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2018年1月24日 (水)

愉快な天気予報とロシア語関連の雑談

その内容が愉快ではないこともあるのですが、興味深いので愉快ということにしておきます。
 
「本日の午後から関東以北や日本海側は大雪です。不要不急の外出はお控えください。」といったお知らせや注意や警報が全国を対象にした天気予報のコーナーで出ますが、関東以北の一部であるところの札幌では穏やかな一日で、雪もまったく見かけませんでした。
 
「関東以北は大雪です」を文字通りに解釈すれば、この予報は必ずしも正しくないことになりますが、本州の先の北海道のような地域は当初から対象外、ということであれば、正しい予報だったいうことになります(もっとも、札幌から北北東へ70~80kmのあたりでは大雪だったみたいです)。
 
これと似たことは台風の季節にもあって、どんな風に愉快な全国版の天気予報かというと、たとえば「台風は夕方から北海道に抜けますので、皆さんご安心ください」というもの。北海道にはこれから台風がやってくるのに、ねえ。北海道は、ときどきは、日本ではなくなるらしい。
 
北海道は食料自給率が200%を超えるので、そういうことなら、独立でも宣言しますか。冬の葉物野菜は現在は九州や四国から「移入」していますが、これを「輸入」するするつもりなら、冬も生きてゆけます。ロシア本土との間に、サハリン(樺太)、稚内経由で札幌まで新幹線でも作れば、農産物や寒冷地仕様住宅の「輸出先」も近くなって便利です。
 
北海道と青森の間にある津軽海峡は幅が約20km、水深は最深部が450m。新幹線などが走る鉄道用トンネルは水深が140mの下あたりに掘られています。
 
北海道とサハリン(樺太)を隔てる宗谷海峡は幅が50kmくらい、水深は最深部で60mです。昔は、サハリンと北海道は地続きでした。夏の稚内に行くと、海峡のすぐ向こうにぼんやりと煙ったサハリンが見えます。
 
サハリンとロシア本土を隔てる間宮海峡も幅は北部で約 40km,最狭部では 7.3km。全体に水深が浅く,また浅瀬が多い。冬は結氷し,氷上を往来できるそうです。「てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。」(安西冬衛・作)という一行詩における「韃靼(だったん)海峡」とは、その「間宮海峡」のことです。なお「てふてふ」は「ちょうちょう(蝶々)」。蝶々がひらひらと間宮海峡を渡っていった(関連記事は「「ちょうちょう」(蝶蝶)は「てふてふ」」)。
 
その気になれば、新幹線は建設できます。
 
インターネット経由で聞く世界のラジオ放送」で書いたように、Radio Gardenで楽しめる札幌からいちばん近いラジオ局は「ユジノ・サハリンスク@サハリン《樺太》@ロシア」の音楽放送局ですが、ハバロフスクやウラジオストクをクリックすると、ロシア艶歌を含む各種の音楽とロシア語のおしゃべりが流れてきます。
 
札幌で働いている、ある中国系ロシア人女性と先日ちょっと日本語と英語で立ち話をしたときに、ぼくの知っているロシア語は「ドーブロエ・ウートロ(おはよう)」と「スパシーバ(ありがとう)」の二つだけですと、その二つを発音したら、いい発音ですね、とお世辞を言われました。
 
これは五木寛之の初期エッセイ集のなかに登場する明治生まれの大学教授の話を通して覚えたロシア語で、ぼくの記憶が正しければ、その大先生は一緒にアエロフロートに乗り合わせた若い五木寛之から教えたもらった「ドーブロエ・ウートロ(おはよう)」を「丼ウォーター」、「スパシーバ(ありがとう)」を「千葉水郷」と手帳に書きとめた。ロシア文学専攻だった五木寛之が、スチュワデスに「千葉水郷」と日本語式に発音すると、にっこりと反応してくれたそうです。
 
実は、ぼくも、20歳代半ばの貧乏休暇旅行の際にアエロフロート機内で「スパシーバ」を試したことがあります。エコノミークラスは全席自由席で、前のほうほど座席の前後のスペースが広くて足がゆったりと伸ばせるという不思議な便でした(前もってそういう情報は仕入れてあったので、相当に前のほうの席を確保)。食事を配ってくれた時に、今でいうところの女性CAに、にこっとしながら「スパシーバ」というと、その時のアエロフロートの手順や規則がはたしてどういう風になっていたのか、みんなの食事が終わる頃、ぼくの席にお代わりがやってきました。
 

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