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2018年5月24日 (木)

「さっぽろライラックまつり」、あるいは、お祭りとは何かをダシに使って飲んで食べるものらしい

桜のころの寒さを花冷えといいますが、ライラックが咲く時期の寒さはリラ冷えと呼びます。ライラック冷えとはいわない。
 
札幌では、ゴールデンウィークに桜と梅と桃が咲くと、ひそかに同時に気の早いライラックが咲き始めます。その後そのあたりの樹々が鮮やかな新緑に溢れると、公園や街路や戸建てや集合住宅の庭でライラックが開花します。長い冬の後でライラックが開くと、やっとゆっくりと散歩でもしてみようかという気分になります。ライラックは比較的花の時期が長い。札幌だと5月いっぱい楽しめます。
 
先日、遅い午後に大通公園を所用で横切っていると、散策している観光客と思しき人たちや地元の親子連れに頻繁に出会いました。外出の季節です。
 
そういう札幌で、「さっぽろライラックまつり」が5月の中旬から下旬にかけて、大通り公園を中心に開催されています。大通り公園には400本のライラックがあり、その内訳は、濃い紫や淡い紫など濃淡の差のある紫系が370本、白が30本だそうです。札幌市のウェブサイトには「札幌市街路樹樹種別一覧」というのがあり、札幌市の街路樹の本数が細かく記載されているので、大通り公園のライラックの本数も植栽関係の職員が数えたに違いない。
 
「リラ冷え」のリラはフランスでのこの木の呼び名で、英語圏ではライラックです。フランスで「リラの咲くころ」というのはいちばん気候の良い時期のことだそうですが、緯度の比較的高い、湿気のない札幌だとその気持ちが実感できます。札幌ではライラックは、公園だけでなく、桜のように、遊歩道や舗道や庭になんとなく勝手に(と見えるような雰囲気で)植えられており、この時期から濃淡の違う紫や白の花を咲かせます。
 
大通り公園の「さっぽろライラックまつり」ですが、お祭りは、何かをダシに使って飲んで食べるものらしいということを思い出させてくれます。ライラックまつりのライラックは、多くの人たちの興味の外で(なかにはぼくたちのようにその写真を撮る例外もいますが)、関心はもっぱら食べものと飲みものに向かいます。ワイン、スイーツ、お酒の肴の各種の屋台が並んでおり、ラーメンの大きなコーナーもあります。こういう設営は大通り公園でイベントを企画運営するグループのよくするところです。
 
以下は大通り公園のライラック。薄紫と白。
 
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