ぜひ試したい飲み物:「燗酒(かんざけ)ボトル缶」
商品紹介記事なんかで目にした折に、「そういう機会があればぜひ試したい」と思う商品はほとんどないのだけれど、これはめずらしい例外です。そういう外出の機会があれば、必ず買うと思います。「ボトル缶の燗酒(かんざけ)」です。
室温や暖かくして飲む酒類は、ぼくの知っている範囲では、英国のビール(ビター)、赤ワイン、日本酒(いわゆる「冷や酒」と「燗酒」)、ウイスキー(ストレートとホットウイスキー)くらいです。
お酒に限らず、お茶も含めて、暖かい飲み物を外出時に飲みたい場所で自由に飲むことは不可能に近い。コンビニなどで気軽に買えるペットボトルの水やお茶は暖かい飲み物ではありません(たいていはとても冷たいのしかお目にかからない)。最近は淹れたてコーヒーをカップ販売していますが、持ち運べない。だから熱いのが欲しい場合は、自分で手ごろのサイズの魔法瓶に紅茶やコーヒーを詰めて持っていくしかありません。
だから、この「燗酒(かんざけ)ボトル缶」というのは嬉しい。そのあたりのコンビニで手軽に買えるのなら、春とは限らず、季節のお花見に便利です。そうすれば、『某月某日天気晴朗、一瓢を携えて老妻と杖を北郊に曳く』(青木正児著「酒中趣」)を楽しめる。蛇足ながら、「一瓢」(いっぴょう)とは日本酒の入った「ひょうたん」のポータブル容器のことです。それを腰に、ゆるゆると散歩して途中で花を肴にいっぱいやる。
ほんとうは野球場でも熱燗を一杯やりたいのだけれど、缶や魔法瓶は持ち込み禁止なので、そのあたりは不便です。
容器にはアルミのボトル缶で、販売流通チャネルは、コンビニや駅の売店だそうです。このままだと、オヤジの集まる競馬場や競輪場や競艇場でしか消費されない。記事によれば、この日本酒会社は「冬場の屋外のイベントやスポーツ観戦の場でも売り込んでいく」方法を検討中とのことなので、結果を楽しみにしています。
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