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2018年4月 9日 (月)

アニメ作品の原作者

「火垂るの墓」(ほたるのはか)をアニメ化したアニメ作家がお亡くなりになったということが、ニュースとして夜の先週末の報道番組で取り上げられていました。しかし、男女のキャスターの口ぶりだと、「火垂るの墓」は最初からアニメ作品という風情で、これはもともとは1967年に発表された野坂昭如(のさかあきゆき)の小説であるということへの言及はありませんでした。
 
彼らは、担当者も含め、そういうことを知らないのか、そういうことを視聴者に知らせる意味はないと考えたのかどちらかはわかりませんが、顔つきや口調からして原作を読んだことがないらしいと推測してます。
 
アニメ作品としての「火垂るの墓」は、いつかは忘れましたがテレビで放映されたときにはじめて見たのですが、途中で観るのを止めてしまいました。言葉で書かれた原作を映像化したものが原作を超える場合もまれにありますが、たいていは原作の言葉の持つ力にかなわない。このアニメ作品もぼくにとってはそうでした。
 
この作品は、太平洋戦争の空襲からその後の混乱時期に栄養失調で死んでいく幼い妹と中学生の兄を主人公にした静かで哀しい反戦小説です。被害者としての観点からの反戦小説です。アニメ化されるということは、原作の小説は文字がいっぱいあって面倒なので読まないけれど、きれいな映像のアニメだと近づきやすい、原作のテーマに直に触れる人たちが増えるということなので、それはそれでいいことです。
 
 
 

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