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2018年2月 6日 (火)

福島原発事故の現状

東京電力が2018年2月1日に発表した、福島第1原子力発電所2号機の格納容器内部の放射線量の測定結果の概要は以下の通り(調査はこの1月)。発表内容はいろいろな媒体で見られます。
 
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・原子炉を支える土台の外側で毎時最大42シーベルト、原子炉直下では同8シーベルト
 
・ただし、毎時42シーベルトを観測した原子炉の外側ではパイプの内部から測ったため、実際の線量はさらに高いとみられる。
 
・原子炉の真下では冷却のために注いでいる水で放射性物質が洗い流され、8シーベルトと線量が低くなった可能性がある。
 
・いずれも、人がとどまれば短時間で死に至るレベル
 
・2017年1~2月に実施した前回の内部調査では、最大線量の推定値は毎時約80シーベルト
 
・ちなみに、2011年3月の福島第1原発事故では、1~3号機で炉心溶融(メルトダウン)が起きた。核燃料が構造物などを巻き込みながら溶け落ちたと推定されている。
 
・だから、溶け落ちた核燃料の取り出しでは、高い線量に耐える遠隔操作装置などを用いる必要があると改めて確認された。
 
・・・
 
2011年3月11日以降によく目にした絵を再び参照すると(この絵はインターネットからの借りものです、この場を借りて作成者にお礼申し上げます)、いちばん上の「7,000~10,000ミリシーベルト 全身被曝 死亡」というのは、「7,000ミリシーベルト、つまり7シーベルトの線量の放射線を1時間全身に被曝すると間違いなく死亡する」という意味です。
 
だから、放射線量が50シーベルトだとして(毎時42シーベルトを観測した原子炉の外側ではパイプの内部から測ったため、実際の線量はさらに高いとみられる)、そこでかりに被曝すると、人は8~9分で死亡します。
 
高い放射線量には、電子計測機器も耐えられない。すぐに壊れてしまう。
 
「アンダーコントロール」とは、こういう事態を今後何十年間も(あるいは100年間、あるいはそれ以上)かかえながらの「アンダーコントロール」です。大きな火災を鎮めた場合に消防関係者は、あるいは反乱を鎮圧した場合に政府軍は、事態を制御下に置いた(アンダーコントロール)といいますが、事態を一定地域に封じ込めておいて目立たないようにやり過ごすという意味にも使うようです。
 
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