかりと踏まえながら著者の思いや文学的なイマジネーションを加えて「歴史的な風景」としての空海を著した書物なので、たとえば遣唐使船に関していえば、日本から中国(唐)への外洋航行という点でそれがどれほど危ない船だったかが、小説風の色合いを含んだ写実的な現実としてよくわかります。
 
「空海の風景」や、遣唐使船に関するその他の情報を整理すると、遣唐使船とは以下のようなけっこうヤバイ船だったようです。使者代表に選ばれたものの、年齢や健康を理由に代表を辞退するベテラン官僚がいたのも肯けます。勉学の意思に燃えているわけではないので、無理に死にに行く必要はない。
 
・大きさは長さが30mで幅は7~9m、排水量約300トン
 
・帆柱は2本。帆は重くバランスが悪い。その上、順風にしか使えない。必要な時は、人力エンジンであるところの艪(ろ)で漕いだ。
 
・船底部が竜骨をもたない平底箱型構造。底の平たいタライのような船なので、波切りが悪く不安定。竜骨が無いので壊れやすい(竜骨とは船底部の基本骨格のこと)。
 
・帆は順風しか使えないのにもかかわらず、順風の秋を待たず、わざわざ気象条件の悪い6月から7月にかけて日本を出港。
 
・鉄釘はほとんど用いず、平板をつぎあわせて造ってあり、強風や波浪に弱い。耐水能力はきわめて低い。船材のつなぎ目には水草を押し込んで水漏れをふせいだ。
 
それがどうヤバイことなのかを、直感的に教えてくれるのが、近頃の北朝鮮からの木造漂流船です。現役の漁船なので駆動力として当然エンジンという内燃機関を積んでいますが、遣唐使船に近い構造を持った船(漁船)も多い。だから遭難する。漂流し、波に転覆させられる。内燃機関が停止すると救いようがない。
 
1年前の例。場所は舞鶴(京都)。
 
『京都府舞鶴市小橋(おばせ)の海岸に11月末、1隻の木造船が漂着した。舞鶴海上保安部(同市)が船体などを調べたところ、9人分の人骨が確認された。北朝鮮の紙幣や漁具なども見つかり、舞鶴海保は北朝鮮の漁船の可能性が高いとみる。・・・「現在の日本ではみられない。原始的な構造」。舞鶴港西港地区第3埠頭(ふとう)で陸揚げした船体を調べた舞鶴海保の職員は、そうつぶやいた。
 
漂着した木造船は長さ約12メートル、幅約3メートル。船底が平らという朝鮮半島の船の特徴が認められた。・・(略)・・驚くべきは、その構造だった。壊れた舷側の船板の間には浮力を得るためか、発泡スチロールのようなものが挟み込まれていた。船板同士はきちんと接合されず、すき間は縄やビニールを詰め込んでタールを塗り、浸水を防いでいるありさまだ。』(産経WEST 2016/12/13)
 
1ヶ月前の例。場所は松前(北海道)。
 
『(2017年11月)29日午前9時半ごろ、北海道松前町の南西約10キロの沖合で、木造船が漂流しているのを第1管区海上保安本部(小樽市)の航空機が発見した。北朝鮮から来たとみて調べている。』(JIJI.COM 2017/11/29)
 
こういう、12~13メートルのそれなりの造りの船でも外洋では(といっても日本海ですが)漂流、転覆してしまいます。いわんや、東シナ海を渡っていく平底箱型構造の当時の遣唐使船においておや。
 
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北海道松前町沖を漂流する北朝鮮から来たとみられる木造船(第1管区海上保安本部提供、2017年11月29日)
 

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2017年12月21日 (木)

にぎやかな丸いおにぎり、シンプルな三角のおむすび

日本の美意識と食文化とコメの新たな融合、などというおおげさな表現を使ってみたくなるほど気に入ったのが、「パッカンおにぎり」です。どなたが立ち上げたか、「パッカンおにぎり」の専用サイトもあるので、「パッカンおにぎり」がどういうものかをご存じないかた、上手な作り方を知りたい方は、そのサイトをクリックしてみてください。なかなかに楽しい。
 
こういうブームを通じて、コメのベース需要というか、コメの追加需要が生まれてきます。パカンと口を開いたおにぎりになにを挟んでもいいのですが、和風家庭料理の基本となるようなおかずも多く使われているみたいなので、そういう意味での伝統維持効果、食育効果も期待できる(コンビニやスーパーで買ってきた総菜をそのまま利用するお母さんもいらっしゃるとは思いますが、それはそれとして)。
 
 下の「パッカンおにぎり」の写真はインターネットから勝手にお借りしました(当該おにぎりの作者にはこの場を借りてお礼申し上げます)。具は「右上から時計回りに、焼き鮭+大葉、人参とゴボウのきんぴら、オクラの梅かつお和え、ツナマヨ、唐揚げの甘酢あん」だそうです。スライスチーズか何かをくりぬいて作ったのでしょうか、眼がかわいらしい。子供は大喜びするに違いない。
 
Photo
 
先日、手ごろなお正月料理用の「田作り(ごまめ)」などを買いに配偶者とあるデパ地下を歩いていたら、特別栽培米の2kg袋の品揃えが豊富な米屋さんが、売り場の隣におにぎりのイートインコーナーを作ってありました。ターゲット層は、そこで少量のコメを買ったついでに食べていく主婦層か、米屋のおにぎりを小腹の空いたころに少量だけ賞味したい女性のようです。
 
ここに限らず、デパ地下のイートインコーナーでパンやケーキを食べている中年かそれよりももう少し年齢層が上の女性客は、最近はけっこう多い。
 
ここのおにぎりは、伝統的なつくりの海苔つき三角(△)おにぎりで、1個が200円前後。梅や昆布やオカカは190円台、焼き鮭やタラコはそれよりも10円ほど高い。具は20種類くらい。おいしそうな味噌汁は250円。小腹がすいたらワンコイン、ということです。
 
おコメ好きは、丸いパッカンおにぎりでも、シンプルな三角(△)おにぎりでも、どちらでもお好みで。

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2017年12月20日 (水)

高年齢者のおしゃべり

仲間との会話に身体や健康の話が混じるともなく混じってきて、そういう会話への参加を憂き世の面倒くさいお付き合いと感じなくなったら、歳をとり始めてきた証拠です。しかし、そういう会話を鬱陶しいと思うようなら、まだ若さを保っています。でも、そういう話の腰を折らずに静かに聞いてあげられるようなら、あなたは、すでに年配者の仲間入りをしているかもしれません。
 
高年齢者の兆候のひとつに、自分のことばかり一方的にしゃべって双方向の会話にならないというのがあるみたいです。「わたしの話を聞き続けるのはあなたの義務である」といった、なんとなく押しつけるような感じのおしゃべり。しかし、そういうものを本人は押しつけがましいとは感じていない。
 
途切れることのない一方向の言葉の洪水。言葉の洪水といっても筋のある長い物語ではなく、同じ話題の繰り返し、上品に言えば単調な変奏曲。聞き手の存在を前提にした独り言。そういう種類のおしゃべりが、たとえば、受話器から流れ込んできた場合は、通話装置の向こう側の人を年寄りと分類して間違いなさそうです。
 
相槌をうちながら聴き続ける以外に、こういうおしゃべりに効果的におつきあいする方法はないのかもしれません。効果的にとは、通話装置の向こう側の人の機嫌を損ねないようにしながら、ある種の方向やある種の行動について、お互いに合意に達するという意味です。合意が、合意として、その後、機能するどうかは別にして。
 
聴き続ける以外のもっといい対処方法がないか思案中ですが、答えは見つからない。そのうちぼくもそういうおしゃべりがとても得意になると思うので、今から、独り言の練習でもしておきますか。

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2017年12月19日 (火)

食品包装用ラップフィルム

あるところで、おまけに、食品用のラップフィルムをもらったので、今日は「食品包装用ラップフィルム」(商品にそう書いてある)が話題です。「包装」という言葉と「ラップ」という言葉がダブっているようですが、そういう使い方だということで、ここでは気にしません。
 
日本で家庭向けの「食品包装用ラップフィルム」として流通している商品の原材料は、主に以下の3種類です。
 
1. ポリ塩化ビニリデン(家庭用としてはシェアがいちばん高い、値段も高め。)
2. ポリ塩化ビニル(伸びがよく、よくくっつく。スーパーや飲食店の業務用途で人気。)
3. ポリエチレン(家庭用、シェアは低い。値段も安め。)
 
我が家の食品包装用のラップフィルムのデフォは、添加物の入っていない「ポリエチレン」。「ポリエチレン・フィルム」の欠点はくっつきにくいこと。ただし、冷蔵冷凍庫との適合性はいい。
 
買わないが、高シェアなので、おまけでくれることがあるのが「ポリ塩化ビニリデン」のラップフィルム。フィルムが食品に触れないような場合には添加物を加えて柔らかくくっつきやすくした「ポリ塩化ビニリデン・フィルム」でもよいが、実際には、使わない。
 
我が家では「チン」にはほとんど縁がありません。しかし、食材の冷蔵や冷凍は必須なので、それに向いたラップフィルムを、安全面も考慮して、選択しているというわけです。
 
291
  添加物入り「ポリ塩化ビニリデン」
 
400
  無添加「ポリエチレン」

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2017年12月18日 (月)

歩きスマホ・自転車スマホ・自動車スマホ

すぐ前を走る車の速度が妙にゆっくりで左右にわずかにぶれているので、信号待ちで隣に並んだときに、その車の運転席に視線を遣ると運転手がスマホをいじっているというのはときどき出合う光景です。
 
ここでは、自動車運転者としてではなく、歩行者としての視点から見た「ながらスマホ運用者」が話題です。
 
歩行者として歩いているときに用心すべきスマホ利用者には、ぼくの生活範囲には3種類いて、1種類目が、走りながら、あるいは横断歩道の前で歩行者が道路を渡り切るのを待っているときにスマホを手にしている自動車の運転手、2種類目はいちばん遭遇率の高い歩きスマホ利用者、そして3番目は最近増えてきた自転車スマホです。自転車に乗りながらスマホを操作しています。
 
彼らが視野に入ると、どのタイプであっても彼らの視線、眼の動きになんとなく注意し、次の動きを想定します。というか、こちらにぶつかってくるような動きをしないかどうかをそれなりに予測します。
 
横断歩道の一番前で信号待ちしている運転手が運転席でスマホと遊んでいるときには、車が突然走り始めたら避けようがありませんが、彼や彼女の顔を見るようにしています。その車を通りすぎたら一応安全圏です。
 
その点、やっかいなのは、歩きスマホと自転車スマホです。視線の向かう先がわかれば、その後の彼や彼女の動きはなんとなく読めるのですが、スマホ画面に眼が吸い付いているとそれが読めない。全く読めない場合は、こちらが立ち止まってやり過ごすしかありません。
 
自転車スマホの場合は、ぶつかるとこちらが怪我をする可能性が高いので、自転車の経路からずれるように立ち止まってやり過ごします。揺れるようにやってくるのであるいは避けた方向に傾いてくるかもしれない。そういうことも考えます。
 
歩きスマホが相手の場合は、歩く空間に余裕がある場合は横にずれて前に進みます。すれ違うときに歩きスマホが「?」や「ハッ」というような表情を一瞬見せることもありますが、安全を直感すると目は画面に向いたまま歩き続けるようです。こちらがよける道幅がないときは、立ち止まって危険物の通過を待ちます。予測神経と反射神経と忍耐のトレーニングです。
 
相手がゆらゆらスマホの自転車なんかだと横から蹴っ飛ばして倒してやろうかという気にもなりますが、こちらが怪我をしそうなので遠慮しています。

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2017年12月15日 (金)

顔認証システム雑感

リリースされたばかりのあるスマートフォンの、赤外線センサーを利用した顔認証システムの紹介記事や機能レヴュー記事に目を通すと、指紋認証よりも便利である、顔認証機能の出来が非常にいいという評価が多いようです。ぼくはその機能を使ったことはないのですが、ユーザー側の視点で記事内容を読むと確かにそうだろうと思います。
 
「ヒゲが一晩であり得ないくらいにボサボサに伸びると認証されないかもしれないが、髪形が変わっても、サングラス越しでも認証される」というのが評価骨子です。つまり、少々のことでは本人の顔認証機能は混乱しない。
 
ミステリー小説やスパイ小説の読み過ぎか、あるいはミステリードラマの見過ぎか、機能レヴュー記事に目を通しながら顔認証システムの悪用方法をつい想像してしまいます。ハッキングといった同じ土俵の中での悪用方法ではありません。
 
かりに所有者が犯罪に巻き込まれて、有体にいえば犯罪の被害者になって、犯罪者が所有者のスマートフォンの保存内容を見たいというような場合、顔認証システムではパスコードは顔なので、顔とかが特に傷つけられていないとすれば、ロック解除は実に簡単だということになります。この事情は指紋認証も同じで、パスコード番号を被害者であるところの所有者から暴力を使って無理やり聞き出さなくても大丈夫です。そこに、本人の顔や指があればそれでいい。
 
自分が被害者になった場合の視点からの「認証システム」の優劣比較のレヴューというのもどこかにあるのかもしれませんが、ぼくは寡聞にして知りません。最近、北海道にも北朝鮮からの奇妙な海の訪問者が増えているので、つい、そんなことを考えてしまいました。

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2017年12月14日 (木)

歩きやすい雪道、歩きにくい雪道

雪が降る。雪が積もる。また雪が降る。最高気温が氷点下の冬日が続く。歩道や交通量の少ない道路はアイスバーン状態になる。その上に粉雪がかぶさる。雪靴の底で雪はキュッキュッと鳴る。滑らない。歩きやすい。下の写真はそういう状態の道路です。
 
Photo 歩きやすい道路
 
しかし、気温の高い雨のあと、氷点下の日が続くと道路状況は最悪になります。
 
妙に気温の高い日があり、雪ではなく、けっこうな量の雨が降る。アイスバーンが半分ほど溶けてぐちゃぐちゃになる。普通のブーツなどではまともに歩けない。しかたなく歩きやすそうなところを選んで歩を進めるけれど、しっかりと手入れをしてある革靴もいっぱい濡れてしまう。そういう日はゴム長やゴム短を履く人が増える。
 
雨の後、また冬日になる。雪が降る。それが続く。道路はゆがんだ凸凹のアイスバーンになり、歩行者も滑る。自動車も滑る。楽しくない道路状況です。除雪車が歩道や車道に道をつけますが、優先順位の低いところは間に合いません。

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2017年12月13日 (水)

ぜひ試したい飲み物:「燗酒(かんざけ)ボトル缶」

商品紹介記事なんかで目にした折に、「そういう機会があればぜひ試したい」と思う商品はほとんどないのだけれど、これはめずらしい例外です。そういう外出の機会があれば、必ず買うと思います。「ボトル缶の燗酒(かんざけ)」です。
 
室温や暖かくして飲む酒類は、ぼくの知っている範囲では、英国のビール(ビター)、赤ワイン、日本酒(いわゆる「冷や酒」と「燗酒」)、ウイスキー(ストレートとホットウイスキー)くらいです。
 
お酒に限らず、お茶も含めて、暖かい飲み物を外出時に飲みたい場所で自由に飲むことは不可能に近い。コンビニなどで気軽に買えるペットボトルの水やお茶は暖かい飲み物ではありません(たいていはとても冷たいのしかお目にかからない)。最近は淹れたてコーヒーをカップ販売していますが、持ち運べない。だから熱いのが欲しい場合は、自分で手ごろのサイズの魔法瓶に紅茶やコーヒーを詰めて持っていくしかありません。
 
だから、この「燗酒(かんざけ)ボトル缶」というのは嬉しい。そのあたりのコンビニで手軽に買えるのなら、春とは限らず、季節のお花見に便利です。そうすれば、『某月某日天気晴朗、一瓢を携えて老妻と杖を北郊に曳く』(青木正児著「酒中趣」)を楽しめる。蛇足ながら、「一瓢」(いっぴょう)とは日本酒の入った「ひょうたん」のポータブル容器のことです。それを腰に、ゆるゆると散歩して途中で花を肴にいっぱいやる。
 
ほんとうは野球場でも熱燗を一杯やりたいのだけれど、缶や魔法瓶は持ち込み禁止なので、そのあたりは不便です。
 
容器にはアルミのボトル缶で、販売流通チャネルは、コンビニや駅の売店だそうです。このままだと、オヤジの集まる競馬場や競輪場や競艇場でしか消費されない。記事によれば、この日本酒会社は「冬場の屋外のイベントやスポーツ観戦の場でも売り込んでいく」方法を検討中とのことなので、結果を楽しみにしています。

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2017年12月11日 (月)

「80%」の贅沢

「80%」の贅沢とは、100%を諦めて満足度80%で妥協しよう、という意味ではありません。80%の満足度がたいしたものであるとしても。
 
下の絵は、玄米(の構造)です。
Photo
 
この玄米から「ぬか」や「胚芽」を取り除いたものが、白米です。
 
「精米歩合」という日本酒関連の用語があります。白米の、玄米に対する重量割合のことです。したがって、ぼくたちが普段食べている白米の「精米歩合」は、上の絵からわかるように、だいたい90%になります。精米歩合60%の純米酒とは、表面部分を40%削り取って60%まで磨いたコメを使った日本酒という意味です。
 
日本酒を醸造する場合、精米歩合を低くして米粒の中心に近い部分だけを原料に使うほど雑味のない酒ができるといわれています。だから、精米歩合が、60%や55%くらいはまだいいにしても、45%とか38%とか30%とか、あるいはそれ以下といった吟醸酒や大吟醸酒が作られます。そういうのはコメに失礼だろうと思いますが、日本酒の売れ筋の需給はぼくのそういう感想とは関係なく形成されます。
 
「雄町(おまち)」という日本酒用のコメがあります。生産量は多くない。先日、生産地の名前を冠した「赤磐雄町(あかいわ・おまち)」を「精米歩合80%」で作った純米酒(四合瓶)に出会いました。嬉しくなって、衝動買いです。飲んでみました。
 
重厚な感じで、辛口。「淡麗辛口」とは真逆の味わいです。うーん。この「赤磐雄町の精米歩合80%」の日本酒は、電子計測器でいえば、アナログ技術に優れた老練なエンジニアが高級部品を使って設計した超精密測定器みたいなもので、いくら優秀でもデジタル技術しか知らないエンジニアには作れない。だから、ぼくが普段飲んでいる「純米酒」よりも断然値が張るのですが、たまにはこういう贅沢も良しとしましょう。

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2017年12月 8日 (金)

不要なものの排除

本格的なITサービスも手掛ける通販の大手と、検索サービスから出発してIT関連サービスの巨大百貨店のように変貌してきた大手が、それなりに賢いソフトウェアを組み込んだハードウェア製品を、それぞれ、売り出しました。ほぼ同じような製品で、したがって互いに競合します。
 
現状のシステムはお互いに柔軟でよくできているので、現状のままだと、敵のハードウェアやソフトウェアが自社の流通網のなかで勝手に動き回ることになります。敵の製品が動き回れば動き回るだけ、自社製品の流通が圧迫される。それが我慢できない。当然のビジネス感情です。で、おたがいに、敵の製品が自社の流通ネットワーク、サービスネットワークの中で機能しないような方策を打ち出し始めた。外野の観客としては、なかなかに面白そうな喧嘩です。
 
ときどき、テレビで放映されるドラマを録画して、あとで時間のある時に楽しむことがあります。そういう楽しみ方をすると嬉しいのは、60分が45分くらいに短縮されることです。民放の番組は、見る側からすると番組の間に番組提供者のコマーシャルが流れるということですが、番組提供側からすると、主はコマーシャルで、コマーシャルの合間にたとえばドラマのようなものをついでに見せてやる、ということになります。
 
最近は、以前もそうでしたが、ひとひねりしたソフトウェアをAIと呼ぶのが流行です。見る側からすると、なにしろAIの時代らしいので、コマーシャルを全部カットしてコマーシャル以外だけを録画する機能の製品を発売したら人気を博するとは思うのですが、そういう自分の首も絞めてしまうような製品はさすがに販売しないみたいです。ぼくは、観客として、コマーシャルをドラマ部分から区別できます(最近は意識的に紛らわしいのも多いですが)。だから、その気になれば、そういう機能は製品に内在させることができる。
 
余分なものの排除というのは、簡単そうで簡単ではない、ということでしょうか。ある作家のエッセイに次のような内容のものがありました(と、記憶しています)。家庭にたまってしまった余計なものを深夜に夫婦で捨て始めたら、お互いにその作業が面白くなってきて、不用品の整理がどんどんと進んだ。一区切りついたあと、視線を移すと、そこには相手がいた。

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2017年12月 7日 (木)

冬至が待ち遠しい

樹に前の晩からの雪が積もった、下の写真のような早朝の景色というのも悪くありません。しかし、そういう景色のために生きているわけでもありません。札幌に暮らしていても、雪と寒さは得意ではない。しかし、陽光は歓迎です。
 
Photo
 
夏至が近づくと、日がとても長くなるので気分が高揚します(関連記事は「ライラックとアカシア、あるいは、夏至に向かう季節」)。
 
今は、その逆の時期ですが、少々高まった気分で(いちおう、そういうことにしておきます)冬至の到来を待ち構えています。理由は単純で、12月下旬の冬至は1年で昼が一番短い日なので、その日以降は、春分に向かって昼間が徐々に長くなっていくからです。
 
しかし、寒さと根雪と道路のアイスバーン状態はその日以降のほうがもっとひどくなり、大寒あたりがそのピークです。しかし、そういう状況が続いたとしても、そして毎日の雪で陽の光が遮られても、年末からは昼間が長くなる。冬至が待ち遠しい。

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2017年12月 6日 (水)

野菜の「おためし購入」

冬が近づくと、地元の有機野菜も、カボチャ、ヤーコンやニンジン、キャベツや白菜、紅芯大根や緑芯大根やカブ以外は手に入らなくなります。いわゆる濃い緑の葉物野菜が払底します。寒くて雪なので当然です。
 
そういう事情なので、期間限定で無農薬野菜のキャンペーン(送料無料)をやっている、「安全・安心な食材」に焦点を合わせている野菜の宅配業者から、配偶者が「おためし購入」をしてみました。どういう種類の野菜が送られてくるかは書いてあるのでわかっていますが、現物の鮮度をじかに眼にし、実際に食べてみないことには始まりません。
 
10種類以上の野菜が全国各地から集められていて、北海道からは、ジャガイモとタマネギ。久しぶりのカイワレ大根も入っていたので、サラダで楽しみました。新潟のモヤシ、熊本のレンコンや宮崎のサツマイモもうれしい。
 
キャンペーン対象品目のひとつに「食事キット」というのがあって、プロモーションメッセージは「たった20分で晩ごはんが完成」。二人分の食材が、ニンジンなどはカットされた状態で、入っています。今回は「そぼろと野菜のビビンバ」と「小ネギと海苔と豆腐の韓国風
スープ」で、到着日の晩ごはんとして(それだけでは少ないので、別に追加して)食べてみましたが、海苔もよく乾燥していて(海苔は味付けでないほうが好みなのですが、そういう細部を除けば)けっこうな按配でした。
 
リピーターになるかどうか、リピーターになるとしてどのレベルのリピーターになるか、配偶者が検討中です。
 
関連記事は「生鮮品の宅配サービス」。

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2017年12月 5日 (火)

ひらがな表記ではなくて、ローマ字表記で見ると・・

日本語の動詞の活用の構造や敬語・謙譲語の成り立ちは、ひらがな表記で見るよりも、もっと細かく分解してローマ字(という音素)表記で見た方がわかりやすいとということを、ぼくは「金谷武洋(かなやたけひろ)」の日本語についての何冊かの著書で教えてもらったのですが、似たような話題に最近出合いました。
 
可能動詞の話です。
 
「食べることができる」ということを表す可能動詞は、「食べられる」が正しい使い方で、「食べれる」は間違い。同様に「見れる」は正しくなくて、正しくは「見られる」。ぼくたちはそう教わってきたし、また、実際にそういう使い方をしています。
 
しかし、『「ら抜き言葉」で抜けているのは「ら」じゃない? 予想外の真相が…「正しい日本語」論争への答え』という記事によれば、『「見れる」「食べれる」といった「ら抜き言葉」。一部の人には評判があまりよろしくない使い方ですが、文化庁の2015年度「国語に関する世論調査」では、「ら抜き言葉」を使う人が、使わない人の割合を初めて上回りました。』だそうです。
 
「ら抜き言葉を使う人」とは、一部でも「ら抜き言葉」を使う人を指すのか、可能動詞はすべて「ら抜き」で通す人を指すのか判然としませんが、いずれにせよ「食べれる」「見れる」人気が、「食べられる」「見られる」人気を上回ったということのようです。
 
「食べられる」から「ら」が抜けて「食べれる」、「見られる」から「れ」が抜けて「見れる」というのがひらがな表記で見た時の変化ですが、これをローマ字表記で眺めると、その記事にあるように、「taberareru」からまん中の「ar」が抜けて「tabereru」、同様に、「mirareru」から まん中の「ar」が抜けて「mireru」。この方がわかりやすいかもしれません。
 
Photo (同記事より引用)
 
「行ける」「歩ける」に関しては、『室町時代ごろから「行ける」「歩ける」といった可能動詞が生まれ、もともとあった「行かれる」「歩かれる」と併用されるようになりました』、ということなので、先行事例は、それなりに古い。
 
別のよく知られた表現を「ひらがな表記ではなくて、ローマ字表記で」観察してみます。その表現とは、「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ」の「小諸なる」です。
 
「小諸なる古城」とは「小諸にある古城」が変化してできたものですが、「なる」と「にある」をひらがなで見くらべてもその変化の様子がよくわかりません。しかし、ローマ字表記で、「KOMORO niaru KOJO」の「niaru」から「i」を抜いて「naru」とすると、「にある」から「なる」への「い(i)抜き」変化の具合が納得できます。
 
日本語文法の説明にローマ字表記といった漢字と仮名以外の文字を持ち込むことに違和感を覚えるかたもいらっしゃるとは思いますが、それなりに便利なところがあります。
 

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2017年12月 4日 (月)

今年の松市は12月9日

比較的近所の花屋さんに「松市 12月9日」と大きく書かれたポスターが貼られていました。結婚式やその披露宴のフラワーアレンジメントといったものがその花屋さんのビジネスの中心ですが、お正月などには一般消費者にも、とてもセンスのいいお正月飾りだけでなく、単品の松や南天なども販売しています。
 
で、「松市」とは、新年の門松やお正月の生け花用の各種の松(枝若松や大王松など)を専門に扱う市のことで、「松市 12月9日」とは、今年はその市が12月9日にあるという意味です。だいたい全国どこの花卉(かき)市場もそのあたりに「松市」を開催するみたいです。
 
だから、花屋さんは、お正月飾り用の松は必要量を全部その日に仕入れて、年末近くまで保管し、それをそのまま売ったり、付加価値のついた飾り物に組み込むということになります。
 
下は、何年か前のお正月飾り。根付き松を買ってきて、それをそのまま使ったもの。とても簡素な門松です。今年は、玄関用には、昨年や一昨年と同様、その花屋さんで、センスの良いお正月飾りを買うことになると思います。
 
Img_3006_rev

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2017年12月 1日 (金)

寒くても歩きやすい歩道とそうでない歩道

夕方の凍りかけた歩道というのは、たとえば下の写真のような状態をいいます。雪が積もった後、凍り「かけて」いる状態なので、滑るけれどそれほどツルツルではありません。しかし、このあと氷点下5度~8度くらいの気温が続くと、翌朝の同じ場所は、グリップ力が強いタイプの冬靴でないとツルツルでうまく歩けない。油断しているとひっくり返る。
 
しかし、ほんの軽くでも雪が降ると、その雪が滑り止めになるので、急に歩きやすくなります。
 
Photo 
 
昨日から今日、そして明日まで、冬日だそうです。冬日とは、念のために説明すると、その日の最高気温が零度未満の日のことを言います。つまり、外は一日中冷凍庫のなか、ということです。しかし、今回はいいこともありました。
 
一週間くらい前まで積もって凍っていた雪が、3日ほど前の10度以上の急な気温上昇と気温上昇に伴う雨の力で、融けて流れて、歩道からは一部を除いては白い氷の層が消えてしまいました。こうなると、どう寒くなろうと、雪さえ降らなければ、歩くということに関してはほとんど問題がない。風が吹くと、歩いていて嫌になるくらい手や耳が凍えるにしても。

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